集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
全体的に需要が漸減している中で、前年を維持している組合員もあるようだ。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比96.1%であった。 |
冷凍食品 |
日本冷凍食品協会まとめの3月の冷凍食品の数量は、前年対比103.8%と好調に推移している結果となった。また、日本冷凍めん協会が昨年の生産食数を公表し、麺類合計で、17億9,368万食(前年比103.8%)、うどんについては10億6,000万食(前年比100.9%)と、こちらも好調に推移した結果となった。 |
醤油 |
組合員の状況は、4月から5月で、やや売上増加と推察される。6月から7月のお中元シーズンの売上増加を期待したい。当組合の生揚出荷数量については、前年同期比(4月〜5月)102%程度で推移している。今後の出荷量増加を期待したい。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
平成29年度の組合員調書(売上等)もほぼ出てきている状況だが、厳冬にもかかわらず予想外に販売状況は良くなかった。ただし、廉価品ではあるが流通在庫の削減にはなった模様である。企業間格差が目立っている。 |
木材・木製品 |
製材 |
製材工場は、県外業者との競争によりコストダウンに努めている。プレカット工場は、大手ハウスメーカーの賃貸住宅、貸家建売は増加しているが、相変わらず戸建新築住宅の減少により、加工も減少している。木材市場は、ハウスメーカーが圧倒的に強く、地場工務店の物件が減少しているため、木材小売業者への受注も減少している。 |
木材 |
新設住宅着工戸数の減少により木材の需要が減少して、木材製品の一般価格も横ばいの状況である。国産丸太供給の遅れから、製材工場の生産も減少している。 |
印刷 |
印刷 |
月次報告ではあるが、県下印刷業界においては、売上、雇用人員等の内容が少し変化しているように考えられる。印刷業は、各産業の末端を担っているが、機械設備、プリント資材等の技術革新、人材の多様化が求められている中で、取り入れている事業所もあり、旧態依然のままの事業所もある。各事業所が特異部分を伸ばすといった努力が見受けられる。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
大型連休、年度末在庫調整の影響もあり、5月は売上高こそ落ち着いたが、雇用の確保だけは何とか維持できたようで、これからの設備操業向上を実現させたい。ただし、中途採用の動き(第2新卒含む)はあったが、新卒採用は、ほぼ停まったままである。 |
建設用金属 |
建築鉄骨の業況は、組合員全体としての手持ち工事量は3ヶ月程度を確保している。しかし、県内見積もり件数は少なく、夏以降の見通しは不透明である。ただ、県内大型物件は生産能力の問題で対応できないケースもあり課題がある。 |
輸送用機器 |
造船 |
安定操業で推移している。昨年度と比べると、人員も売上も減少している状況。 |
その他製造業 |
団扇 |
各組合員から、大口取引は、大変に少ないとの連絡があった。県、市と組合の連合会で実施している丸亀うちわ活用プロジェクトは、若手の実行委員会の活動により、少しではあるが、成果が出ている。 |
漆器 |
香川のぬりもの新作見本市とフェアーが開催された。5月16日、17日が見本市で、17日、18日が一般の人も入場できるフェアーとして開催された。バイヤー対象の見本市は、ほぼ昨年並みの来場者であったが、フェアーについては、予算の関係で土日の開催でなかったため、1,500人位減少した。 |
綿寝具 |
5月の業況は、前月と同じく不調。売上が、前年比で10%の減少。組合内で、好調な所と不調な所にはっきり分かれた。小売りは、梅雨に入り客足が落ちている。仕事以外に役員会、総会などの会に追われる日々。 |
小売業 |
青果物 |
春野菜の豊作で価格が安定したが、全体の動きは、GW以降は悪かった。 |
石油 |
対前年比の売上量が、−5%であると組合員から聞かれた。ガソリン単価は、5月中に6円卸売価格が上昇するも、小売価格に反映できたのは4円と、まだ、2円程度は上昇するだろう。 |
電機 |
