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【前年同月比】          
           
 

令和2年11月の景況
 ……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   

業 種
(中分類)

業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維 工 業 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
輸 送 機 器 製造業
そ  の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (11月の景況から)      
         
集計上の
分類業種
具体的な業種
(産業分類細分類相当)
組合等及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 依然として新型コロナウイルスの影響により業務用小麦粉の販売量は落ち込んでいる。また、土産用の半生麺は一時からは回復しているものの大きく落ち込んでいる。一方で乾麺は落ち着いている。
調理食品 出荷量ベースで組合全体として前年同月対比92.4%(10月分)である。新型コロナウイルス感染再拡大の中、先行きは不透明な状況である。年末年始の通販等に重点を置く会社もあるようだ。
冷凍食品 日本冷凍食品協会による9月の冷凍食品生産数量は昨対95.5%となり、1月〜9月の累計は100.2%となった。9月〜11月にかけて消費も戻りつつあったが、新型コロナウイルスの第3波によって12月の消費が不透明になってきた。大手企業を中心に出張の移動制限や会食禁止などになってきており、外食の冷え込みが心配される。
醤油 組合員の業況は、新型コロナウイルスの経済的影響により消費動向の低迷が続いており、売上減少が続いているものと推察される。当組合の出荷量も売上減少傾向にあるものの、11月単月の前年比でみるとやや回復がみられる。GoTo関連の経済政策も先行き不透明であり、今後の消費動向を観察したい。
繊維工業 手袋 新型コロナウイルス感染症は、製造・販売に依然として大きな影響を及ぼしている。さらに11月に入っても暖かい日が続き、販売は非常に厳しい状況であった。また、ここにきて新型コロナウイルス感染症の第3波が訪れており、今後ますます外出する機会が少なくなるとみられ、商況回復の目処は立っていない。
木材・木製品 家具 コロナ禍の中、巣ごもり需要が増加している。特にインターネット販売が好調である。しかしながら、新型コロナウイルス第3波の影響により先行き不透明感がある。
製材 新設住宅着工数(木材住宅)の減少により木材市場の荷動きも悪い。
木材 感染者が増え続け、仕事は休業日数を増やさざるを得なくなっているため、稼働時間が減少し、業況は厳しい。
印刷 印刷 全ての項目において昨年同月比で減少しており、業界業種からすると他の業界関連の底辺に位置するため、影響を受けやすく、深刻である。逆にチャンスと捉えて積極的行動を起こす事業所もあるが、結果が好転している気配が窺えない様子である。
窯業・土石製品 生コン 生コン協組連合会による市況改善の実施が次年度予定されており、この結果によって組織再編の可能性が出てくる。
石材加工 公共施設の新規建築物に要する石製品の受注を確保できたことで組合員に広く仕事を依頼できた。受注が落ち込んでいる中、組合員に対し貢献できたことを喜ばしく感じている。それ以外の受注については組合員間で格差が出ている。何の仕事でも対応可能な事業所はコロナ禍においても稼働率は高い。
鉄鋼・金属 鋳物 低調、横ばいで推移している。
鍍金 少なくとも今年度中、いや、夏頃までは低迷との観測である。各社雇用調整助成金等を活用しつつ、来たるべき日のために設備投資の青写真を描き、効率化が実現できるよう各社冬の間に力を蓄える所存である。来年前半までのワクチン接種計画は明るいニュースである。
建設用金属 全国における鉄骨需要は前年度比15%程度減の状況にあり、香川県においても前年割れが続いている。見積物件も減少傾向で前月よりさらに市況は厳しくなっている。また、競争激化、単価の下降状態が続き、今後、経営面の悪化が予想される。
輸送機器 造船 相変わらず業況は低迷し、人員も減少している。
その他の製造業 団扇 来期の見通しが立っていない。大きなV字回復は望めないと思う。まず、オリンピック・パラリンピックの開催有無が大きな意味があると考えられる。
漆器 各地開催のイベント等は再開されたが東京や大阪など都市部で新型コロナウイルスが再び拡大しており、売上は前年比40〜50%位でまだまだ厳しい状況にある。
綿寝具 11月の業況は、前年同月と比べてほぼ同じだった。自衛隊の布団資材の入荷が遅れて納期が来年2月になったので11月の売上にはならなかったが、一般の小売業の仕事が月初めから増加し、月末まで続いた。その結果、昨年同様の売上になった。同業他社も11月は忙しかったようだ。
