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【前年同月比】          
           
 

令和元年6月の景況
 ……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維 工 業 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
輸 送 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (6月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種
(産業分類細分類相当)
組合等及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 調理食品 出荷高は、前年同月比97.4%
冷凍食品 日本冷凍食品協会による4月の冷凍食品生産数量は、前対98.0%となり、昨年を2%下回った結果となった。1月〜4月累計は、前年対比99.2%となり、ほぼ昨年並みという状況にある。6月は梅雨入りの遅れにより天候が良かったこととGWの取り込み在庫も一巡したこともあり、ほぼ前年並みの荷動きに戻ったと思われる。
醤油 組合員の業況は売上高の伸び悩みが反映している状況にあると推察される。一般消費者の節約指向が低価格商品へシフトしていることも要因のひとつと考えられる。醤油は、生活必需品ではあるが、商品価格が消費選択の主な要因となる情勢がうかがわれる。
繊維工業 手袋 本年度の秋冬物の受注状況は、一昨年の寒波による流通在庫の減少を受け、昨年は大いに期待されたが、暖冬で期待を込めた増産も裏目にでた状況で、今冬の受注にも影響がでており、発注先の様子見や、小ロット化の流れは変えられない状況である。また、百貨店・量販店での手袋売り場の縮小化が進み、店頭での販売も厳しい現状は変わらない。人件費・材料費等の製造コストの高騰も販売価格には反映できず、加えて、寒くても売れない状況は今後も続くと予想される。スポーツ手袋全般に於いても競技人口の減少や若者を中心としたゲームブームの影響で外に出ること自体が少なくなってきており、防寒用・スポーツ用手袋も含め、若者を引き付ける商品開発が急務である。
木材・木製品 家具 量販店の低価格化、業績低迷によりメーカーは受注減。ターゲットとするマーケットの見直しやBtoCへの注力も必要。物流コスト、材料コストの上昇も厳しい。組合として新たなブランディングや販路開拓の必要性を感じる。
製材 製材工場は公共事業が低迷、プレカット工場は新築住宅(木造)注文住宅が減少、木材市場は大手ハウスメーカー・ローコスト住宅などが多く、木材使用料の多い地場工務店の物件が減少している。
木材 新築住宅着工戸数は減少しているが、リフォームは増加しており、業況は横ばいである。
印刷 印刷 全日本印刷工業組合連合会の付属組織に四国地区印刷協議会があり、6月末に徳島県において全印工連の幹部と四国4県の組合員が集まり、会合を開催した。その中で、経営革新マーケティング、環境労務、組織共済、教育研修の委員会があり、「幸せな働き方改革」を基本方針に各県より提出議題について全体で討議し、今回も充実した会議だった。今回のような内容のある会議が6月と2月に各県持ち回りで実施予定。
窯業・土石製品 生コン 生コン連合会として打出価格の浸透、実施により市況改善中。懸念材料は連合会共販の価格一本化等、ある程度の成果が出るまでの結束力の維持である。
石材加工 6月に開催した展示会では、一般入場者の財布の紐が固く、低価格商品でも販売状況は良くなかった。日々の生活に直結する物以外は購入を躊躇する傾向だと感じる。
鉄鋼・金属 鍍金 今年度の第1クオーターが終了し、原材料の高止まり、石油製品の上げ下げ等、状況は昨年度とそう変化はないが、新卒採用は依然困難であり、中途採用、その他多様な雇用形態(女性、障がい者、外国人技能実習生、高齢者)の検討を真剣に進める所存である。
建設用金属 県内物件見積もりはゼネコン・設計事務所とも少ないが、県外からの依頼は多く、手持工事量は一定程度確保している。しかし、受注後の図面の承認遅れによる工期のズレ、また、高力ボルトの供給難により契約に影響が出ており、大きな問題となっている。
輸送機器 造船 進水で船が少なくなり、仕事量の減少に伴って人員も減少。LPG船の受注はあるが、まだ操業アップには至っていない。
その他の製造業 団扇 各組合員とも6月中頃より注文が多くなっている。
