集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
製粉業者が購入する外国産小麦が4月から18%の値上げとなる。小麦粉に波及するのは必至と思われるが値上げの時期は7月頃からになると思われる。 |
調理食品 |
出荷高は前年同月比98.2% |
醤油 |
組合員の業況は全般的に不振の状況にあり、売上高も低迷していると推察できる。当組合も2月はほぼ前年並の出荷量が確保できたものの、本年3月期の決算の見込みは5%以上の出荷量の減少が大きく影響し、利益は大きく減少するものと予測される。本年4月以降の原料価格の上昇(特に小麦価格の高騰)が懸念される。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
中国での人手不足や欧州メーカーの中国への製品発注のため納期遅れが発生していたが、1月入荷のため販売は多くなく、多くのメーカーが次シーズンのプロパー商品として在庫に回している。今後中国での生産状況回復が急務である。 |
縫製 |
本来中国で生産する予定の製品が、中国国内の縫製業就業人口の減少により生産できなくなったことから、急遽国内で生産するようになり、仕事量は増加しているものの、国内の工場並びに就業人口が減少しているため納期遅れ、残業代等人件費の増加等により利益はあまり出ていない。物が売れて忙しくなったのではないため加工賃もあまり高くなっていない。 |
木材・木製品 |
家具 |
組合全体として前年・前月と比較して売上高、販売価格等全ての面で悪い方向に進んでいると推測される。先月1社が倒産したがこのような状況が続けば、連鎖倒産とまで云わないまでも倒産が続くと思われ、組合自体の存続が危ぶまれる。 |
製材 |
住宅産業関連での税制(相続税の強化等)の変化が予想され、それらが好景気又は不況のどちらに影響していくのかが不安です。 |
木材 |
昨年末から住宅着工戸数が増加傾向にあり、景気回復の兆しかと期待したが、2月は低迷して明るさが見えない。 |
印刷 |
印刷 |
大手は回復の傾向が見え始めたというものの、中小企業にとっては先行き不透明。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
売上は底で、横這い状態と思われる。加えて最近県内外で建設関連業者の倒産が見られ、エリア内の不良債権発生が懸念される。 |
ブロック |
年度末にもかかわらず既に受注分の製造は終了し、先行きは完全に不透明。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
メーカーの3月在庫調整に伴う発注減があった。円高、原材料高、燃料高が収益に及ぼす影響は大きく、自社のコストダウンだけでは対処しきれない面もある。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
受注増加の気配があるが、売上増加にはまだ結びついていない。設備の稼働率は少しずつではあるが上がっている。一般機械については引き合いも増加し、期待感が膨らむが現実の受注増加までは至っていない。鉄骨は公共工事の動きが少なく、凹凸があり繁閑の差が大きく一日暮らし。零細企業は依然として受注環境、雇用環境共に厳しい。造船については引き続き高稼働率であるが、今後の採算、特に2年程度の将来については要注意。 |
輸送用機器 |
造船 |
組合としては1ドックが閉鎖しているため、2〜3ヶ月が踏ん張り時である。 |
その他製造業 |
団扇 |
大口受注の件数が減少している。また、その単価が低下傾向にある。 |
漆器 |
2月も天候不順で、売上は不調。暖かくなってお客様の動きが良くなることを願っている。 |
綿寝具 |
ガソリン等価格上昇により、消費者も寝具の価格上昇を受け入れてくれるがやはり売上が鈍い。値上げしても運送コストが上がっているので収益は悪化している。3月27日に高松−上海間に就航する中国の航空会社のチケットを購入したが東京便より安く、海外出張が行いやすくなりビジネスチャンスが増えそうである。 |
小売業 |
青果物 |
収益状況が悪化。 |
電機 |
エコポイント変更に伴い来店者数及び電話が目に見えて減少。特にテレビの売上が前年度と比較した場合、30〜40%ダウンしている。また他の商品も軒並みダウン。エコポイント効果は今年になり無いに等しい状況。我々家電業界も今後は不況業種の仲間になるのではないかと心配。 |
商店街 |
高松市 |
2月も過去、経験した事がないほど厳しい月だった。どの業種も低迷しており、景気がよくなるのはもう夢の世界のような気がする。政治がよくならない以上期待がもてない。商店街の人通りも減少。人が多いなと思う曜日は本当に少なくなった。 |
丸亀市 |
商店街の中は相変わらず「閑古鳥」が鳴いている。2月に、毎月第4土曜に開いている「市(いち)」にあわせて、若者をターゲットにした「アニメフェス」をやったが、終日若者を中心に街が賑わった。店の売上げに直結はしないが人を街に呼び込むのに、既製概念にとらわれない新しい発想が大切だと実感した。また、商店街は絶えず「何か」をやって行くことの必要性を感じた。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
受注減が続いているうえ、受注価格も減少傾向にある。少し上向いていたと思っていたが、また動きが低調になった。このまま年度末を迎えると相当厳しい社会現象が現れると思う。 |
旅館 |
今月も、稼働率は昨年に比較し同一であったが単価低下で、売上は10%減少である。出張も減少し、1月と同様の低迷である。 この低単価化に歯止めをかけるべく、様々な手段を講じているが、売り上げ減で、これでは稼働率を上げるには、低単価化しかなく、絶対売り上げ金額は、厳しい状況となり、資金ショートへの道を進む形になり、各施設苦戦している。 |
情報 |
大きな変化はないが、年度末で次年度の予算・計画等が動いていおり、スマートフォンなどへの新たな取り組みが見られる。 |
建設業 |
総合建設 |
国の公共事業予算は、政権交代後の本年度は過去最高の18%強が減額され、マニュフェストで掲げた額を1年で達成したにもかかわらず、来年度においても実質5%の減額となる。完工高のほとんどが公共事業の組合員には非常に厳しい状況。 |
運輸業 |
トラック |
1月分の高速道路通行料金支払額も対前年同月比で3.8%増であり11ヶ月連続の増加であるが、昨年7月(12.3%増)、8月(6.9%増)をピークとして減少傾向をたどっている。昨年4月に高速道路の新料金制度を発表して以降紆余曲折があったが、2月16日に高速道路の当面の新たな料金割引に関する計画案が発表され、中型車以上については上限性がなくなり、従来通りの距離別であるが、普通車に比べて格差があるため国民生活、産業活動を支える物流についても割引拡充並びに営業者向けの割引制度創設等が必要である。 |