集計上の
分類業種 |
具体的な業種
(産業分類細分類相当) |
組合等及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
総菜 |
新型コロナウイルスの影響によりイベントやスポーツ大会が中止になり、注文のキャンセルが相次いだ。 |
製粉製麺 |
新型コロナウイルスの影響が現段階ではまだ分からない。今後、どのようにでるのか情報収集していきたい。 |
冷凍食品 |
日本冷凍食品協会による11月の冷凍食品生産数量は、前年対比99.8%となった。その結果、1月〜11月の累計では、前年対比98.1%となり、年間で昨年対比マイナスとなった。新型コロナウイルスの影響は計り知れず、特に業務用に関しては、学校給食から外食や量販店などにまで影響が出ており、非常に厳しい状況になると考えられる。 |
醤油 |
令和2年2月単月の組合員の業況は、ほぼ前年同月並の売上になるものと推測される。新型コロナウイルスの蔓延が個人消費にどの程度の影響を与えるか予測がたたない状況である。感染防止策により早期の収束を願いたい。 |
生麺 |
新型コロナウイルスにより客が減少している。 |
手延素麺 |
2月より原材料、運賃等の高騰により、数年ぶりに商品価格の値上げを実施。新型コロナウイルスの影響により、商談会、展示会の中止が見受けられる。 |
繊維工業 |
手袋 |
新型コロナウイルスによる影響で中国での生産は2月において殆どの工場が休止状態である。中国国内の流通形態も悪く、春夏用UV手袋・秋冬用手袋の供給にも影響を及ぼしそうである。 |
木材・木製品 |
家具 |
新型コロナウイルスの感染拡大の影響が日増しに大きくなってきている。小売業界は大きなダメージを受けており、製造業にも影響が出始めた。今後の見通しは立っていない。 |
製材 |
製材工場は、原木価格が上昇するも販売価格に転嫁できていない。プレカット工場は、相変わらず注文住宅が減少している。木材市場は、問い合わせ件数(見積もりなど)が少なく、全体の動きは鈍い。 |
木材 |
新設住宅着工戸数の減少に伴い、需要も減少し、売上高が昨年度より12%程度下降しており、厳しい業況である。 |
印刷 |
印刷 |
前月、四国地区印刷協議会が2月末に開催される旨を報告したが、新型コロナウイルス対策のため、急遽中止となった。BCP(事業継続計画)の策定について、外国人雇用の際の問題点、官公需における知的財産権等が提出予定の議案であった。次回、6月末に高知県において同協議会が開催予定だが、四国内の事業所、組合連合会の役員が参加し、活発な意見が毎回飛び交うため、その情報を絶やさず発信し続けたいと考える。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
価格的にも少し安定状態と思われるが、今後、県単位の共販活動の推移次第で継続していくのかどうかである。 |
石材加工 |
中国からの納品が停止している影響で国内加工にシフトし、限定的な特需が発生している。ただし、原材料が入荷しないのでプラスマイナス両面の影響が出ている。 |
鉄鋼・金属 |
鋳物 |
新型コロナウイルスの影響で中国からの一部材料が入りにくくなっている。 |
鍍金 |
業種柄、突発的納期対応により時間外労働の上限近くとなる対応を強いられることもあり、4月からの働き方改革に対応すべく、お客様との事前協議、社内ローテーション等、各種アセスメントを講じているところである。また、新型コロナウイルス問題の収束を祈るばかりである。 |
建設用金属 |
鉄骨需要は昨年末頃までほぼ横ばいの状況が続いていたが、年明けから新規物件の見積り件数が減少傾向にあり、先行き不透明感がある。ただ、営業範囲の広い組合員は他地区からの受注により仕事量を確保しているが、地場の中小物件数は低迷が続き、稼働率に格差が出ている。 |
輸送機器 |
造船 |
業況は先月と特に変化はない。仕事量の減少に伴い、人員も減少している。 |
その他の製造業 |
団扇 |
新型コロナウイルスの影響を受け、大変厳しい状況である。イベントの自粛が続いており、先行きが不透明である。 |
漆器 |
毎年2月は閑散期にあたり売上は低下するが今年はさらに中国での新型コロナウイルスの発生による観光客の減少に加え、国内での感染者の増加により売上は急速に悪化している。 |
綿寝具 |
新型コロナウイルスの蔓延により、前月より業界は悪化している。特に布団の打ち直しなど一度、家から外に出るのでウイルスが付着するのではないかと買い控えが起きているようだ。 |
小売業 |
青果物 |
新型コロナウイルスの影響で春節景気もなくなり、ホテルや飲食店への相次ぐキャンセルなど組合員にとって厳しい月となった。3月以降がもっと心配である。 |
石油 |
2月の卸売価格△6.5円となったが、過当競争からそれ以上(3円以上)引き下げる県外安売業者もおり、全体を引き下げている。かなり厳しい経営であるとの声が組合員より上がっている。 |
電機 |
消費増税によりキャッシュレス還元や軽減税率などが導入されているが、市場が暗い。数字をみてもあきらかだ。輪をかけて新型コロナウイルスにより、薬やマスクにお金を使えば使うほど家電などにお金をかける動きは弱まっている。早く景気対策を打ち出すべきだと思う。 |
