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【前年同月比】          
           
 

平成21年8月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
紙・紙加工品 製造業
印     刷 製造業
化 学 製 品 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
電 気 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (8月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 今秋より内麦(国産小麦)価格が大幅に上がる。現在、内麦価格は播種前契約といって、種を播く前に、入札して価格を決めるという奇妙な制度を採用している(理由は省略)。つまり2009年6月に収穫された小麦価格は、実は2008年8月の入札で既に価格は決まっている。当時は、穀物の国際価格が史上最高値を付けた直後であったので、入札価格は軒並み上限一杯で張り付いてしまった。一方、外麦(輸入小麦)は落ち着きを取り戻し、今年も豊作が見込まれるために価格は低めで推移している。よって今秋は、内麦価格が外麦より高くなるという前代未聞の事態がおきつつある(品質は外麦の方がいいので価格もこれまで高かった)。今の時代になぜ、こんな奇妙なことが起きるのか不思議でならない。
調理食品 出荷高は前年同月比94.6%であった。
豆腐 冷夏の為か、売上減少の状態が続いている。低価格商品は、少し動いているようだ。
醤油 組合員全般的に消費不況の影響を受け、売上高は10%程度(前年同期比)減少している。当組合も生揚出荷数量は前年同期比(4月〜8月)94%程度の減少傾向にあり、過年度の出荷状況から推測して、上半期の売上高減少は下半期での回復は困難であるとの見解をもっている。
繊維・同製品 手袋 春夏用UV手袋は、冷夏の影響と昨年度のロング手袋ブレイクの反動もあり、今夏の売れ行きが低調で近年になく厳しい状況である。冬物手袋、スポーツ手袋については、景気悪化の影響を受け、大方の予想では対前年比90%を割り込む厳しい状況である。
縫製 仕事の受注量が減少し、また加工賃も低下しており、取引条件は悪化している。
木材・木製品 家具 8月26日、27日、中国四国家具合同展(於;広島県福山市、出展業者79社)が開催され、漆器組合と合同で参加した。全国から業者(バイヤー)が935人来訪したが、前回よりは85%位の来訪業者と聞いている。香川県の両組合ともそれぞれ当初の目標額(4千万円)を達成したようだ。
製材 秋の需要が期待されていたが、望めずの状況である。
木材 木材の価格は従来より相場価格であるが、最大需要である木造住宅の着工量の減少と夏休み、選挙等が重なり最悪の市況である。
印刷 印刷 引き続き厳しい受注環境である。こうした状況でいかに利益を出すか、多角的な視点からの取り組みがさらに求められている。
窯業・土石製品 生コン 売上の減少(対前年比大幅減)による組合員の収益悪化、また工事量減による得意先の与信不安が懸念される。
ブロック 愛媛県今治市の官工事と香川県内の民工事の受注があり、連日工場において稼働した。
石材加工 本来、繁盛期のはずが例年の忙しさは全くない。業界関連会社の話では売上高が半分に落ち込んでいる事業所もあるようだ。
鉄鋼・金属 鋳物 操業度20%が6ヶ月も続いている。いつ回復するか分からず、お先真っ暗で廃業も考えつつある。特に自動車、工作機等鋳物製品使用機種が悪く、どうしょうもない。さらに自動車が電気モーターになると、エンジンブロックその他の部品が不要になるので、鋳物製品は3分の1に減る。
鍍金 景気の状況はまだまだ悪く、各社教育訓練に力を入れて、中小企業緊急雇用安定助成金を受給しながら力を蓄えているところである。
一般機器 一般産業用機械・装置 一部メディア等では、在庫が一巡し、底打ちしたと伝えられているが、我々の周辺には実感はなく、苦慮している。
その他製造業 団扇 今期のうちわ業界の全体的な状況は、20%以上の減が予想される。来期がどの様な年になるか心配される。
漆器 7月までは5月の見本市の効果もあり、売上は下げ止まりが見られたが、8月に入り長期の休暇や関東方面での地震や天候不順などの影響もあって、売上は再び低迷した。各社とも休暇を長くしたり、雇用調整助成金を利用して操業度を落とし、在庫の増加を抑えている。
小売業 青果物 長雨の影響で青果物の収穫高が少なく、青果価格が上昇したため、収益が悪化した。
石油 値上げしても1〜2日ですぐに下がってしまう。これも競争激化の現れと思われる。元売りの方は、毎週確実に仕切り値上げをしているが...。
商店街 高松市 8月の盆休みも高速道路1,000円の効果が期待されたが、商店街には県外客は少なかったように感じた。郊外の安いうどん店には行列ができ、また買い物は、高速で神戸・大阪の京阪神に流出していると思われる。衆議院選挙も終わり政権交代と言う歴史的なことになった。年末に向かい商店街はどのようになっていくのか?
坂出市 市長が代わり2ヶ月が経った。中心市街地活性化への取り組みに期待するところであるが、先ずはインフラ整備(上下水道、ガス)に地元会議所ともども立ち上がったばかりである。
丸亀市 とにかく「悪い」の一語に尽きる。総選挙があり政治体制が変わることになったが、ここまで地方と零細商店が疲弊すれば、立ち直り不可能な状況になったと思える。政治や他者をアテにせず、独自の生き方を考えていく必要がある。
観音寺市 元組合員である地元スーパーのビルが取り壊され、更地となったが、今後の用途は未定である。
サービス業 旅館 例年8月は、ホテル全般の稼働率はいい月であるが、非常に伸び悩んだ。顧客の嗜好は二元化し、低単価又はラグジュアリーの方向に特化した。例えば、全日空クラスは80%程度の稼動まで上がり、同様に低単価及び全国ホテルチェーンは好調であったが、当組合員の多くは中小企業であり、苦しんだクラスが多い。出張も減り、先行き不安である。
情報 基幹系では、まとまった仕事の発注が極端に少なくなっている。ネット系の仕事も新規の企画が極めて少ない。
建設業 総合建設 ここ1年間は、景気対策としての公共工事に伴い、10年ぶりに公共事業が増加傾向にあったが、今回政権交代により大幅な見直しがされる可能性が高く、先行きが危惧される。
運輸業 トラック 天候不順による青果物輸送の減少や一般貨物も減少したままで推移しており、明るい材料が未だ見当たらない状況である。荷動きが回復しない反面、昨年夏頃ピークであった軽油価格はその後下がり、年度当初は約半分までになっていたが、その後じりじりと上がり、現在は年度当初に比べ、10数%上昇している。
貨物 景気は持ち直しの方向であるが、輸送量の回復は遅れている。
       
     

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