集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
11月より小麦粉価格が値上げになるので、仮需が発生、そのため生産量は増加。輸入小麦の販売価格は、昨年4月に売却方式が変更になったが、丁度相前後して穀物価格が乱高下した。その結果、市場は混乱し、今回の改定額は早くもルールを無視したものとなった(名目は特別経済対策の一環)。最近の農水省の「猫の目行政」、「朝令暮改政策」は何とかしてほしい。 |
調理食品 |
出荷高は前年同月比108.1%であった。 |
豆腐 |
売上の減少が続いている。これからの寒さに期待する。 |
醤油 |
世界的金融危機の経済情勢の中、日本にもその影響が波及している現実の経済事象が認められ、食品製造業も売上高が低迷し、厳しい現実に直面している。10月の売上高は、組合員及び組合とも前年同月比95%程度ではないかと推測している。世界的な穀物価格の高騰は収まったかに見えるが、原材料価格(大豆、小麦等)は高止まりの状況のままである。このような時代にはキャッシュフロー重視の経営が求められる。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
本年度の冬物手袋の納入期に入ったが、生産、納品ともにほぼ順調に推移している。しかし、ここにきて景気が急下降しており、今後の川下の売場での販売が心配ではあるが、寒波が年内にくれば好転するだろう。 |
縫製 |
商品が売れないため、メーカーからの発注が少ない。 |
木材・木製品 |
家具 |
売上、利益率、採算どれをとっても極めて厳しい状況にある。 |
木材 |
円高の影響で輸入は良いが、国内の需要は変わらず下降の一途なので、景気は好転しない。 |
印刷 |
印刷 |
株価下落などの不況感による受注の減少並びに諸資材の値上げなど非常に厳しい経営環境である。なお、印刷業界は「原材料価格高騰対応等緊急保証」の業種指定を受けた。 |
窯業・土石製品 |
石材加工 |
厳しい状況に変化はない。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
原油は少し落ち着いてきているが、相変わらず原材料仕入高は高騰していて、価格転嫁できず各社苦悩している状況である。 |
その他製造業 |
団扇 |
金融不安による株価の乱高下等により、来期の日本経済の動向が見えない現状なので、見込み生産の見直しがつきにくいと考えられる。 |
漆器 |
金融不安が高まってからますます売上が低下。そのような中、開催した「香川漆器伝統工芸まつり」は好天にも恵まれ来場者が多く、売上も昨年より40%も増加した。販売の状況は、分析すると従来の家庭用品を中心とした物より個人の趣味に合った茶道具とかアクセサリーといった物が多く、今後の商品開発のポイントとなるのではないか。 |
小売業 |
石油 |
元売り会社の仕切り価格が週毎に変更になり、複雑化しているが、ガソリン価格は下げの方向になってきている。 |
商店街 |
高松市 |
当組合においては、追徴課税を納めるために臨時総会を開き、賦課金の値上げが決まった。組合員も減り、厳しい状態が続いている。10月末に全国小学校校長会、全国高校合唱コンクールと2つの大きな大会が開催され、高松の商店街も人通りが増えた感があり、業種によっては潤ったようだ。 |
丸亀市 |
消費者の財布の紐はとにかく固い。必要最低限のもの以外は買おうとしない。買いたくても余裕のない人が増えているが、「金を持っていても使わない」という人が増えたと感じる。 |
観音寺市 |
11月5日に駅の南にマックスバリュー観音寺、11月11日にゆめタウン三豊が相次いでオープンした。当商店街においても組合員が、商店街の店を閉め、新たに郊外へオープンするなど、商店街を取り巻く環境は大変厳しい状況である。 |
サービス業 |
旅館 |
昨年に比較して団体客が減少している。瀬戸大橋開通20周年の効果は薄い。 |
情報 |
世界同時不況の影響が出つつある。 |
運輸業 |
タクシー |
燃料であるLPG価格が11月1日から高松地区で1リットル当たり20円安くなるとの情報があり、これは事業経営上明るい朗報である。 |
トラック |
9月16日から平日の夜間割引時間帯拡大の社会実験で22時から24時まで、3高速道路会社及び初めて本四連絡道路も3割引となり、また10月14日からは深夜時間帯(0時から4時まで)割引が4割引から5割引になっているが、軽油価格の引き下げがあまりなく、また金融危機等による影響で荷物量が減少しており、帰り荷を持っていない事業者等にとっては厳しい経営状況が続いている。 |
貨物 |
燃料価格が少し下がってきたが、依然として厳しい状況が続いている。原油価格が大幅に下がっているので、今後に期待している。 |