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カイロプラクティックは、1895年(明治28年)にアメリカのパーマー(Daniel
David Palmer,1845〜1913)が発表した手技による治療法です。 |
偉大な発明や発見であっても、そのきっかけが偶然によることは意外に多いもの。パーマーとカイロプラクティックの関係も、その一つといえます。 |
カイロプラクティックと巡り遇うまでの彼は、磁気療法を生活の糧にしていました。彼には難聴の患者がいましたが、あるとき、そのわけを尋ねた彼に「実は背中に異常を感じたと思ったら、急に耳が聞こえなくなってしまったのです」と、その患者は言ったのです。 |
治療家としての好奇心に駆られた彼が背中に触れてみると、脊椎に突出した部分があります。「これが原因かもしれない」、そう思った彼はその箇所を手のひらで圧迫してみました。すると不思議なことに、その患者の難聴はすっかり消え去っていたのです。 |
もちろん、当時の彼には確信をもって行ったという意識はなかったでしょうが、知らず知らずのうちに今でいう矯正の手法を使っていたわけです。 |
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このハプニングを契機に、パーマーは病気と背骨にはきっと何らかの因果関係があるという信念を抱くようになり、これが今日のカイロプラクティックのスタートになりました。 |
そして、その後幾度も改良が重ねられ、その有効性が高く評価されるようになったのです。 |
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