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【前年同月比】          
           
 

平成20年5月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
紙・紙加工品 製造業
印     刷 製造業
化 学 製 品 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
電 気 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (5月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 4月値上げによる仮需発生の反動で、5月は大幅減となった。小麦の高騰もとりあえず一段落したが、今後どうなるのかは予測が難しい。作付面積を増やし、また現在のところ豊作も予想されてはいるが、投機資金が入ってこないとも限らない。いずれにしても中小にとっては、対応が難しい。最近、「食糧自給率をあげろ」といった内容の新聞記事が目に付くが、どれも「あげろ、あげろ」だけで、その方策まで踏み込んでいない。 この難問、戦後60年かかって誰も解けていないのに、いかにも無責任な発言に思えて仕方ない。
調理食品 出荷高は、前年同月比105.1%であった。重油の負担が増している。
豆腐 3月の値上げで一息ついたが、販売数量が低下。また、他県からの低価格商品が値上げされずに売られているため、収益状況は悪化した。
醤油 醤油原料価格の高騰により価格改定(値上げ)を余儀なくされている状況であるが、組合員の売上状況は、例年並みに推移している模様である。当組合においては、新事業年度に入り、4月、5月と前年並みに生揚の出荷量は推移している。6月、7月は御中元商品の売上増加による生揚出荷量の増加を期待したい。
生麺 5月連休に、世界麺フェスタ2008inさぬきが開催され、売上は少し上昇した。
繊維・同製品 手袋 春夏用UVカット手袋の納入状況は、前年実績を上回る好調な実績となった。平成20年度の冬物手袋の受注は、百貨店等にほぼ完了したが、量販店の受注が今一つ遅れがちで今後に期待している。
木材・木製品 家具 材料費が依然高止まりで下がる気配が一向にない。
製材 石油価格が上昇し、各仕入資材の値上げが予定され、すでに値上げした資材もあるが、木材業界は価格転嫁が難しい状況であり、さらに経営環境の悪化が予想される。
木材 住宅着工戸数が前年対比で20%ダウンで業況は悪化している。
印刷 印刷 地方印刷業界の3つの課題は、@仕事量の減少 A印刷価格の低下 B印刷用紙の値上げ攻勢である。特に用紙値上げは2年間で4回という理不尽なもので、製紙メーカーの姿勢も強硬である。
窯業・土石製品 生コン 原油高を背景に運送費、諸資材等の高騰が進んでおり、収益の圧迫が懸念される。
ブロック 原材料の高騰により、顧客に対し、やむなく値上げの通知をしたものの受注減の心配も残る。
石材加工 依然、厳しい状況を脱せず、再度雇用調整を始めた事業所も出てきた。
鉄鋼・金属 鍍金 6月1日よりガソリンの値段が上がり、そのため運送効率・燃料(工場)使用時間帯の制限等、各社工夫しているところである。原材料高を価格に反映できない各社の苦悩がある。
一般機器 一般産業用機械・装置 現在までは素材等のアップは、製品価格に転嫁してきたが、今後幾度となく予想されるアップに対して、全て製品に転嫁できるか不安である。仮に製品に転嫁できたとしても最終製品価格は相当のアップとなり、業界にも陰りが出るのではないかと思われ心配である。
その他製造業 団扇 各社ともまだ本格的な生産状況ではない模様である。
漆器 5月恒例の「香川のぬりものと家具新作見本市」がサンメッセ香川で開催され、業者の来場者は昨年より5%程度増加し、来場者の減少傾向にやっと歯止めがかかった。一般入場者は、昨年並み、成約も昨年並みだった。収益は、原材料の高騰を販売価格に転嫁できず、悪化している。
綿寝具 原料高により収益状況は悪化しているが、十分な価格転嫁は進まず、厳しい状況にある。
小売業 各種商品 6月13日にチャレンジショップを立ち上げる予定で色々な業種に入ってもらい商店会の活性化を期待したい。
青果物 売上高は減少している。
石油 暫定税率復活と元売仕切り価格の上昇で、価格が上昇したためガソリンスタンドの販売量が減少した。
商店街 高松市 5月のGWも商店街の人出は感じられなかった。各商店街は、お接待の心でお茶、お菓子を来街者に振る舞い、当イベントも回を重ねる毎に利用者が増加している。値上げでスーパーの売上も下がる昨今、商店街は更に厳しい状況に追い込まれている。
丸亀市 都市計画区域の線引き廃止で、幹線道路への郊外店の出店は異常と言える。これに年金、医療、雇用などの社会不安が多く、生活者の意識に潜在的に植え付けられ、消費の力は非常に弱い。
サービス業 旅館 5月14日にドーミーイン高松がオープン。顧客が移動し、組合員の施設の稼働率は低迷中。GW中は、少し良かったが、トータルではマイナスである。
情報 大きな落ち込みはないが、景況感は悪くなっている。
運輸業 トラック 軽油価格の暫定税率の期限切れが4月に1ヶ月間あったものの、その後暫定税率復活にプラスして軽油価格も値上がりし、苦しい経営環境にある。今回、政府が導入した燃料サーチャージャ制の適用も地方中小運送事業者ではなかなか実行しづらい状況にある。
貨物 燃料価格の高騰がこのまま推移すると倒産が相次ぐ可能性が高い。
       
     

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