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【前年同月比】          
           
 

平成23年5月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (5月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 6月下旬から小麦粉価格の上昇にともない、今回は製品価格に転嫁せざるを得ない。
調理食品 出荷量は前年同月比89.9%
醤油 組合員の平成23年4月、5月の醤油売上高は前年同月と比較して減少の状況にあるものと推察される。組合の5月の出荷量は前年同月と比較して2%程度の減少の状況にある。現在のところ原料及び資材関係では大震災の影響は認められないが、消費動向は低迷しているものと推測される。
繊維・同製品 手袋 生産拠点の多くが集約する中国において、縫製技術者不足のため生産状況が改善せず、更に賃金及び原材料の高騰により利益幅が圧縮され厳しい状況が続いている。今冬の冬物手袋の数量確保が難しい状況である。
縫製 震災後東北地方の縫製工場で生産できなくなったため一時期受注が増加したが、震災による買い控えで生産を見合わせているメーカーが多くみられる。工場によっては連休後には計画していた生産が3割カットになったり、中止になったりで難しい状況である。
木材・木製品 家具 官公需適格組合の資格を取得し、香川県に入札参加資格登録手続きを完了し、高松市にも近日中に手続きを行う予定である。
製材 震災の余波が続き何も手の打ちようがなく、先行き不安な状況が続く。震災の仮設住宅資材もほぼ調達でき、6月からは住宅関連資材メーカーが見積もり、受注の受け付けを再開するとの明るい話題もある。
木材 震災の復興対策の遅れか、売上減少、木材価格の低迷が続いている。
印刷 印刷 震災の影響について、紙は用途による仕入時期や仕入量が従来と比べて差異が生じている。インクは品薄感があり、先行き値上げ気配がある。
窯業・土石製品 生コン 平成23年度は建築物件の発注が少し見込めるものの、競合による価格の低下、市況への影響が懸念される。
鉄鋼・金属 鍍金 震災が経済活動に及ぼす影響は根深いものがある。そのため、生産・納品抑制、また原材料・副資材の入手困難が今しばらく続きそうである。
一般機器 一般産業用機械・装置 全般的な業況は年内の仕事量の確保はできている。中には高操業が続いており受注残が平成26年まである事業所もある。中小零細規模の組合員は震災の影響もあり、材料、部品、鋼材等が入手困難のため稼働率が低下し、採算も悪く経営的にも苦しいところもある。しかし、全般的には多少ともこれまでの停滞感から若干ではあるが、活性化の兆しが見受けられるようになっている感がある。
輸送用機器 造船 前月と同様、景気回復の兆しはない。
その他製造業 団扇 震災による節電の実施のため、涼をとるうちわの需要が急激に伸びたのは良かったのだが、材料(骨、紙、インク等)の供給が追いつかず深刻な問題となっている。
漆器 恒例の「香川のぬりもの新作見本市」と一般客対象の「家具とぬりものフェア2011」をが5月11〜15日に開催した。前半2日間の全国の業者対象の見本市は震災の影響が大きく来場者数は前年比で20%の減少となった。後半の一般対象は昨年並みの来場者数で高額商品の成約は少ないものの30万円のタンスが2本売れた出展者もあった。
綿寝具 震災の影響で官公庁からの受注が不透明になった。原料の確保などが重要で輸入を含め情報を集めている。
小売業 石油 石油業界でも15%節電への具体策(製油所における自家発電設備稼働率の引き上げ、廃熱回収の最大化、モーターの他動力への切替等)が発表された。
電機 エコポイント制度の終了で落ち込むと懸念していたテレビがデジタル放送への移行に伴う買い換え需要などで好調であるが、単価ダウン(1インチ1,000円以下)により収益が大幅に悪化。白物家電は4月は好調であったが、5月はひと休みといった状況。32インチのテレビを販売しても利益が数千円といった状況であり、今後大量販売が望めない時代であるのにメーカー、小売店は自分で自分の首を絞めている状況である。
商店街 高松市 5月末でアーケードが完成、今後の人手に期待する。
高松市 5月の連休はなんとなく県外客が多いように感じた。商店街にも人出が多かったものの連休後には人出が落ち込み商店街も元気がでない。震災による影響も業種によってかなり違いがあるように思える。商店街では今のところ商品が入らなくて困っている店はない。当商店街の街灯の一部をLEDに取替えところ節電効果もすぐ出て、電気代も下がった。今後も節電を心がけて行きたい。
丸亀市 相変わらず「底が見えない状況」にある。5月は3月決算の組合の「総会月」だが、建設的な意見や発言もない「愚痴やため息」だけの総会で終わった。従業員にやめてもらって、家族だけで商売をしている店が増加したため、商店街活動など外部の行事に出られない商店主が増えたと感じる。
サービス業 ディスプレイ 震災の影響は四国地方にもでており、イベントの自粛はやや解消される傾向にあるが、好転の兆しは見えない。合板等の資材は大手企業(地元)は確保できているようであるが、中小零細企業では不足している資材もあるようだ。
旅館 5月も、低調であり出張客は大幅に少なくなり、対前年比で平均20%ダウンである。震災の影響より原子力、政治への不信からか復興の特需というステージが全く見えない。今回6月2日に春秋航空が乗り入れを開始したが、宿泊客の動向を調査中である。
情報 IT投資は停滞気味のまま大きな変化はない。
運輸業 タクシー 大震災の影響でタクシーの利用客が対前年同月比で営業収入が約20%減少している。特に夜間の利用客が無い状態が続いている。
トラック 4月分の高速道路通行料金支払額の対前年同月比は6.4%の増加で一昨年3月から連続14ヶ月で対前年同月比増となっている。ただし、震災後は「帰り荷難」と言われており、通行料金増加に見合う運賃収入増となっているかどうかは疑問である。
貨物 震災の影響については、落ち着きを取り戻している。依然として関東以北の出荷は低調が続いている。
     
 

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