集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
小麦の国際価格は、値上がり前の昨年春時点にほぼ戻った。しかし、国内の小麦価格はまだこれが反映されてないので、小麦粉価格は高くなったままである。現在、学校給食で米飯を促進している。全国的にみて平均週3回が達成されそう(既にされた?)なので、更に推進して、米の消費拡大を図ろうとしている。しかしそうなると、小麦粉の消費が減り、製粉業界においては厳しい状況となる。 |
調理食品 |
出荷高は前年同月比95.2%であった。段ボール製品について、一時期値上げ要請があったもののその後、要請無く中断している。 |
豆腐 |
売上の減少が止まらない。原材料等の値下がりが始まったので、少しは楽になるかと期待している。 |
醤油 |
平成20年度第3四半期を終了したが、組合員の業況は、ほぼ前年度並みに売上高を維持しているものと推測される。平成20年9月以降の経済不況の影響は、徐々に平成21年1月以降に現れてくるものと予測している。なお、当組合の第3四半期までの出荷実績は、約98%(前年同期比)で推移し |
生麺 |
販売価格の一部値上げが見られる。 |
手延素麺 |
昨夏の猛暑により販売量が増加し、在庫が少ないので、組合員に増産を要請したが、高齢化のためか増産できていない。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
世界同時不況のニュースにより消費ムードが急変し、消費者は買い控えしており、冬物手袋においても高級品の売れ行きが悪く、全体的には前年同期をやや下回った販売状況となった。 |
木材・木製品 |
家具 |
本当に厳しい経営状況下にある。組合員1名が休業することとなった。ある組合員からは、1月から2月にかけて4名程度解雇しなければならないと言う話も聞こえてきている。何とかこの状況を脱出するため、組合員は一所懸命に頑張っている。 |
製材 |
建設業界のよくない「ウワサ」が多く、心理的にも影響され、益々不況感が増大され、先行き不安感が見られる。 |
木材 |
住宅着工関連の受注等は、約4割の減少とみられる。 |
印刷 |
印刷 |
不況感による仕事量の減少と印刷価格の低下など厳しい状況である。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
急激な景気後退による与信不安の懸念が増している。 |
石材加工 |
厳しい一年が終了したが、新しい年もさらに厳しさを増しそうな雰囲気である。仕事の延期も発生しているようである。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
原材料は高騰していて世界的に景気が下降しているため、少しずつ影響を受けている。そのため、各社受注の確保に努めている。 |
その他製造業 |
団扇 |
アメリカを震源とする金融危機の影響による世界的な経済危機のため、日本経済も大きな影響を受けているが、同業者は誰も先の見通しはついていない。 |
漆器 |
12月は業界にとって一番の繁忙期であるが、大物・小物商品問わず各業者とも売上減少の報告を受けている。1月以降は、閑散期になることもあり、今後の売上状況が心配である。資金繰りについては、悪化しているがセーフティネットによる保証協会特別保証もあり、今のところ落ち着いている。 |
小売業 |
青果物 |
出荷高は前年同月比99%であった。 |
石油 |
店頭ガソリン価格は、セルフでは100円割れが拡大。軟調な状態を続けたまま年末を迎えた。原油価格の急落を反映し続落してきたガソリン仕切りに、下げ止まり感が出てきそうである。 |
商店街 |
高松市 |
厳しい年末になった。どの業種も落ち込んでいる。年末商戦もどこへ、普段の月よりも悪いと言う人もいる。今後の景気は期待できず、各店ともどのようにして今を乗り越えるか頭を抱えている。郊外の大型店に人が流れ、商店街の人通りも減っている。街中の駐車場もあちこちで増え、当商店街の駐車場は立地条件の悪さで益々売上が減少しており、運営に苦慮している。 |
坂出市 |
歳末大売り出しも終了したが、盛り上がりは見られなかった。当商店街には食料品店が多く、この業種はまずまずの業績であったと思われる。 |
丸亀市 |
12月9日に店舗面積24,400uの「ゆめタウン丸亀」がオープンし、ただでさえ冷え切っている消費状況の中で、各個店は「これ以上落ち込みようがない」という事態に至っている。消費者も高齢層などは、毎日必要な食料品や医療費はやむを得ずお金を使うが、住・衣の分野には全く消費しないという傾向を感じる。 |
サービス業 |
旅館 |
宿泊も大きく減少し、また宴会も低価格化している。客室数の過剰供給により、全ての面で低単価化に拍車が掛かっている。 |
情報 |
プロジェクトの延期、縮小、中止が発生している。また、新規案件も少なくなっている。 |
運輸業 |
タクシー |
平成19年12月3日に運賃改定して1年が経過した。不況により輸送人員が減少しており、運賃の値上げ効果はほとんどなかった。明るい材料は、タクシーの燃料であるLPG価格が県下全体で下がってきていることである。 |
トラック |
軽油価格の値下がりも輸送量の減少の影響が大きく、収支改善より悪化の度合いの方が大きい。金融危機に端を発し、現在では世界同時不況の様相になっており、荷主企業を取り巻く環境も急変し、普段の年末ならそこそこ荷動きが増えるところが、今年末は荷動きに活況さが少なかった。高速道路等の利用量も11月実績では対前月比−8%であり、12月分も対前年比ではマイナスが予想される。 |
貨物 |
荷動きが大変悪い状況である。 |