集計上の
分類業種 |
具体的な業種
(産業分類細分類相当) |
組合等及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
惣菜 |
新型コロナウイルスの影響により、イベントの注文が減少し、大変厳しい状況である。 |
製粉製麺 |
新型コロナウイルスの影響により、乾麺の売り上げはあるが、お土産品が売れていないためトータルで減少している。 |
冷凍食品 |
日本冷凍食品協会による1月の冷凍食品生産数量は、前年対比で102.3%であった。但し、新型コロナウイルスが騒がれる前の数字であり、2月以降の数字は不透明である。現状は、量販店を中心に市販用は順調に推移しているが、外食を中心とした業務用は苦戦している。その他、業種業態によって好悪が分かれてきている。 |
醤油 |
醤油業界においては、全国的に醤油の消費量(販売量)の量的減少に歯止めがかからない状況にあり、当組合及び組合員においても同様の状況にある。当組合は3月期決算手続きの途中にあるが、出荷量の減少は、前年比97%程度の数値が出ている。特に中小事業者数の減少は、全国的規模でみても、後継者不在、採算面での事業継続困難などの要因が考えられる。新型コロナウイルス不況の影響も今後考慮しなければならない。 |
手延素麺 |
新型コロナウイルスの影響により、4〜6月製造分の受注が減少見込みである。 |
繊維工業 |
手袋 |
3月は防寒用手袋が記録的な暖冬のため、早々に店頭から冬物を撤去する店舗が多く、近年にない販売不振で、クリアランスセールにおいても商品の消化は進まず、非常に厳しい状況であった。中国での生産は、進出企業の立地場所にもよるが、新型コロナウイルスの影響により、2月の工場稼働率は対前年比1〜3割程度となり、3月に入り、やや好転してきているものの、サプライチェーン問題もあり、通常の生産には戻っていない。国内においては、新型コロナウイルス対策のため、関東圏を中心に電車利用の通勤客が直接、ドア・つり革等を触りたくないとのことで、季節外れのUV手袋や綿手袋の需要が増えているが、秋冬用の不振分を補うまでは至っていない。また、国内でのマスク不足を補うため、手袋の縫製技術を応用したマスクを製造する企業が数社あるが、生産供給が間に合わない状況である。 |
縫製 |
先行きが本当に不透明である。今後、売上が減少するのは分かっているが、どれくらいの規模になるかが不明であり、大変不安である。 |
木材・木製品 |
家具 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響は深刻である。組合員から経営相談や支援策を求める声もあり、早急な対策が望まれる。 |
製材 |
製材工場は、新型コロナウイルスの影響か、受注が減っている。プレカット工場は、不安定な市場から住宅着工の遅れ、物品の不足などにより景況が悪化。木材市場は、荷動きが鈍いうえに新型コロナウイルスの影響が少なからず出ており、厳しい状況である。 |
木材 |
新型コロナウイルスによる市場不安定で流通が減少している。工場の遅れから木材製品の流れが遅く、待機状態である。 |
印刷 |
印刷 |
先月よりも新型コロナウイルスにより一段と状勢が悪化しつつある。新年度を迎えるにあたって、通常の事業計画を立てることができない状況である。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
共同販売事業は概ね安定して推移してきている。懸念材料としては、年度後半以降の仕事量の見込みが立たず、全県的にガクンと出荷量が下がっている。予算的に新型コロナウイルスの影響もあるのではと考える。 |
石材加工 |
我々の業界の製品は生活必需品ではないことから徐々に新型コロナウイルスの影響だと思われる注文の低下が始まっている。まずは自分の生活を守る物から購買する順序の中で最下位レベルになる業界であり、小売業者からは事務所の電話が鳴らなくなったと嘆く声ばかりが聞こえてくる。 |
鉄鋼・金属 |
鋳物 |
