集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
惣菜 |
販売価格の上昇が各組合員にひびいている。原価率の上昇に結びついているようだ。 |
製粉製麺 |
乾麺は8月の天候不順により消費が落ちている。10月期の外国産小麦の価格改定が発表されたが、今回は小幅な値動きで0.4%の引き下げとなった。 |
調理食品 |
出荷高は対前年同月比100.1%。 |
冷凍食品 |
外食事業における消費税増税以降の消費については、業態により業績が左右されている。また7〜8月にかけては台風などの自然災害が発生して消費に影響をもたらしている。それらの影響により冷凍食品業界においては在庫過多や出荷数量にも影響が出てくると考えられる。 |
醤油 |
平成26年3月の消費税増税による駆込み需要の反動が依然続いているものと推測される。本年4月〜8月の各月の出荷数量は前年同月比で全て下回っている。当組合の4月〜8月の出荷数量は前年同月比90%程度と厳しい状況にある。9月の出荷数量の増加を期待したいが本年度上半期決算は厳しい内容と予測される。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
平成26年度秋冬物の受注は昨年の販売不振のため流通在庫が多く残っており、厳しい状況である。夏物のUV手袋も天候不順で販売は伸び悩み、価格も下落傾向にある。 |
木材・木製品 |
家具 |
消費税の増税の余波は依然として続いていると思われる。平成26年3・4月の売上と比較すると隔たりが大きい。ちまたでは7〜9月は消費税増税の後遺症が残っていると言われているが、全くそのとおりであり、早く増税前の状況に戻ることを願っているのが現状である。 |
製材 |
前月と比べてやや好転している。木材市場・製材は売上が増加し、在庫が減少。プレカットは受注は増加しているが、価格は横這い。 |
木材 |
大きな変化は無いが、住宅着工数が減少気味なことを受けて業況もやや悪化している。 |
印刷 |
印刷 |
売上面では前年比で大きな変化は無いが、回復に向かっている実感に乏しい。コスト面でも変化無く、年初に上がった原材料価格の転嫁には至っていない。 |
窯業・土石製品 |
石材加工 |
前年同時期は消費税増税の影響で売上が増加していたのを考慮しても例年並みの売上に戻っていない。組合員からは事務所で一日中一本の電話も無い日が多いとの話を聞く。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
ものづくり基盤技術産業に対しての補助金、優遇措置等が以前よりも散見できるようになり、この追い風をもって原材料・原油高によるコストアップ、人手不足という逆風を相殺したいところである。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
建築用鉄骨加工、組立工事は昨年に比べて消費税増税に伴う駆け込み需要の反動の影響か7月以降若干の受注減となった。内容はスポット工事では受注残は1ヶ月(通常2〜3ヶ月)で大手スーパー店舗の設備工事である。今後、地震・津波対策として建屋は頑丈な鉄骨構造の要望もあり、需要増が期待される。この様な状況下での10%への消費増税は中小零細鉄工業の経営基盤を揺るがすこととなる。建設用クレーンは前期に続き海外では北米を中心に資源開発が活発なため生産増の影響を受け受注が好調に推移、国内では震災後の復興需要のほか公共工事の増加により増産を続けている。これらの大手製造メーカーの順調な生産に支えられて中小下請加工工場も受注は継続しフル生産体制にある。造船関連事業は南米におけるエネルギー資源の需要増と円安の影響によりLNG船を中心に受注が伸びており、舶用エンジンメーカー、部品加工工場は約3年間の受注を確保している。受注競争による建造単価が安いために造船関連事業製品は従来の値引きに加え安値受注の影響により、価格は一層厳しい状況である。 |
輸送用機器 |
造船 |
8月は前月と比べて変化は特にないが、9月に入り雇用人員が増加傾向にある。 |
その他製造業 |
団扇 |
今期の丸亀全体のうちわ販売数は全般的に減少しており、来期に向けての展望が不安視されている。 |
漆器 |
天候不順による客足の低下等のため売上は減少。 |
綿寝具 |
