集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
一応値上げは、一通り浸透した。しかし、大手メーカーの動向も影響し、原料価格上昇分だけの値上げは叶わなかった。つまり、売上アップ、粗利減少である。リスクばかりが増えて今後ますます慎重にならざるを得ない。この秋には、もう一段の値上げが待ち構えているが、次回は何とかコストアップ分だけは、価格転嫁したい。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比89.2%であった。販売価格は多少上昇したが、販売量は減少した。 |
豆腐 |
原材料の上昇で販売価格を値上げした結果、売上高は不変であるが、販売数量は減少した。なお、収益状況は不変である。 |
醤油 |
平成20年3月期決算では、出荷数量において前年度比99.9%の実績に終わり、当期利益剰余金も前年度並みに終結した。世界的な穀物価格の持続的高騰により、醤油原材料価格は上昇を続け、醤油価格改定実施(値上げ)に踏み切る業者が続出している。当組合においても生揚価格を従来より10%程度値上げする予定である。平成20年4月以降の事業収益は、穀物価格の上昇の程度に依存する見通しである。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
本年度の手袋の受注は、例年と変化なく、5月からが本格的になるので、実績としてはないのが実態である。今季の春夏用UVカット手袋のメーカー納入は、前年の猛暑の影響で販売は伸長し、前年比110〜130%の好調な実績となっている。 |
木材・木製品 |
家具 |
前月同様、材料費が依然高止まりである。材料で高いもので3割程度上昇しているが、下がる気配がない。 |
製材 |
プレカット同業者の民事再生の申請により、月末に木材市場と関連業者が連鎖倒産し、まだ余波が予想され、さらに厳しい状況となっている。 |
木材 |
依然として、住宅着工数の減少による商品の動きが悪い。価格も横ばい状態が続き、不安な要因が市況をより悪化させている。 |
印刷 |
印刷 |
再生紙偽装問題が未解決のまま、印刷・情報用紙が大幅に再値上げされ、企業の経営を大きく圧迫している。 |
窯業・土石製品 |
ブロック |
材料費、燃料費の相次ぐ値上げにより、今年度6月より製品価格の値上げを実施する事にした。 |
石材加工 |
原材料費の高騰で仕入先からの値上げ要請が多数あり、状況はさらに厳しくなりそうである。 |
石材 |
業界の中でも原材料価格を値上げせざるを得なくなった。 |
鉄鋼・金属 |
鋳物 |
鋳造企業においては、仕事量は多いが、主材料鉄源は、35〜50%値上がり、又、副資材関係も原油の値上がりで10〜30%値上がりしている。よって収益の方は、トントン又は赤字になるような状況である。 |
鍍金 |
5月1日よりガソリンの値段が上がり、そのため運送効率、燃料(工場)使用時間帯の制限等、各社工夫しているところである。 |
その他製造業 |
団扇 |
原材料の値上がりによる製品単価の上昇は、概ね容認されているが、中には値上げできない場合もあるのが、現状である。 |
漆器 |
新年度に入り、ギフト市場や各小売店での売場改装など需要の期待できる月であるが、例年ほどの売上がなく減少した店が多かった。5月の新作見本市に備え、各社とも新製品の準備中。生産は少し活気が出ている。 |
小売業 |
青果物 |
売上高が多少、減少した。 |
石油 |
3月末で暫定税率が失効して、大混乱の渦中での新年度の幕開け。4月のガソリン価格の下落幅は、暫定税率失効に伴う税率低下幅を下回って「下がり過ぎ」感が強まり、先行き不安である。 |
商店街 |
高松市 |
4月の売上も非常に厳しい。小売り・サービス業とも昨年より悪化している。原材料の値上げが大きな負担となっている。また、値上げすれば、お客が減り、悪循環である。当商店街の空き店舗に飲食店がオープンしたが、厳しい状態のようである。 |
坂出市 |
商店街区域内の旧警察署跡地と近接する倒産した大型店の解体撤去が終わった。同跡地は、民間業者が買い取り、戸建て宅地を販売する予定である。 |
丸亀市 |
先行き不安感が蔓延していて、消費者の財布のひもが堅い。高齢者などは外へ出ない傾向が増えている。 |
サービス業 |
自動車整備 |
暫定税率の再議決に絡み、再議決が出来なかった場合を想定し、継続検査手続きを5月に繰り延べした影響で、継続検査台数が前年比88.9%となった。 |
旅館 |
4月は全般に宿泊が低調であった。全国チェーン東横インのみ絶好調という状態である。稼働率が著しく低下した施設が多い。 |
建設業 |
総合建設 |
揮発油税等の暫定税率延長が再議決されたが、道路特定財源の一般財源化が検討される中、道路関連予算の取扱いと本年度1ヶ月分の財源がどのように補填されるか気掛かりである。また、軽油等の値上がり、工事用資材の高騰が経営を圧迫すると思われる。 |
運輸業 |
トラック |
高速道路利用実績が対前年同月比で8%と大幅なダウンとなった。年度末、年度初めの荷動きの低下が原因と思われる。 |
貨物 |
燃料代が5月から20円程アップして、事業経営は極めて厳しい状況にある。 |