集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
昨年は、10月に麦価値上げがあったので、仮需要が発生し、その反動で12月は減少した。ご承知のように小麦はこの4月に大幅な値上げが予定されており、業界は今後どうなるのか全く五里霧中。激変の中で、体力のない中小製粉会社が、ふるい落とされるのは仕方ないか。いまや都会、地方を問わずグローバリゼーションの波が押し寄せ、ますます難しい状況に直面していることを、肌身で感じる。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比94.7%であった。 |
豆腐 |
12月は、例年売上がピークの月であったが、11月とも売上の伸びはなかった。原材料等の値上がりで収益は大悪化している。 |
醤油 |
平成19年は、食品に関する事件が多発し、醤油業界も他山の石として重く受け止めなければならないと考える。組合員の第3四半期の業況は、概ね良好に推移しているものと推察している。当組合の出荷量も前年同月比102%程度の状況にあり、まずまずの成果と一安心であるが、例年1月〜3月は出荷の低迷月に該るので心配している。また、原料の大豆、小麦の値上がり状況が今後の最重要課題である。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
昨年は11月末から寒くなり、販売環境が整ったかに思われたが、12月に入り寒さが続かず前年比90〜95%の市場の状況で、クリスマス頃も暖かかったため厳しい状況にある。 |
木材・木製品 |
製材 |
原油高の影響が徐々に現れそうな感があり、自社配送費コストが高くなり、何らかの対策・対応を考えなければならない。 |
木材 |
今年7月からの建築基準法の改正の影響が大きく、住宅着工数の落ち込みが激しい。 |
印刷 |
印刷 |
印刷諸資材の値上がりにより、需要家に対し価格転嫁の理解を求め、各企業において努力しているが、難航し思うような結果にはならず、経営を取り巻く環境は厳しいものになっている。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
原油の高値状態推移による、今後のコスト全体・収益に対する影響が懸念される。 |
ブロック |
昨年前期は、1月、2月、3月に愛媛県において大型需要があったが、今年はどうなるのか不安な年明けを迎えている。 |
石材加工 |
平成19年は、予想とは逆にほとんどの事業所売上は悪化のまま終了した。平成20年の見通しも良くない。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
原油値が12月1日より上がり、そのため運送効率、燃料(工場)使用時間帯の制限等、各社工夫をしているところである。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
原油高による資材関係の値上がりがあり、十分な対策を講じる間もなく、次の値上がりが発生しており、採算性が悪くなっているように思われる。一部資材関係の価格転嫁が出来ても、加工費・一般管理費の転嫁は進んでいない。 |
その他製造業 |
団扇 |
同業社内では、今年の製品単価の値上げ要請がどこまで容認されるか心配している。 |
漆器 |
12月は正月準備のため元来業界は繁忙期であるが、本年度は一部小売価格の値上がりの影響もあるのか、売上が伸びず、前年比では減少した。販売価格は、原材料である中国産漆の値上がり等の影響により10〜15%の上昇が見られた。 |
商店街 |
高松市 |
平成19年12月の売上・販売価格・収益状況・資金繰り・景況は、増加・好転気味ではあるが、はっきりと増加・好転と言える程でない。 |
高松市 |
最悪の年末商戦のように感じた。飲酒運転の罰則、取締りの厳しさから居酒屋など飲食店が非常に苦戦していた。年末になるほど閑になる商店街である。どの業種も大変である。当商店街においては36年間余り営業してきた寿司屋らが閉店、組合員がまた減少する。商店街の運営も非常に厳しくなるばかりである。 |
観音寺市 |
組合員が1名破産申請をした。 |
サービス業 |
旅館 |
宴席が全体に減少。宴席に伴う宿泊も減少。おせち等は個人向けが好調であるが、低単価化が目立つ。 |
運輸業 |
タクシー |
香川県香川地区(小豆郡・香川郡直島町を除く)のタクシー運賃が12月3日から改定された。客離れもなく、現在は順調に推移している。今回の運賃改定は、乗務員の労働条件を改善するとともに、タクシーサービスとして3月1日から香川県下一斉に「禁煙タクシー」を実施する。 |
トラック |
1月2日にNY原油価格が100ドルの大台に乗り、過去最高値を更新した。道路特定財源の暫定税率も今後10年間据え置かれることが閣議決定された模様であり、軽油価格は上昇の一途である。 |