第73回中小企業団体全国大会報告

  
 11月25日、「パシフィコ横浜国立大ホール」(横浜市)において、「第73回中小企業団体全国大会」が開催され、萩生田光一・経済産業大臣、武部新・農林水産副大臣、黒岩祐治・神奈川県知事、山中竹春・横浜市長、関根正裕・株式会社商工組合中央金庫代表取締役社長等のご臨席の下、 全国から中小企業団体の代表者約1,700名が参集しました。

 本大会では、萩生田光一・経済産業大臣、武部新・農林水産副大臣、黒岩祐治・神奈川県知事、山中竹春・横浜市長、 関根正裕・株式会社商工組合中央金庫代表取締役社長よりご祝辞を頂戴し、後藤茂之・厚生労働大臣よりビデオメッセージを頂戴しました。


 大会は、坂倉徹・神奈川県中小企業団体中央会副会長が議長に、平栄三・千葉県中小企業団体中央会会長、 石丸忠重・長崎県中小企業団体中央会会長がそれぞれ副議長に選任されて議事が進行し、中小企業・小規模事業者等の経営強靱化・成長促進支援等の拡充、 中小企業・小規模事業者の実態を踏まえた労働・雇用・社会保険料対策の推進、中小企業・小規模事業者の積極的な事業活動を支える環境整備など21項目を決議しました。

 また、布川徹・徳島県中小企業団体中央会会長が「実感ある景気回復と地域を支える中小企業の持続的発展に向けた活力強化」と題して意見発表を行い、 本大会の意義を内外に表明するため、碇谷友貴・神奈川県中小企業青年中央会会長が「大会宣言」を高らかに宣しました。

 これと併せて、本大会では、優良組合(35組合)、組合功労者(76名)、中央会優秀専従者(20名)の表彰が執り行われました。 受彰者より、【優良組合総代】横浜化学工業団地協同組合(平森基起理事長)、【組合功労者総代】藤森典人代表理事(上土商店街振興組合)、【中央会優秀専従者総代】新濱博美氏(宮崎県中小企業団体中央会)に対して、森会長より表彰状とともに記念品が贈られました。

 次期全国大会については、2022年11月10日(木)に、長崎県において開催することを発表し、大会旗が森会長から石丸忠重・長崎県中小企業団体中央会会長へ継承され、 石丸会長が次期開催地会長挨拶を行いました。その後、豊永厚志・独立行政法人中小企業基盤整備機構理事長による万歳三唱の後、閉会となりました。
  
  大  会  決  議  
   
     
  T.中小企業・小規模事業者等の経営強靭化・成長促進支援等の拡充の拡充 
 
  1. 新型コロナウイルス感染症・多発する災害からの経済再生支援策の拡充
  2. 中小企業・小規模事業者・組合の成長促進投資への支援強化
  3. 中小企業・小規模事業者の持続的発展に向けた事業承継・事業継続に関する対策の強化
  4. 中小企業団体中央会の指導体制・支援機能の拡充・強化、実態やニーズに即した組合制度の再整備
  5. 地方創生推進に向けた対策の拡充
     
  U.中小企業・小規模事業者の実態を踏まえた労働・雇用・社会保険料対策の推進 
 
  1. 新型コロナウイルス感染症の影響長期化に対する配慮
  2. 働き方改革の実現に向けた中小企業への配慮
  3. 中小企業の人材確保・定着対策
  4. 地域の実情を踏まえた最低賃金の設定
  5. 外国人技能実習制度の運用の円滑化と制度の拡充
  6. 外国人材の受入れ体制の整備
  7. 障害者雇用への中小企業支援策の拡充
  8. 国による職業訓練機能の拡充・強化
  9. 社会保険制度等の整備
   
  V.中小企業・小規模事業者の積極的な事業活動を支える環境整備 
 
  1. 中小企業金融施策の拡充
  2. 中小企業・組合税制の拡充
  3. 中小製造業等の持続的発展の推進
  4. エネルギー・環境対応への支援の拡充
  5. 卸売・小売業・まちづくりの推進に対する支援の拡充
  6. サービス業支援の強化・拡充
  7. 官公需対策の協力な推進
   
     
 

▲大会会場
 

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