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【前年同月比】          
           
 

平成23年11月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (11月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 本年2回の小麦・小麦粉の価格改定により値上がりしたが、製品(麺類)への価格転嫁はできていないようである。今月20日出荷分から業務用25kg当たり45円の値上げを公表している。
調理食品 出荷量は前年同月比97.5%
豆腐 県外に本店を持っているスーパーマーケットの出店に伴い、他県業者の安値商品の供給により県内業者の売上は減少傾向にあると思う。
醤油 組合員の業況は11月に入り持ち直しが見られ、組合の生揚出荷状況も前年同月比98%程度に回復している。ただ、原料である小麦(輸入小麦)が13〜20%程度価格上昇の状況であり、平成24年1月以降さらに値上がりが確実となっている。また、食塩も東日本大震災による供給減等から17%程度値上がりしている。(平成23年4月基準)。組合の出荷量も数年前から低下傾向にあり省エネ・省電力等を含め、製造費の削減に努める方策しか見当たらないのが実状である。
繊維・同製品 手袋 製品の納入は順調に進んでいるが、今冬の暖冬により店頭での販売が不調で、今後の寒さに期待する事が大きい。
木材・木製品 家具 昨年の同時期に比べると仕事量は2〜3ヶ月程度確保しているようであるが、販売単価が少し低くなっている。いずれにしても若年層が購入しなくなっており老年層も財布の紐が固く、現状は難しいものがある。
製材 住宅エコポイントも決定されたが、30万から15万ポイントに減少し、セールスポイントとしてはあまり効果が期待できないように思う。
木材 住宅エコポイントが切り替わる時期であったためか住宅着工戸数も伸び悩み、需要が減少した。
印刷 印刷 印刷資材のうちインキは、値上げ交渉はほぼ一巡し各社別に結果が出ている。印刷用紙は卸の段階で代理店よりの値上げが確定し、印刷業各社に対しても値上げ要請が強くなっている。各社別の対応となるが年内には一応決着の見込み。
窯業・土石製品 生コン 市況の悪い状況が継続しており、回復の兆しが見えない現状である。
石材加工 「来年の仕事」としての受注が不足している状況で、組合員の多くは頭を抱えている。
鉄鋼・金属 鍍金 タイの洪水による工場用電機部品の入荷が懸念されるところである。また、原材料高はとどまるところを知らず、収益を圧迫しつつある。
一般機器 一般産業用機械・装置 全般的に足踏み状態から弱含みへと混迷を続けている。フェンス製造、鉄骨加工、組立砕石プラント、廃水処理機械は引き合いも低調で値段も厳しく大変な状況である。いずれも公共投資の削減及び民間の需要が伸びない結果である。建設用機械は北米、中南米、中東の資源開発等を中心に昨年末より受注量が増えたものの、一時震災の影響から生産が落ちたがその後順調に回復、上半期の売上は大幅に増加し、今期を通じて好調な売上げが続く見通しである。造船及び関連工業は2012〜2013年までの受注は確保されていが、2013年以降の契約が出来ない状況にある。建設用機械、造船業は輸出が中心であり、急激な円高の影響で先行き厳しい経営環境が予想される。一般機械のなかでも中小零細企業は依然として仕事量は定時操業程度で本格操業までは当分難しい。プラント関連では米国航空機メーカーの大型加工品郵送時の搬送用取付具の開発により、下期より生産が本格化し、継続的な受注が見込まれる。熱交換機、圧力容器については震災復興の需要が徐々に出てきつつある。
輸送用機器 造船 来年中旬以降は受注が減少。売上、雇用人員共に減少すると思われる。
その他製造業 団扇 現在のところ市場から要請等はないが、例年の受注品は少し数量が減少しているようである。
漆器 11月は伝統的工芸品月間で、全国各地で国の伝統的工芸品に指定された産品のPRや即売催事が開催された。またサンポートではアスパックに関連して地場産品をPRするコーナーも設けられ、伝統工芸品産業の広報には大きな役割を果たした。
綿寝具 11月は暖かいため寝具の動きも鈍い。防衛省から布団の受注については、今回の震災の影響で前回の3倍以上の注文があった。しかしこれは一過性の事で、来期は大端に減少すると思われる。
小売業 青果物 先月に引き続き取引価格、取引量の減少。
石油 価格転嫁後、すぐ下落した市況を憂慮し「みながもう少し我慢して市況を構築し企業として適正な利益が出せる業界にしていく必要があるのではないか」との指摘が出ている。販売不振が続くなか業者が価格に敏感になっており、安易な価格競争に走りやすい状況が生まれているが、市況構築の為には販売業者の協調姿勢が求められている。
電機 昨年10〜11月の商況は異常ともいえる盛り上がりだっただけに今年は前年同月比で見ると3〜4割の落ち込みと厳しい。またテレビの価格も異常ともいえる低値で、販売しても何千円しか利益の出ない現状である。売れないから売価を下げる、他の販売店が下げたから自店も下げるといったイタチごっこであり、大きな問題である。テレビに関しては2〜3年分を先売りした感があり、来年も同じ状況になると思う。
商店街 高松市 特に大きな変化はないが、収益状況が悪い。
高松市 非常に厳しい11月になったが、商店街の通行量が減少している事が大きな原因ではないか。どの業種においても極端な売上不振が続き結果は落込んでいる。年末が近い月にしては昨対比、今年度と最悪のような気がしており、辛抱が続く。明るい材料がまったくない。
丸亀市 とにかく業況は悪い。どの店も「こんな暇さはない」と嘆いている。将来への不安や年金・福祉など様々な問題による消費不安は深刻だといえる。
サービス業 ディスプレイ 歳末商戦で店舗等ディスプレイの需要は通常の月と比べ多いと予想。
旅館 11月は、出張は減少しているが、宴会増加の影響で当社としては前年比25%売り上げがアップしたが、業界全体としては、ほぼ例年通りである。しかし、内容としては、宿泊人数対前年比40%増に比べ、売上は25%の増で大きく収益には貢献していない。先月も記入したが、宿泊サイトを見て頂くとわかるが低単価化が著しい。また、丸亀町G街区に大手ホテルチェーンの進出もあり、各ホテルはしのぎを削っている。資本力のあるホテルは、大きくネット上のリスティング広告など行っているが、中小は金額の高い広告は打てず、厳しい状況である。 なお、12月に入り、宿泊予約サイトで確認しているが、香川への入込客は、15%以上減少し、想像以上に出張が取りやめになっている状況である。人気上位ホテルから埋まっていくことを考えると、下位のホテルは、全くお客様がいない状況が想定される。非常に危険な状況であり、小規模施設の中には、年度末に廃業を検討している所も多いと聞いている。
情報 大きな変化は見られないが、スマートフォン、クラウドへの対応が不可欠になってきている。社内システムとの融合が今後見込まれる仕事となる。
運輸業 タクシー 景気の低迷により営業収入、輸送人員とも依然として減少傾向が続いている。特に東日本大震災以降、夜間の客が非常に少なくなっている。
トラック 10月分の高速道路通行料金支払額の対前年同月比は99.3%と6月以来5ヶ月連続マイナスとなったが、その減少幅は5ヶ月で一番少ないものとなった。年末に向けての荷動きの増加が期待され、早くプラスに戻ることを願っている。来年1月1日からは首都高速道路及び阪神高速道路は料金圏のある均一料金制から料金圏のない対距離別に移行する。料金圏をまたぐケースでは値下げとなるが、またがない中心部のみの利用では現行料金よりも高くなる。なお、12月1日から東北地方無料措置の見直しが行われる。
     
 

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