小売業 青果物 新型コロナウイルスの患者数は増えてきているが、GoToの影響で飲食業界も70%くらいの盛り返しができたと考えられる。また、今年は大きな台風被害がなかったため11月の農産物の豊作を受けて安値が続いている。
石油 新型コロナウイルスの影響等から売上高△15%の状況である。加えて、元売り卸売価格は11月中に2〜3円上昇するも過当競争から小売価格に反映できていない状況で非常に厳しい経営を強いられている。
電機 新型コロナウイルスの影響から持ち直す動きが出始めている。白物家電分野では予想以上に回復している。巣ごもり需要などの高まりからエアコンや各種調理家電、冷蔵庫、洗濯機など好調に推移している。
商店街 高松市 年末も近くなり、消費も上向く時期であるが11月後半から全国的に新型コロナウイルスの感染再拡大が始まり、戻りかけた景気に水を差された形である。各種のGoToキャンペーンによる一定の効果が間違いなくあることは確かであり、政府も人の動きを止めるに止められず、都市部の自粛要請とちぐはぐな施策が続いている。幸いにも当地においては、比較的、感染を今のところ抑えられているが今後については不安が募る。10万円の定額給付金による消費の底上げは9月末頃に息切れし、10月でほとんど終了したと思われる。ただ、このところの株高を受けて富裕層の消費は活発であり、高額な貴金属、時計はとても伸長している。気候も少し冷え込んできたことでアパレルも高級品を中心に堅調さが見られる。飲食店はGoToイートで少し踏みとどまる店もあるものの、夜中心の酒類を伴う店は多くが閉店している。
高松市 町内でGoToイート参加飲食店も増えたが、毎日のように新型コロナウイルス感染者が発表されるようになり、キャンペーン効果も結ばれていないようだ。商店街店舗で感染者が発生した際、商店街としてどのような対策を取れば良いのか等、頭の痛い問題である。
坂出市 新型コロナウイルスの影響が長く続くため、売り上げが低迷しており、被害が大きく、閉店を考えている店が増えている。新型コロナウイルス終息後も節約が続き、売り上げが上がらない事が心配される。
丸亀市 街にまったく人が出て来ない。節約志向に新型コロナウイルスの影響が追い打ちをかけて、Wパンチの打撃になっている。打つ手がない現状である。製造業などでは、コロナ禍が終わった後の経済活動に備え、今の悪い状況下に設備投資しておくべきという話も聞くが、小規模事業者の小売業は「余計なことをして体力を消耗すべきでない」と、個人的には思っている。今後の「従来と違った社会の出現」を見据えて、対応を考えていくべきだと思う。
観音寺市 11月に入り、日が短くなったのと気温の低下もあって一段と通行量が減少した。一ヶ所で多種まとめ買いのできる郊外大型ショッピングセンター以外は人出は少ない。また、他県ナンバーの乗用車が通過するのは見かけるが、目立ってレストランや旅館、ホテル等を利用している様ではない。
サービス業 美容 各地で新型コロナウイルスの感染状況がマスコミ報道で一進一退する状況に比例し、来店客数も一時持ち直しつつあったが、また悪化傾向にある。マスコミ報道が大きく影響していると思う。
建設業 総合建設 2020年度「後継者不在率調査」によると、建設業で「後継者がいない」会社の割合は、56.9%となっており、前年度調査より1.9ポイント悪化した。建設業は、高齢化が他産業に比べて進んでおり、匠の技や高度な技術力を有する熟練作業員の退職に伴う従業員の補充が難しい状況である。業の性質上「きつい」、「汚い」、「危険」はやむを得ないが、それに見合う処遇ができれば多少は改善できるのだが、経営上なかなか困難というのが実情である。インターンシップや現場見学会等を継続的に実施しており、若年入職希望者の動機づけになることを期待したい。
板金工事 長引く新型コロナウイルスの影響により徐々に仕事の量が減ってきている。
運輸業 タクシー 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、11月上旬の営業収入は対前年比68.2%、下期は76.6%と大幅な減少となっている。
トラック 令和2年10月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、△2.7%減となり、対前月比では4.8%増となった。また、10月分利用車両数の対前年同月比は、△0.5%減となった。
貨物 11月発表の(公社)全日本トラック協会「トラック運送業界の景況感(令和2年7月〜9月期)」によるとコロナ禍での通販需要拡大により、「宅配貨物」の輸送量、営業収入、営業利益、経常損益ともに前回調査から大幅な改善となった。「一般貨物」及び「宅配以外」でも輸送量、経常損益等がやや回復基調となったことから、業界の景況感は△91.7(前年同期比)となり、前回(△112.5)から20.8ポイント改善した。
       
 

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