集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
そろそろ4月の麦価の値上げ幅が発表されそうだ。大方の予想は30%アップであるが、どう見ても異常である。これまでは札束でひっぱたきながら、食糧を輸入してきた日本だが、世界的な穀物在庫率の低さを受け、その方針に黄信号が灯った。物があるうちはまだいいが、無くなるといくらお金を積んでも売ってくれない。果たしてそんな状況がやってくるんだろうか?多少割高になっても、食糧自給率は上げる必要があるのか。そのあたりの判断が求められているような気がする。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比97.2%であった。 |
豆腐 |
大豆の価格が2倍となり、豆腐屋が音をあげるか、豆腐の値段が上がるか、どちらが先かの状態である。 |
醤油 |
報道等による中国産冷凍餃子の食中毒事故に関連して、改めて中国産農産物の安全性に疑義が持たれている。当組合でも中国産JAS有機栽培大豆が醤油原料として使用されているが、その安全性について改めて確認報道が求められた。醤油原料の大豆は加工度が高いため、6ヶ月間程の発行熟成期間を経た製品であるので、全く懸念はないが、それでも消費者はその安全性について疑義を持つ時代になっている。平成20年1月期の売上実績は、組合員並びに当組合とも前年同月比ほぼ100%と推定できる。 |
手延素麺 |
現材料分だけ1月より値上げを行った。売上高は今後どうなるのか全く不明である。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
この冬一番の寒波が続き、冬物手袋の需要を期待したが、年内同様東京等需要地の景況は今ひとつ悪いため、百貨店は100%以上であるが、量販店等の需要が前年をやや下回った。 |
木材・木製品 |
製材 |
平成19年12月までは確認申請の改正以前の公示残があり、まあまあであったが、1月になり急激に景況が一変し、非常に厳しい状況となっており、不安だらけである。 |
木材 |
建築基準法の見直しによる住宅着工の遅れに加え、冬期・年末年始の休みが需要減少の原因の一因かと思われる。 |
印刷 |
印刷 |
印刷諸資材の値上がりにより、価格転嫁が難航し経営を取り巻く環境は厳しい。再生紙古紙配合率、インキエコマーク、ソイシール表示基準問題等状況を見守っている。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
原材料の値上げ等、コスト高が必至となる状況になりつつあり、その対応策等が急務である。 |
石材加工 |
新しい年がスタートしたが、取引は冷え込んだままで、明るい話は全く聞こえてこない。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
原油値が2月より再度上がり、そのため運送効率燃料(工場)使用時間帯の制限等各社工夫をしているところである。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
前年に比べ全体に高い操業を続けているが、設備(設計から制作、据え付けまで)を受注している業者は、更に一段と高い操業となっている。心配されることは、材料関係の更なる値上げによって、収益性が悪くなるだろうと思われる事である。 |
その他製造業 |
団扇 |
最近株価の下落が報じられているが、株価が下がると景気に悪影響が出るので心配している。 |
漆器 |
石油に続き中国産の漆も10〜15%値上がり、合板・木材等も値上がりが続き、収益は悪化。製品の値上げを検討する業者も出ているが、需要の低迷もありなかなか困難な状況である。 |
商店街 |
高松市 |
売上は多少増加気味ではあるが、業界としての景況に大きな変化はない。 |
高松市 |
新年は不安の幕開けとなった。株の暴落から始まり値上げの記事ばかり。消費者は益々財布の紐を固くするだろう。商店街も老舗2件の自己破産のニュース、不幸が続いた。今年は商店街にとってどのような年になるだろうか?個々の努力の積み重ねの結果が今後の運営に影響が出ると思われる。 |
丸亀市 |
極めて深刻な不況感がある。先行き不安で消費者がお金を遣っていない感じである。 |
サービス業 |
旅館 |
今月は曜日の関係が悪く、前半に動くビジネス客が減少。後半より動き始め、売上が大きく下落した。この苦戦下において、どのようにして稼働率を上げるか、各施設の知恵が求められており、総力戦である。 |
運輸業 |
トラック |
NY原油(先物)が正月に100ドルの大台を突破。史上最高値となるほか、株安、円高のトリプルパンチを喰う。これからの世界経済は、一体どうなるのだろうか。それにしても一人勝ちのオイルマネーには少々腹が立つ。 |