商店街 |
高松市 |
現在、商店街を訪れるインバウンド客はピーク時の約2割程まで落ち込んでいる。日本人のお客様も高齢者を中心に減少を見せており、2月後半は百貨店で人気の催事が開かれていることで商店街の通行量も保たれているが、今後、高松市内でもコロナウイルスの感染者が発生するような事態になれば急激に人通りは失われ、多くの商店(物販、飲食、サービス他)でダメージが出ることになる。今のところは普段よりもにぎわいは少ないものの、ほとんどの店が通常営業を行っている。既にダメージを受けている業種は居酒屋やレストランなど夜の売上の大きい飲食店、インバウンド客の比率が高かったドラッグストアや小売店、スポーツジムなどのフィットネス系であるが、今後しばらく(数ヶ月間)は、感染が落ち着くとは思われないことから、店舗や事業所の営業時間短縮や休業といった措置を取らざるを得ず、巣ごもり消費に移行することになると思われる。そのため、家庭で備蓄が必要となる品物は特需となり、店頭から在庫が消えるものも発生し、不安があおられる局面は増えることになるだろう。感染が縮小したり、終息することは今しばらく期待は持てないため、店舗や事業所は知恵を出し合い、この難局を乗り越えていくしかない。 |
高松市 |
新型コロナウイルスの影響で集会・イベントが中止になり、商店街への人出は激減している。予約キャンセルで飲食店関連は売上が減少している。来月は仕事のなくなる人が次々出てきそうで出口の見えない暗いトンネルに入ったようだ。 |
坂出市 |
新型コロナウイルスの流行により、売り上げに影響の出ている商店もある。 |
丸亀市 |
新型コロナウイルスの影響なのか、とにかく業況はあまりに悪い。街に人が出ておらず、観光客も減っていると感じる。売れている店は薬屋だけで、あとは全滅と言ってよく、消費者も必要最低限の必需品以外は買わないという雰囲気でとにかくムードが悪い。飲食でも「よくない」という声を聞く。 |
観音寺市 |
この時季はどうしても在庫整理のためマークダウンせざるを得ない。また、消費増税に伴うポイント還元では売り上げ増加につながっていない。さらにコロナウイルスの影響で人出は減少している。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
年度末に向け、受注が増加している。引き継ぎ、下請け等の確保が困難であり、営業、デザイン、現場管理等の人材採用も困難である。新型コロナウイルスに関連して、商業施設の売上が落ち、将来の受注低下が不安である。 |
旅館 |
新型コロナウイルスの影響により宿泊、宴会は大打撃で目を覆うばかりの惨状である。前回のSARSよりとてつもなく厳しい。県内の組合員115施設を対象に調査を行ったところ、2月29日時点で1〜4月の宿泊予約キャンセルが12万6247人、送別会などの会食や会議でも6万人強のキャンセルがあり、損失額は3億9千万円を超える見通しである。 |
美容 |
養成施設(学校)と業界団体(組合)において、卒業生の受入及び理美容所の労働環境の整備等を促進するため、令和2年より理美容所(産)と理美容教育(学)との産学連携推進モデル事業が実施されている。 |
建設業 |
建築 |
新型コロナウイルスの感染拡大で景気の悪化が心配である。 |
板金工事 |
2月は前月に比べあまり変化はないが、新型コロナウイルスの影響で原材料の不足、景気の悪化が心配される。 |
運輸業 |
タクシー |
香川県内のタクシー業界は、長期にわたり低迷を続けている。営業収入、輸送人員とも大幅に減少しており、危機的な経営状況にある。加えて、新型コロナウイルスの蔓延により、イベントや諸会議等が中止となるとともに、外出を控える人が多くなり、2月に入ってからタクシーを利用されるお客様が急減し、非常に深刻な問題となっている。また、乗務員不足が一段と深刻化しており、タクシーの稼働率が低下している。 |
トラック |
令和2年1月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、2.7%増となり、対前月比では、△11.9%減となった。また、1月分利用車両数の対前年同月比は、0.9%増となった。 |
貨物 |
(公社)全日本トラック協会は、2月13日にトラック運送業界の景況感(速報)令和元年10月〜12月期を発表した。運賃・料金の水準はプラス圏を維持したものの、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減等により輸送数量は減少し、その結果、営業収入及び経常利益が悪化基調に転換したことから、業界の景況感は△52.3となり、前回(△27.3)から25.0ポイント悪化した。なお、今後の見通しは、世界経済の動向、中東情勢による燃料価格の上昇圧力、消費税増税による輸送数量減少、新型コロナウイルス蔓延による経済活動への悪影響など、不透明な経営環境が続く見通しを反映し、業界の景況感は△61.4(今回△52.3)と9.1ポイント悪化する見込みである。 |