集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
平成23年12月20日の製粉工場出荷分から小麦粉25kgあたり45円の値上げ。 |
調理食品 |
出荷量は前年同月比96.5% |
豆腐 |
12月末には年末需要で多少は売上が増加したものの、例年と比較すれば大きな変動はないように思える。 |
醤油 |
平成23年12月末の組合員並び当組合の業況は前年同月比97.9%程度で売上高並びに出荷量ともに減少の状態にある。万年不況業種といわれている醤油業界は不況に強い業界ともいえますが、売上高並びに出荷量が増加する方策を具体的に実践する方向性を模索している。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
12月よりの寒波の影響で、百貨店、量販店での冬物手袋の販売が順調に推移しているが、ゴルフ、スキー手袋の販売は震災後の自粛や不況のため前年を大幅に下回っている。 |
木材・木製品 |
家具 |
前月と比較すると販売価格は低下している。年末年始には「価格を下げてでも多く売れれば良い」と考えていたようであるが思うようにいっていないのが現状である。今後も頑張っていきたいとい強い意志が見られたが、景気が良くなるのはまだまだ先のことだと考えている。 |
製材 |
年末の追い込みも感じられず、師走の慌ただしさもなく過ぎ去り、何か白々しい感じがあり景気はさらに悪化しているのではないか。 |
木材 |
住宅着工数が減少し、少ない工事も大手ハウスメーカーがほとんど手掛けており地元の大工、工務店の受注量は減少、結果として資材の回転率が低下し、業況は悪化している。 |
印刷 |
印刷 |
受注については低水準であるが安定して推移している。都市部においては破綻する企業が顕著であるが、県内では採算面でギリギリの需要が見込めている状況かと思われる。印刷資材の値上げについては用紙、インキとも値上げ交渉はほぼ終了しており値上げ受け容れ、据置等は個別の対応となる。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
他の地域の影響と思われる販売価格の低下に対する対応、対策が難しい。 |
ブロック |
明るい年度にしたいが、1月分の受注が現在ところ皆無に等しく、不透明な幕開けで不安の始まりとなっている。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
震災によるサプライチェーン寸断の回復発注による操業度の向上はあるが、ユーロ不安や極端な円高で製造業の置かれた状況は先行き不透明がある。今後はリスクマネジメントの一環で南海地震対策のBCP策定にも注力していきたい。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
業種によりバラツキはあるが、足踏み状態から少し明るさが見られる。ただ急激な円高は輸出部門に影響が大きい。建設用クレーンは震災の影響を受け生産調整を余儀なくされていたが、その後順調に回復し車輌搭載型及び高所作業車の売上が増加し、上半期は2期ぶりに黒字回復したことが他の業種に波及し、機械部品加工及び鉄骨加工業も売上、操業ともに好調に推移した。鉄鋼船舶建造や舶用機関及び陸用圧力容器製造業は当面の受注は確保できているものの急激な円高により2014年以降の商談は皆無に等しく、先行不安な状況にある。プラント機器設計製作は従来大手メーカーで生産していた海上輸送用の搬送用固定器具を肩代わりで本格製造することとなり、大幅な売上増となる見込みである。フェンス、建築用鉄骨は規制による工程のコストアップ、公共投資の削減により受注は昨年同期の70%に留まっており、経営環境は厳しい状況にある。 |
輸送用機器 |
造船 |
先月と同様、景気回復の兆しは見えない。 |
その他製造業 |
団扇 |
業界では今月中に新しい見本を発送する業者がほとんどであるが、各社とも原材料の高騰のために製品単価の決定に苦慮している。 |
漆器 |
年末の繁忙期全般としては平均よりも下で推移しているが東北方面では一部に復興需要としての売上の増加がみられる。サンメッセで開催された香川県主催の食の大博覧会は多くの人出で盛況であった。 |
綿寝具 |
年末になり滞っていた資材が動き出し、寝具製造も快調に動き出した。将来に不安はあるが、目先の仕事があることで大分気持ちが違う。景気も目先に明かりがあればそれをバネに飛躍できるのにと痛感した。 |
小売業 |
青果物 |
景況にやや持ち直しの動きがみられる。 |
石油 |
消防法改正により老朽化した地下タンクのサービスステーションでは廃止か存続かの検討を迫られている。 |
電機 |
テレビの落ち込みをLED照明器具、オール電化、太陽光発電等でカバーしようと努力しているも、前年同月比で40〜50%売上が減少した。 |
商店街 |
高松市 |
年末商戦も大変厳しい12月で、普段の月よりも静かな商店街だった。飲食店も忘年会の予約が減り、多くの店が厳しかった模様。小売業もほとんど前年割れ、当商店街においても町費・アーケードの未納組合員がでており、今後どうなるのか見守るしかない。一つ解決するとまた一つ頭の痛い問題が起こる。 |
丸亀市 |
昔は12月といえば「一番忙しい月」と言われていたが、そんな雰囲気は全くない。昔は12月に入ると定休日でも店を開けて休み無しで営業していたが、今は多くの店がいつもどおりに休んでおり、年末も大晦日に休む店が増えている。「歳末感謝祭」を例年通り行ったが、「笛吹けど踊らず」という現状だ。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
店舗関係の年末のディスプレイに伴う内装工事の主なものは11月に行われており、12月は年始関連の仕事となるが、低調である。日本の文化に正月という文字が薄れつつあるのかもしれない。 |
旅館 |
12月は当社としては対前年同月比で27%売上が増加した。出張は減少しているが、宴会増加の影響であり、業界としてはほぼ例年通りである。しかし内容としては宿泊人数が対前年比20%、売上は32%の減少となっており宴会部門で収益が出ている状況である。出張は劇的に減少し、出張経費も削減されいる。併せて各企業が支店を廃止しており、今までは同一企業内での接待もあったが、今は皆無である。コンビニ弁当で夜を過ごす出張ビジネスマンも増加しているうえに日帰りのケースも多い。以上のような負の連鎖がビジネスホテル業界で発生している。 |
情報 |
大きな変化はないが、スマートフォンやクラウド等の新しい開発要請、問い合わせが増加しつつある。 |
運輸業 |
タクシー |
景気の低迷により営業収入、輸送人員とも減少傾向が続いている。12月は他の月より営業収入、輸送人員とも多かったが例年と比べて繁忙期の期間は短かった。 |
トラック |
11月の高速道路料金支払額の対前年同月比は6ヶ月目にして100.7%とプラスとなった。例年12月は荷動きが予想されるのでこのまま増加してほしい。12月1日から東北地方無料措置の見直しが行われ、4月以降の続行を期待していたが、3月末をもって終了するようである。 |
貨物 |
いまだ関東地方向けの貨物は好調だが、関東地方から四国地方向け貨物は増加していない。 |