8月の業況はお盆前の売上増加もなく非常に厳しい状態。天候不順による農家の収入減で本業界の収入も減少している。これで消費税が10%になると最悪の状態になると思われる。税率を上げて本当に税収が上がるのか疑問に思う。 |
小売業 |
各種商品 |
8月のバーゲン時期に雨のため客足が遠のいた。 |
青果物 |
台風と盆休みで極端な値段になり、未だに高値状態が続いている。お盆前に市場内ではキュウリ1本400円、白菜1玉1,500円といった高値が見られた。入荷量は少ない。 |
石油 |
8月は台風等の天候の悪さから売上が対前年同月比で10%程度の低下となっている組合員が多い。外部環境として原油価格が下がっているが元売の卸値にはわずかしか反映されていないため、今後の値下がりが待たれる。4月の消費税アップ後の組合員の状況は、売上高・採算面ともに厳しい状況が続いている。 |
電機 |
景気の回復に足踏み感が出てきた。4月の消費税増税直後の大きな落ち込みから持ち直してきたところで台風や大雨などの天候不順が消費を冷やしている。家電業界はエアコン、夏物商品に期待していたが前年度と比較すると20%程度のダウンである。 |
商店街 |
高松市 |
中旬頃まで週末ごとに天候不順が続き購買意欲がそがれ、後半に持ち直すも勢いは感じられない。増税後の反動減も想定より長引く気配が強く、ガソリンや光熱費の高止まりは家計に重くのしかかっている。飲食もファミリーや個人中心の店は厳しさを増しており、全体の消費回復は地方では冬までかかるのではないだろうか。 |
高松市 |
今月は雨と台風の影響で売上は散々。営業日数も台風のため減少し、帰省客が商店街に出かけてくることも減ったように感じた。高松まつりの花火大会を見るため豪華客船「飛鳥U」がサンポートに寄港、商店街に乗船客が来ていただけたことはとても良かったので、今後も続けて頂きたい。 |
丸亀市 |
丸亀市の夏の一大イベントの婆娑羅まつりが開催され、今年は涼しく当日の天候にも恵まれて、例年よりも多くの人が商店街・中心市街地を訪れた。飲食の店などは恩恵を受けたが物産・高級品を扱う店には全く影響は無く、まつりの歓迎度・好感度に格差が見られた。自店への販売効果は別として、来訪客を接待して街のイメージアップに努めるマインドが欠如しているあらわれであり、商店街の現状や課題を改めて認識した。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
仕事はあるものの単価が折り合わない。あるいはリストラ等により人員不足で職人の奪い合いが起こっている。県内でも人件費は上昇傾向にあるようで外注費の増加のため、売上増には結びついていないようだ。 |
旅館 |
8月は、数字的に昨年より2%程度の減少であった。ただ、昨年は瀬戸内国際芸術祭の影響があり、また度重なる台風、大雨など悪条件をかんがみると善戦といえる。全国中学校総体が大きな一因である。しかし食材等は20%程度上昇、電気料金のアップもあり収益を大きく圧迫している。この秋は繁忙期であるが大きなイベントもなく、食材の高騰もあり対昨年比を下回ることが予想される。さらに消費税10%もささやかれはじめており、今後1年間が全く見通せない状況である。 |
情報 |
概ね好調である。 |
美容 |
現在、美容連合会BMS制度(ビューティー・マネジメント・サポートシステム)を日本政策金融公庫、メーカー、全国生活衛生営業指導センターが共同して若手の創業支援ネットワーク構築にすることにより組合員減少に対応するためのワンストップサービスを実施している。 |
建設業 |
総合建設 |
公共工事の予算は下げ止まっているものの、内容を見てみると震災関連及び耐震関連(建築)に重点配分され土木関連が本年度はむしろ減少している。 |
運輸業 |
タクシー |
地方の景気回復の遅れのため、運送収入、輸送人員の減少が続いており、4月からの消費税率引き上げに伴う運賃改定を実施したが依然として乗り控えが続いており、厳しい経営環境にある。また、ドライバーが高齢化しており、新たなドライバーの雇用も難しく労働力の確保に苦労している。 |
トラック |
平成26年7月分の高速道路通行料金利用額の対前年同月比は35.7%増、対前月比では6.8%増となった。また、7月分の利用車両数の対前年同月比は11.8%の増加となった。 |
貨物 |
燃料価格が下がらない。 |