漆器 5月開催の展示会の受注も低調だった。特に家具調こたつやダイニングテーブルといった大型家具の売上が減少した。
綿寝具 6月の業況は前半から少し後半にかけて小売業の売上が増加してきた。それでも前年同月とほぼ同じ。一方、自衛隊の資材が入り、雇用人員を増やしてとりかかっている。2,770枚の資材がとりあえず揃い、残りの追加分を期待してる。
小売業 青果物 梅雨の遅れもあって、夏野菜も順調な出荷だった。果物の生育には良かったのではないかと思う。
石油 資源エネルギー庁によれば、ガソリン需要は3%減少しているというが、組合員の聞き取りによれば5%〜8%の販売量減となっているようだ。組合員の経営は厳しい状況である。また、卸売価格アップによる小売価格の転嫁(+2円)ができていない状況。
電機 従来家電や省エネ、蓄エネ、創エネ商品といわれているLED照明や太陽光発電に加えて、リフォームや蓄電池といった新ニーズへの期待は、ますます高まっており、地域電器店からの積極的な提案営業がより肝要になってきている。 5つ星家電買換え促進事業(補助金事業)等には力を入れていく。
商店街 高松市 百貨店の人気催事が、昨年開催されたGWから本年は5月末〜6月初に移ったことで、6月初の人通りは多かった。しかしながら、6月3日以降はインバウンドを除くと人通りは少なく、気候も6月を通してしのぎやすかったため、季節商品の動きが芳しくなく、下旬まで売上は低迷した。月末には夏物セールが昨年より1日前倒しでスタートしたことで月間として売上は前年を上回る店が多くなった。消費増税を意識した駆け込み需要の動きは今のところ見られない。今後は、高額品を中心に資産価値の高いものから顕著な動きへ加速するものと思われる。政府は、増税後の消費下支え策を十分に配してあるとするが、非常に分かりにくく、利用しづらい。また、先行きの社会保障への不安もあり、多くの中低所得者は、生活防衛の意識も強く、消費増税前も後も財布の紐は固いままと思われる。富裕層とインバウンド客の取り込みに積極的な仕掛けを設けていきたい。 
高松市 イベントもなく、変化のない6月も厳しい1カ月間だった。消費者は先が見えず、買い控え、財布の紐は固く、ガードしている模様。月末には駅ナカのスーパーが閉店し、短い間でしたが経営の難しさが見えるようだった。
丸亀市 老舗の靴店が突然閉店して、周辺の店や顧客から戸惑いの声が上がっている。しかし、ベターゾーンのサイズや色が異なる商品を、顧客の要望どおりに揃えるのは、零細商店では限界にきていると個人的に考えている。往年のままの商いを続けている先では、このような突然死がいつ起きても不思議でないと思う。
観音寺市 賃貸住宅が以前は郊外や休耕地に多かったが、商店街の真ん中にも商店を取り壊した後に建てることが増えてきた。何も無い空き地よりはマシで街中人口が増えるだけ良い。商業地は住宅地へと変化しつつある。
サービス業 ディスプレイ 夏休み商戦に向けた店舗等の新築、改修の受注が多少増えている。
旅館 瀬戸内国際芸術祭があるにも拘わらず、全体に低調であり、10連休GWの余波か、8月の伸びが低調である。10月の瀬戸内国際芸術祭最終月も、今一つ予約に勢いがない。廉価、簡便な運用基準の宿泊民法の存在のみクローズアップされる現状であり、業界として低価格の競争になっている。
美容 他業種に劣らず、対面サービス業の美容業界は人手不足対策に各店ともに頭を痛めている。
建設業 板金工事 天候不順の影響で仕事が遅れている。また、大型建築の工事が減少している。
運輸業 タクシー 地方の景気は一部明るさが見られるものの、県内のタクシー業界の低迷は続いている。営業収入、輸送人員ともに減少し続けており、非常に厳しい経営状況にある。また、乗務員不足が深刻化しており、車両があっても動かせない状況が続いている。輸送需要が集中する時間帯を中心に配車依頼に十分に対応できていない状況にある。
トラック 令和元年5月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、1.5%増となり、対前月比では、△4.9%減となった。また、5月分利用車両数の対前年同月比は、△2.0%減となった。
貨物 6月28日・29日開催のG20サミットを目前に控え、27日から阪神高速道路・環状線など主要路線が30日まで終日通行止めとなった。混乱を避けるため、公立学校が休校となり、企業活動にも制約が出るなど市民生活にさまざまな影響が及んだ。物流関係では、ヤマト運輸や佐川急便は集荷や配送に遅れが生じるとして、一部地域で日時指定サービスを中止した。
     
 

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