米中関係悪化の影響により、売上げは前年同期比65〜90%である。新型コロナウイルスの影響は4〜5月から出てくると思われる。ヒト・モノの動きが鈍く、受注活動ができない。 |
鍍金 |
新型コロナウイルスの影響はさほど無いが、3月度から少しずつ受注が減少している。今後は日本、世界経済と連動するコロナショックに如何に対応するか、リーマンショックの経験も踏まえ、組合員同士励まし合いながら、とにかく生き残る所存である。 |
建設用金属 |
年明けから鉄骨需要は前年割れの状況が続き、工場稼働率は70%〜100%で推移しており、低迷している。なお、新型コロナウイルスが拡大している影響がどこまで続くか不安の声が複数聞かれ、先行きが不透明である。 |
輸送機器 |
造船 |
業況は先月と同じく変化はない。新型コロナウイルスの影響も今のところは特にない。 |
その他の製造業 |
団扇 |
例年のイベント及び祭りが次々に中止になっている。今年はうちわ業界にとっても大変に危機的な状況である。 |
漆器 |
恒例の象谷忌茶会と漆器まつりも新型コロナウイルスの影響で中止となり、各地のデパートや小売店もかなり大きく売上が減少している。4月以降もどれだけの影響が出るか全く分からない。 |
綿寝具 |
前月より新型コロナウイルスが収束するどころかますます状況が悪くなり、景気が悪化している。先の見えないウイルスの蔓延で消費者の購買量が減少し、東日本大震災の時よりも景況は悪い。本当に深刻な状況である。 |
小売業 |
青果物 |
新型コロナウイルスにやられたの一言に尽きる。来月以降も様々な弊害がでてくると思う。 |
石油 |
原油価格の引き下げによって卸売価格は3月中に20円引き下げられたが、小売価格も同様に20円の引き下げ。新型コロナウイルスによる影響から売上高は20〜30%減でこの状況が続くようであれば厳しいとの組合員が多い。 |
電機 |
新型コロナウイルスの影響で商品の供給体制が崩れてきている。商品によっては困ったぐらいに入らない。いつ頃に商品が入るのかを聞くと不明と言われる。この先、販売計画も利益計画も立てられない。大ピンチである。 |
商店街 |
高松市 |
日々、急速に商業は疲弊し、傷んでいる。既に事業者は長期戦を覚悟しているものの、先の見えない、希望の見えない戦いである。人の行動が抑制を受ける事態であることから、今すぐは売上を下げていない業種、業態であってもこの先は来店ができなかったり、物流が滞ったりすることで必ず売上にダメージを受けることになる。政府も支援の手を増やしているが、出血を短期間止められる程度のものがほとんどで前向きになれるような施策は見当たらない。付け焼き刃的な、出たとこ勝負のばらまき型支援に思えて仕方がない。中小企業がこの国難を生き残って乗り越えられるかはここ数ヶ月が限界と思われる。なんとかその間に特効薬ができるか、感染が封じ込められるかの道しか残されていない。ダメージをほぼ受けていない業種もあるものの、ほとんどの業種・業態で、もはや死活問題となるレベルの売上低下を招いており、事業の継続が危ぶまれている。今後、緊急事態宣言が出されるようなことになればスーパーやクリニックを除くほとんどの業種が強制的に営業を閉じることになると思われる。一旦始まると終わりの見えない、経済や社会生活の谷底へ向かうこととなる。 |
高松市 |
2月、3月と悲惨だ。この状況が4月、5月といつまで続くか先行きが見通せない。売上もなく、途方に暮れている。廃業、倒産が体力のないところから出てきそうである。 |
坂出市 |
当店(菓子店)でも新型コロナウイルスの影響が出ている。法要の出席者の減少、卒業式の来賓等の欠席による茶菓子等の売上減少。寺院での彼岸永代を院主様のみで執り行い、門徒様の欠席による縮小などもある。 |
丸亀市 |
言うまでもなく、新型コロナウイルスの影響は深刻な状況になっている。創業以来の売上不振に陥っている。物販はもともと売れておらず、経営体質もスリム化してこれ以上落ち込みのないような底まで落ちているので、諦めて達観していればそれだけの事態で済む。しかし、設備投資している、借り入れが多い、従業員がいる事業所は打つ手がない中でどうにかしなければいけない悲惨な現状にあると思う。3月は卒業、入学、就職など一定の需要が見込める時期だけに、今回の騒動はあまりに痛い。商店街のなかの公共的な施設も3月19日からすべて臨時休館になり、人もまったく出て来ない。 |
