第72回中小企業団体全国大会報告

  
 10月22日、「ザ・ヒロサワシティ会館」(水戸市)において、新型コロナウイルス感染拡大防止措置を講じた上で梶山弘志・経済産業大臣等の臨席の下、「第72回中小企業団体全国大会」が開催され、全国から中小企業団体の代表者約380名が参集しました。

 本大会では、大井川和彦・茨城県知事、高橋靖・水戸市長より歓迎のご挨拶を頂戴しました。多数のご来賓のご出席を賜り、梶山弘志・経済産業大臣より、ご祝辞を頂戴しました。続いて田村憲久・厚生労働大臣、野上浩太郎・農林水産大臣、関根正裕・商工組合中央金庫代表取締役社長より、ビデオメッセージを頂戴しました。


 大会は、阿部真也・茨城県中央会会長が議長に、堀一・新潟県中央会会長、坂倉徹・神奈川県中央会副会長がそれぞれ副議長に選任されて議事が進行し、中小企業・小規模事業者等の生産性向上・経営強靱化支援等の拡充、中小企業・小規模事業者の実態を踏まえた労働・雇用・社会保険料対策の推進、中小企業・小規模事業者の積極的な事業活動を支える環境整備など21項目を決議しました。

 また、稲山幹夫・福井県中央会会長が「デジタル化など生産性向上への取組み」と題して意見発表を行い、本大会の意義を内外に表明するため、山本主税・茨城県中小企業青年中央会会長が「大会宣言」を高らかに宣し、満場の拍手の下、採択されました。

 これと併せて、本大会では、優良組合(32組合)、組合功労者(74名)、中央会優秀専従者(20名)の表彰が執り行われました。受彰者より、有賀義裕氏(福島県酒造協同組合理事長)、竹脇元治氏(南町三丁目商店街振興組合理事長)、矢口加奈子氏(埼玉県中央会)に対して、森会長より表彰状とともに記念品が贈られました。

 次期全国大会については、令和3年11月25日(木)に、 神奈川県において開催することを発表し、大会旗が森会長から坂倉徹・神奈川県中央会副会長へ継承され、坂倉副会長が次期開催地会長挨拶を行った後、閉会となりました。
  
  大  会  決  議  
   
     
  T.中小企業・小規模事業者等の生産性向上・経営強靱化支援等の拡充 
 
  1. 新型コロナウイルス感染症及び多発する災害からの復興支援と中小企業強靭化・事業継続力強化への強力な推進
  2. 生産性向上の実現支援の加速化と新たな展開対応への支援強化
  3. 次世代への円滑な事業承継・後継者育成に向けた対策の強化
  4. 中小企業団体中央会の指導体制・支援機能の拡充・強化、実態やニーズにに即した組合制度への運用改善
  5. 地方創生推進に向けた対策の拡充
     
  U.中小企業・小規模事業者の実態を踏まえた労働・雇用・社会保険料対策の推進 
 
  1. 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に対する配慮
  2. 働き方改革の実現に向けた中小企業への配慮
  3. 中小企業の人材確保・定着対策
  4. 地域の実情を踏まえた最低賃金の設定
  5. 外国人技能実習制度の円滑化と拡充
  6. 外国人材の受入れ体制の整備
  7. 障害者雇用への中小企業支援策の拡充
  8. 国による職業訓練機能の拡充・強化
  9. 社会保険制度等の整備
   
  V.中小企業・小規模事業者の積極的な事業活動を支える環境整備 
 
  1. 中小企業金融施策の拡充
  2. 中小企業・組合税制の拡充
  3. 中小製造業等の持続的発展の推進
  4. エネルギー・環境対応への支援の拡充
  5. 卸売・小売業・まちづくりの推進、中心市街地活性化に対する支援の拡充
  6. サービス業支援の強化・拡充
  7. 官公需対策の協力な推進
   
     
 

▲大会会場
 

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