スマートライフコンシェルジュ講習は、お客様との直接的な接触活動ではないが、省エネなどの観点を持っての接点時に役立つ内容である。商業者である組合員にとり、お客様との接触時の効果的な提案や商談を進める上での知識、スキルの向上は不可欠と言える。また、高齢者宅訪問による安全点検活動などを見ても、適切な対応で、お客様とのつながり強化を構築する大事なチャンスと言える。接点活動を地域に密着している店は、かなり少ない。長年実践しながら、独自の工夫改善を重ね、店の活性化に結び付けていくことが、地域店の成長にもつながると考えている。 |
商店街 |
高松市 |
インバウンド客を含め商店街の人通りは多く、にぎわいがある。4月まで好調であったアパレルは初夏物の動きに好調不調が分かれるところとなった。高級ブランドを中心に富裕層に下支えされた消費環境が続いて、概ね高級衣料品、化粧品、宝飾品は価格が高い程、好調をキープしている。株価の大幅な下落等がなければ、しばらくはこの傾向が続くものと思われる。また、インバウンド客も同様に台湾からのお客様を中心に高級品の購入が目立つようになっており、店舗の一割程がインバウンド客に占められる店も出てきている。梅雨入りはしたものの、夏物の動きは活発でないため、暑い日が増え、セール(7月初め)までに売上を伸ばしておきたいところであるが、天候次第であり、アパレルには厳しい夏と言えるかもしれない。中所得者層は相変わらず財布のヒモは固い状態が続いている。 |
高松市 |
ゴールデンウィーク中は、通勤者が減り平日より静かな商店街だった。近隣百貨店では、イタリア展、全国うまいもの展を開催して、少しは人通りも多くなり、5月は各種団体の総会が多く、人通りが多い日と少ない日が極端にある。飲食店は影響を受けている。売上が厳しい店が多く四苦八苦の状態。 |
丸亀市 |
全体的な業況は「底ばい」だと感じる。GWの二日間に、丸亀市の最大イベントのひとつの「お城まつり」がおこなわれた。「ディズニーのミッキーのパレード」があった昨年に比べて人出は落ちたが、商店街も人は多かった。JRを使ってお城へ行ったお客も、途中の大型店で「50円の飲み物やおにぎり」を買った人が目立ったと聞いた。つまりは、節約志向=デフレは続いていて、商いはこの現状を知ってマーチャンダイジング=戦略を構築すべきだと思わされた。 |
観音寺市 |
新規店舗、商店街イベント等については、変化はありませんが、郊外に新たにコンビニが続々とでき、びっくりしています。駅の向こうの大型店の大判チラシに圧倒されます。商店街でも、たまに共同チラシを打ちますが、折り込み料は別として、印刷費用ゼロの大型共同チラシなど、月1回または年金支給日等に打ってみたらどうだろうかと考えています。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
繁忙期の谷間で売り上げなどが減少している。やはり下請け等の確保が困難であり、また、営業、デザイン、現場管理等の人間の採用も困難である。引き続き、営業活動に傾注している。 |
旅館 |
5月は、前年比6%増であった。施設における部屋が次の再開に向けて、改修新築中のところが多く、現在営業中の施設の現状は、好調であるが、秋以降が心配である。 |
美容 |
組合員数が毎年減少する中、対応策として産学連携が始まった。 |
運輸業 |
タクシー |
地方の景気回復の遅れ等により、運送収入、輸送人員が減少しており、非常に厳しい経営状況が続いている。香川県内で4社6両の減少となった。また、乗務員不足が深刻化しており、輸送需要が集中する午前中や夕方の時間帯を中心に、配車依頼に十分対応できていない状況にあり、お客様の待ち時間が長くなっている。 |
トラック |
平成30年4月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、2.7%増となり、対前月比では、6.1%減となった。また、4月分利用車両数の対前年同月比は、0.6%減となった。 |
貨物 |
トラック運送業では運賃・料金の水準は回復基調で推移したものの、労働力不足や燃料価格上昇等によるコスト増加の影響をより大きく受けたことから、営業利益及び経常損益は悪化した。 その結果、景況感の判断指標は、3.0減となり前回(2.2)から5.2ポイント悪化した。(平成30年1月〜3月期のトラック運送業界の景況感)4月以降は大手物流会社の値上げ交渉は順調であったが、5月に入り燃料価格が6週連続の値上がりとなっており(対前年同月111.1〜114.28%)、労働力不足も影響して、経常損益は悪化している。なお、今後の見通しは、労働力不足や燃料価格上昇等も継続し、経常損益は一段と悪化することが見込まれる。 |