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【前年同月比】          
           
 

平成23年6月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (6月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 6月20日から小麦粉が値上げとなったが、麺類への価格転嫁は難しいようである。
調理食品 出荷量は前年同月比の96%
醤油 組合員の景況は震災以降、消費不振により売上高の減少が続いているものと推察される。当組合でも平成23年4月・5月は前年同月比割れで出荷量は減少している。出荷量は6月になり御中元商品用への出荷もあり前年同月比100%程度に回復しているものの4月〜6月の第一四半期では5%程度の下落状況にある。7月以降も4月〜6月の減少傾向が続くものと予測される。
繊維・同製品 手袋 主な生産国である中国での人手不足及び賃金・原材料の高騰が続いており販売に影響を与えている。今年になりチャイナリスク軽減のため、カンボジア、バングラデシュ、インドへ新たに工場を建設し、生産の再構築を進めている組合員が出てきた。今後の脱中国に向けての動きとみれる。
木材・木製品 家具 入札参加資格登録が香川県、高松市とも完了し官公需の受注に向け努力しているところである。
製材 被災したメーカーも徐々に立ち直り傾向がみられる。受注も受け付けるようになりつつはあるが、納期に時間がかかるようであり、またこの機会に便乗値上げとみられる傾向もある。
木材 政治不安定のための不況感が増大している。住宅着工数も減少、当然売上も減少して厳しい経営環境である。
印刷 印刷 用紙については、震災により被害を受けた製紙工場も逐次生産を再開しており、供給不足は解消される見込みである。インキについては震災により原材料の調達が困難となり代替原料を輸入に依存した。輸入原料の高騰もあり、値上げ交渉がはじまっており、今後地方への波及が予測される。
窯業・土石製品 生コン 他地域の市況の影響が大きくなりつつあり、販売価格の低下が見受けられる。
ブロック 景気の回復が見えてこない。
石材加工 6月11日・12日開催の「あじストーンフェア」では雨天にもかかわらず多くの来場者にお越しいただくくことができた。産地内も少しであるが稼働率が上がってきたようである。ストーンフェア会場では「石あかり」を探してお求めになるお客様も見受けられ、「石あかりロード」の認知度の高さを感じた。
鉄鋼・金属 鍍金 地震により被災した発注企業(主にメーカー)の受入体制も整ってきており、徐々に生産が回復する見込みであるが、一方で原材料高によるコストアップをどのように吸収するのかが課題である。
一般機器 一般産業用機械・装置 全般的に引き合いは減少。震災復旧、復興のための商談はあるが、いずれも緊急性を要するため殆ど参加できない。9月以降、長期スパンの物件についは対応可能なため、大手ゼネコン、重電メーカーからの引き合いに期待する。鉄骨、フェンス製造は公共投資による受注が多い関係上予算削減は安値受注となり収益は悪化している。プラント機器製作及び関連事業は昨年同期と比べ単発ではあるが、仕事量は増加しており業況としては良くなっていくと予想される。造船及び関連工業は受注残が1〜3年あるがその先の商談が進まなかったが、ここにきて引き合いが出てきておりまとまる傾向にある。
輸送用機器 造船 作業工程の関係で現場作業員に繁閑の差があった。
その他製造業 団扇 5月中旬頃より受注が集中的に入り、業界は大変な状況になった。しかし、あまりに受注が集中したためポリ骨が供給不足となった。この状況は今までに無かった状況で、業界は大変混乱している。
綿寝具 厳しい寝具業界において最近取り沙汰されているの問題として優越的地位の濫用がある。大型量販店ほどではありませんが、長年続いている老舗店が不当な値引き要求をしてくるほど厳しい状況。
小売業 石油 1ヶ月程の間で値上がりした仕入単価に対し市況が全くといってよいほどに改善しておらず、過当競争による市況の悪化もありここ数年で最も厳しい状況。石油業界への補助金は業界の規模・現状に合致しておらず、受けられないSSが多過ぎる。
電機 アナログ放送終了まで後わずかとなり、テレビの売上げが伸びているものの単価ダウンにより利益が大幅に縮小している。また6月は異常ともいえる猛暑でエアコンの売れ行きも好調で、総体的に家電の売上げは前年同月より良い。特に目立っているのは太陽光発電システム、扇風機、アンテナ関連、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、蓄電池システムである。
商店街 高松市 6月の前半は厳しい状況でしたが、後半は大手企業にボーナスが支給されたことや気温が昨年より早く30度を超す暑い日が続いたせいもあって、衣類、冷菓、飲料などの売上もあがってきたように思えます。昨年は猛暑で外出を控えた人も多く、今年も厳しい暑さになれば人出は昨年並になりそうです。震災の影響はほとんど聞かれません。
丸亀市 相変わらず「底ばい」の状況が続いている。夏はイベントなど行事が多いが、店主の高齢化で、入院をはじめ体調を崩したり体が動かない人が増えて、イベントをするにも「動ける人」が減っている。一部の者に大きな負担がかかっているという現実だ。
観音寺市 6月23日に大型家電量販店がオープン。
サービス業 ディスプレイ 売上高が下げ止まりで好転の兆しは見えない。雇用人員を減少するなどしている状態に思える。国、県をはじめとする行政庁が全て一般競争入札を採用して、落札者も儲からず、参加者は時間だけを取られて疲弊している。
旅館 6月も低調であり、出張は大幅に少なくなり対前年比平均15%のダウンである。震災の影響と政治の混迷からか、復興のステージは未だ全く見えず、この状況が続くようであれば、非常に厳しい。7月15日の春秋航空の乗り入れは先月のトライアルは1泊朝食付2,500円であったが、今回より、1泊朝食付3,500円と5,000円の2段階になるようである。利用ホテルの選定は春秋航空側の一本釣りの状況である。また、歓迎レセプションも予算的には厳しかったようである。
情報 新規で比較的大規模なシステム構築の兆しが出てきている。これから受注競争が始まるものと考える。
建設業 建築 平成23年度公共工事の発注時期になっているが、昨年と比べて減少すると聞いている。
運輸業 タクシー 震災の影響でタクシーの利用客が減少し、営業収入が対前年同月比で約10%のダウンとなっているものの、前月に比べるとやや回復している。
トラック 5月分の高速道路通行料金支払額の対前年同月比は2.7%増で15ヶ月連続して増加となっているが、震災の影響からか昨年の6.7%増と比べると落ち込んでいる。6月20日から震災の被災者支援、復旧・復興を目的に中型車以上で発地あるいは着地が東北地方の指定高速道路の場合は通行料金が無料となる措置が8月末まで講じられている。
貨物 震災特需は下火になり、業況は震災前に戻りつつある。
     
 

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