前月へ   次月へ
【前年同月比】          
           
 

平成24年2月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (2月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 4月から外国産小麦が15%値下げとなるが、小麦粉価格については原料小麦の備蓄があるので、3ヶ月遅れとなる。
調理食品 出荷高は前年同月比101.6%。
豆腐 大手スーパーの進出による顧客の分散化のため販売増が望めず、ジリ貧傾向にある。
醤油 組合員の売上状況は停滞しており、組合の出荷量は前年同期比で98.3%である。平成23年9月以降の需要減退が原因で在庫過剰となったため、減産を実施した。原料価格(大豆、小麦、食塩)も前年度より値上がりしており、原料費の上昇が懸念されたが減産のため、ほぼ前年度並の原料費となり、利益状況もほぼ前年度並が期待できると予測している。本年度の設備投資は修繕が中心となっている。来年度には設備更新を計画している。
手延素麺 小麦粉価格が上昇したが、今年度は商品への価格転嫁は行わない。
繊維・同製品 手袋 今冬の寒波により防寒用手袋は好調であったが、スポーツ用手袋は逆に寒さの影響もあり、ゴルフ手袋を中心に苦戦している。
木材・木製品 家具 今年になって組合員事業所に人員整理が見受けられ、昨年に比べて家具製造・販売業は一段と厳しい環境下にあると思われる。会議終了後の談話でもその一端がうかがえる。共同受注事業も該当する案件がない状況である。
製材 東日本大震災から1年が経つが復興の兆しを感じられないし、品不足等の影響もなく、ただ単に不景気であると感じる。
木材 木材の荷動きが停滞し、出口の見えないトンネルに入った状態が続いている。
印刷 印刷 印刷用紙価格については、紙卸商の営業努力(在庫調整)もあり、2月までは値上げ要請は強くなく、以前の価格で推移している。景況感も底堅さが見られ、売上増加となった組合員も数社ある。翌年度もこの流れが続いてほしいが、先行きは不透明である。
窯業・土石製品 生コン 市況の低下が収益を圧迫している。地域外の一部の同業者による適正価格を下回る営業が要因と思われる。
ブロック 東日本大震災から1年と報道されているが、東北地方では瓦礫処理や住居問題、雇用等全く復興されておらず、業界の景況も全く不透明のままで、不安で落ち着かない。
石材加工 今後の業績回復もなかなか見込めそうもない状況のなか、後継者のいない事業所では閉鎖するところも出てきている。
鉄鋼・金属 鍍金 欧州金融不安や円高によりメーカーの増産マインドに足踏みがみられる。主力の受注業務はもちろんのこと、各組合員は新規商品の積極的受注に工夫を凝らしているところである。
一般機器 一般産業用機械・装置 総じて景況に若干の明るさが見受けられ始めた。短納期ではあるが、受注が確保されている業種が増加しつつある。造船並びに造船関連事業等の輸出産業は年初来の円安傾向が今後も続くようであれば、止まっていた商談のも期待がかけれらる。公共事業が中心のフェンス類製造、汚濁処理施工、管工事は仕事量が大幅に減少しており、商談も受注に結びつくような内容は少ない。ただ、これらの業界は震災後のインフラ整備が進行しつつあり、仙台空港等をはじめ大手ゼネコンから砕石プラント、廃水汚濁処理設備の試作品の要請がある。予算化はされているが、本格的な動きは汚染の処理如何にかかっている。
輸送用機器 造船 昨年度に比べ、売上が減少している。各社ともにしばらくは苦しい状況が続きそう。
その他製造業 団扇 骨、紙等の原材料価格が上昇している状況下であるが製品単価に転嫁している業者はあまり多いとはいえない。また、市場の動きは良好なように感じられる。
漆器 前月と変わらず売上は低調である。
綿寝具 2月の業況は震災の補正予算のため自衛隊の布団加工がピークだった。しかし、民需の動きが鈍く、一年の内でも最低の売上で官需が民需を大きく上回った。官需は3月で納品が終了するのでこれからの売上確保が大変。
小売業 青果物 取扱い量は増加しているが、高値が続いている。
石油 原油コストの急騰で週決め仕切り価格は3週間連続で大幅な値上げ。これを受け全国各地のSS店頭では価格への転嫁を進めているが、急激かつ大幅なコストアップのため、転嫁が追いつかず、日々マージン縮小を強いられているのが実情である。原油相場はなお騰勢を強めており、今後も仕切り価格の連続的な引き上げ公算が強い。
電機 前月と同様の利益、売上ともにダウンの状況が続いている。この状況が続けば経費節減を理由に組合脱退が増加することが予想され、2月だけで5人の組合員から脱退予告があった。また我々地域電機店では後継者不足や経営者の高齢化が問題となっており、今後も脱退する組合員が増加すると危惧している。
商店街 高松市 4月中旬に商店街内にショッピングモールが完成するため、求人の募集が始まった。ショッピングモールに対して来街者や周辺地域からの期待の声が高まっている。
高松市 景気は最悪で、非常に寒い日が続き、人出が少なく売上もほとんどの業種で下がっている。人が街に来ないかぎり売上には繋がらない。
丸亀市 平日・土日、日中・夜間に関係なく街はガランとしている。人が歩くのは、朝と夕方の通勤・通学の人だけという悲惨な状況である。人が来ないうえに、消費者の節約志向は強く、店主たちの「嘆き節」を聞く毎日である。
サービス業 ディスプレイ 全国に販路をもつ組合員企業はこの時期は忙しいようだが、地元業者を顧客とする企業には変化はない。東日本大震災関連の受注が地方にもでてきそうだ。
旅館 2月は、当社としては対前年比2%売上げがダウンした。内容としては一昨年に対比して18%減で、低単価化がさらに進行しおり、大幅な赤字となる見込みである。昨年3月11日の地震より、9月まで売り上げは低迷し、累計7ヶ月の赤字は、後半の追い上げでは、カバーしきれなかった。これは、ほとんどのホテルに共通しており、売上げのダウンは避けられなかった。金融機関も、引き締めに入っており、業界として非常に心配している。
情報 大きな変化はないが、案件によっては価格競争が厳しくなってきている。
運輸業 タクシー 景気の低迷により営業収入、輸送人員とも減少傾向が続いており、厳しい経営状況となっている。
トラック 1月分の高速道路料金支払額の対前年同月比は100.5%となった。例年は1月分の通行料金支払額は年間の最低額か、その次に低いのだが、少ないながらも現行割引制度の3年前からみると毎年微増となってきている。
     
 

Copyright(C) Kagawa Federation of Small Business Associations.Arr rights reserved.