集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
惣菜 |
原油高騰により原材料、光熱費、ガソリン代等が値上がり、大変苦しい状況である。 |
製粉製麺 |
穀物価格の高騰を受け、10月1日に小麦価格が、過去2年間に4回目の値上げとなった。今回は10%の値上げであるが、累計では170%と、ほぼ2倍になる。では、小麦の買い受け価格は史上最高になったかといえば、実はそうではない。小麦価格は20年前が最も高く、現在はまだその水準に達していない。理由は、穀物価格の上昇よりも円高のスピードの方が速かったからで、過去20年間は小麦価格(日本国内の)は下がり続けた。だから、うどん屋さんも実は、今より20年前の方が高い小麦粉を使っていた。西日本はこの夏猛暑のお陰で、どこも乾麺は売り切れとなった。しかし、春先の小麦粉価格が製品価格に十分転嫁されれいるとは言えず、痛し痒しか? |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比97.6%であった。 |
豆腐 |
売上高が低下した状態が続いている。 |
醤油 |
平成20年度上半期(4月〜9月)が終了し、ほぼ前年度並みの業況と推測しているが、食品業界全般に「事故米」、「メラニン混入」事件の報道等により、使用状況調査依頼があり、それらの対応に苦慮している。出荷数量は前年同期比102%程度であるが、原材料価格の値上がりで、利益は大幅に縮小し、今後の状況によっては赤字が予想される。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
本格的な生産期になったが、原油の高騰などで材料が値上げされ、調達等にも影響して生産はやや遅れ気味となっている。現状の生産量は受注が95%程度にとどまったため、見通しは今冬の寒波の訪れの早さ次第である。 |
縫製 |
昨年よりも発注量が少ない。買い控えが原因である。 |
木材・木製品 |
家具 |
この不況下において、せめて売上高でも過去に遡って現状まで回復すれば、いいのだが・・・。売上高は下降している。非常に厳しい状況にある。各種会合で話題にあがるのは、何々会社が倒産の恐れがある、廃業するかもしれないといった暗い話が多い。何とかこの不況から脱出したいのだが・・・。 |
製材 |
建築関連資材、石化製品(断熱材等)の値が上がり、木材も原木高値の要求が強まり、利益の確保が厳しい。 |
木材 |
木材は住宅着工数の減少が続き、収益状況は悪化の一途。建設業界全体が不安定なため対策がない。 |
印刷 |
印刷 |
印刷用紙を中心とする諸資材の値上げなど厳しい経営環境にある。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
工事量の減少等により年度末にかけ、与信不安が懸念される。 |
ブロック |
原材料の値上がり、売上の減少が続き、経費縮小のため本社工場と多度津工場を統合することにした。 |
石材加工 |
9月20日まで開催された「石あかりロード」は今年も盛況であった。石あかり製品の購入者も県外の方が増え、認知度を実感する。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
原材料仕入高は相変わらず高騰して各社価格転嫁できず、苦悩している状況である。 |
その他製造業 |
団扇 |
原材料の値上げが続く中、来期にむけて、どの会社も商品単価に転嫁するかについて苦慮している。 |
小売業 |
青果物 |
長雨で商品が高くなった。 |
商店街 |
高松市 |
9月はアメリカの証券会社の倒産と大きなニュースが飛び込んできた。益々、財布の紐も固くなり物は買わない、外食も控える、小売も飲食店も厳しいことばかりである。商店街も通行人が減ったように思える。(当商店街は税務調査が入り、800万円もの税金の支払いがきている。この厳しい状態の中で、町費の値上げを組合員にお願いすることになる。相当の厳しい意見が予想される。)※( )部分は内部資料として下さい。 |
丸亀市 |
消費の状況は、真冬のように凍りついている。人が街に出て来ず、来ても金を使わない。今後は、金融不安が世界的に拡大するなか地方銀行の業績悪化とこれに伴う貸し渋りや貸し剥がしが懸念される。 |
サービス業 |
旅館 |
相も変わらず、低調である。 |
情報 |
世界的な金融不安、株安で今後、負の影響は避けられないと思うが、現時点ではまだ直接の影響は出ていない。 |
運輸業 |
トラック |
9月に入り軽油価格の値下がり、また中旬には初めて本四連絡高速道路の深夜割引(40%)、夜間割引(30%)の社会実験が開始されるとともに3高速道路においても、夜10時から12時までの夜間割引(30%)の社会実験が行われる等、コスト減の一助にはなるが、事業経営自体は依然として、非常に厳しい状況が続いている。 |
貨物 |
倒産が発生しており、資金面で経営困難な状況にある。 |