集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
麦価値下げの影響で11月24日出荷分より、小麦粉が値下げされる。今回は、外国産は値下げ、国産小麦は大幅値上げとなり、粉価への転嫁が非常に難しい。大手製粉は、どんぶり勘定、つまり単純に加重平均で決定したけれど、内麦中心の製粉工場は大変。なぜ、このような理不尽な価格体系ができあがるのか、どうしても理解できない。 |
調理食品 |
出荷高は前年同月比100.6%であった。 |
豆腐 |
11月にまたディスカウント店がオープンする。低価格商品のみが売れている状況である。 |
醤油 |
年末商戦、お歳暮シーズンの到来であるが、組合員の業況はやや回復傾向にあるものと推測される。しかし、上半期(4月〜9月)の販売不振は大きく影響を残している。当組合の生揚出荷量も前年同期比94%(9月末)から95.8%(10月末)と1.8%回復しているが、利益状況は総体的な売上高減少のため、半減している。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
11月初旬の寒さで今後の天候次第であるが、今冬の販売に希望が持てる状況である。販売金額は店頭価格の消費者の廉価指向、またそれに伴う販売店側の値下げ要求等、厳しい環境が続いている。ゴルフ手袋の販売状況は秋のシーズン中であるが、景気悪化の影響を受け、ゴルフプレーの減少等から厳しい状況である。バッティング手袋はここ数年大きな変動もなく、数量・価格とも安定的に推移している。 |
木材・木製品 |
木材 |
10月度の住宅着工戸数は、昨年の25%減と落ち込みが激しい。 |
印刷 |
印刷 |
印刷業界は、安くしても需要がない時代になった。印刷の概念を根本から考え直す時期が来た。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
工事量の減少に伴う市況の悪化、与信不安の問題が生じている。 |
石材加工 |
受注が確保できていない事業所が増加している。年末に向けて不安を抱えている。業界全体の不況で、関連会社の縮小が始まった。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
景気の状況は上向きになりつつあるが、まだまだ油断できない状況である。各社共、中小企業緊急雇用安定助成金を受給しながら力を蓄えているところである。 |
その他製造業 |
団扇 |
現在のところ材料メーカーからの値上げ要請の話はないが、来期に向けて明るい材料はない。 |
漆器 |
年末を控え、迎春用の重箱、取り皿、座卓等売り場サンプルの需要があり、売上は例年並みである。ただデパート関係は売り場の縮小が続き、今後の動きが不安である。 |
卸売業 |
セメント |
政権交代により、「コンクリートから人へ」と方向性が変わり、業界悪化がひどく、かなり厳しい状況である。 |
小売業 |
石油 |
相変わらず明るい兆しは見えない。 |
商店街 |
高松市 |
政権も交代し、影響がフツフツと沸いてきているようだ。街全体が静かになったように思える。夜の飲食店も客足が遠のき、サ−ビス業もほとんど落ちているようだ。商店街に人が来ない、三越にも来ない。年末にむけ期待が持てない状況である。 |
丸亀市 |
売上の減少は下げ止まらない。消費者の意識はとにかく「節約」に走っている。ユニクロの「ジーユー」や餃子の「王将」が好調なように、「安くて値打ちのあるもの」にお客は敏感であり、高額品の売れ行きは壊滅的にダメと言える。冬のボーナスの減少や、雇用情勢の悪化が続いて、消費者心理は今後も冷え切ったままで越年すると思う。また高齢者に、余計な金は使わないための「引きこもり」が見られる。 |
サービス業 |
旅館 |
例年10月は、ホテル業界は言わば、かき入れ時の繁忙月であるが、シルバーウィークの反動と、また政権交代以降は宴会が皆無に近い状況になっている。全日空ホテルクレメントは、7%程度の微減だったと聞くが、当社では宿泊対前年比45%の落ち込みであった。また花樹海も、例年の売上げから落ちており、全国的にも宴会、特に婚礼が全国的に少なく、質素婚、ないしは他のルートに流れているようである。非常に苦しい業界である。 |
情報 |
現状、低水準のままが続いている。 |
運輸業 |
トラック |
高速道路利用料金額から見れば、上期においては最終月である9月分の対前年同月比の減少率が一番低いので、各組合員車両の稼働率も年度当初に比べ、若干増加傾向にあるのではないかと推察されるが、従前の稼働率に回復するまでには至っていない状況である。 |
貨物 |
輸送量は一部生産の持ち直し等に伴い、回復の動きがあるものの前年水準には達していない。なお、鉄製品関連については、低水準が続いている。 |