観音寺市 |
2月上旬に大阪・神戸へ仕入れに行ったのが最後で、展示会発注以外の衣料品の入荷がない。通行量や来店、来街者は以前の半数に近い。最終セールがクリアできなかったのが苦しく、他の組合員も同様の状況である。これで新型コロナウイルスの波がもっと近所に来たら最悪になる。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
年度末に向け受注が増加しているが、顧客によっては新型コロナウイルスの影響で新築、改修計画が見直され、工事の先送りが出てきている。新型コロナウイルスに関連して商業施設の売上が落ち、将来の受注低下が不安である。 |
美容 |
コロナ、コロナで大変である。 |
建設業 |
建築 |
新型コロナウイルス感染拡大により、住設のメーカー供給が納期未定、新規受注受付をしない状況が発生している。 |
総合建設 |
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景況感は、土木業界においては他産業と比べて落ち着いてはいるものの、現場において感染者が発生した場合、工事の進捗状況に影響が及ぶことが危惧される。また、資材関係で特に建築関連の資材不足が深刻化しているが、今後の感染拡大の状況によっては土木関連においても資材調達に影響が出ることも予想される。 |
板金工事 |
新型コロナウイルス感染拡大により、今後、景気と材料の仕入れに影響を及ぼすことが懸念される。 |
運輸業 |
タクシー |
香川県内のタクシー業界は、長期にわたり低迷を続けている。営業収入、輸送人員とも減少し続けており、危機的な経営状況にある。さらに3月に入り、新型コロナウイルス感染症の拡大により、イベント、諸会議の中止、通院者の減少、観光客の激減、外出自粛要請などにより人の動きが止まっており、前年同月比で4割近く営業収入が激減している。廃業する事業者が出てくる恐れもあり、極めて深刻な状況にある。 |
トラック |
令和2年2月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は3.1%増となり、対前月比では2.5%増となった。また、2月分利用車両数の対前年同月比は0.9%増となった。 |
貨物 |
運送業界では、中国と輸出入できず、取り扱い物量の低下に歯止めがかからない状況から景気の減速を強く感じている。転勤や進学などに伴う引っ越しシーズンは、年度末の3月に集中するが、今年は例年と様相が異なっている。前年と比べて予約にやや空きがあるとする日数が増えたり、ピーク期の引っ越し件数が半減したりするなど、時期をずらす「分散引っ越し」が進んでいる。加えて、新型コロナウイルス感染症の拡大で、さらに時期をずらす利用者も出てきた。近年、引っ越しが集中する年度末から年度初めは、各社の深刻な運転手不足などで、希望時期に転居できない「引っ越し難民」が社会問題化しているが、国土交通省の引っ越し予約状況の調査によると、今年の3月は「非常に混雑しています」日数は2日間(28・29日)で、昨年同月より5日減った一方、「やや空きがあります」日数は昨年同月より9日増え12日間となっている。高松市内の引越優良事業者は、「今年の引っ越しピークを3月29日〜31日とし、日程が分散した結果、ピーク期の件数は半分程度と明かす。以前はピーク期の予約受付を停止していたものの、今年は停止しておらず、分散化の効果を実感している」という。また、全国展開している事業者も「昨年以上に分散化への理解は深まっていて、異動の発表時期をずらす傾向が強まっている」、「新型コロナウイルスの影響で例年と違った動きをしている。感染拡大を懸念して3、4月に予定していた引っ越しを5月以降にずらしたり、引っ越し自体を取りやめたりする動きが少しずつ広がっている」などの声が聞かれた。 |
その他の非製造業 |
不動産 |
新型コロナウイルス感染拡大が不動産取引にも悪影響を及ぼしている。 |