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【前年同月比】          
           
 

平成23年7月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (7月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 6月20日から小麦粉価格が値上がりになったが、製品への価格転嫁はさまざまのようである。
調理食品 出荷量は前年同月比の94.1%
醤油 組合員の業況は概ね前年をやや下回る状況にあると推察される。さらに御中元の売上げが大きく下落し、7月の売上は前年度比で約87%と厳しい状況にある。原料価格(大豆、小麦、食塩)も10%〜25%の値上げが確定しているが、生揚価格の値上げが困難であるため固定費及び変動費の削減のための企業努力が絶対的に必要になってきている。
手延素麺 例年に比べ梅雨明けが早かったので売上増を期待していたが昨年とあまり変わらなかった。
繊維・同製品 手袋 一昨年度よりの中国での生産量減少は、本年度のリスク分散で改善されつつあり、今冬分の手袋の販売は天候にもよるが明るい材料である。また執行部の大幅な若返りで組合活動も「若い人」の発想や展開に期待したい。
木材・木製品 家具 官公需適格組合とし経済産業局、香川県、高松市とも入札資格審査登録が完了、体制も整いこれから受注活動に向けて本格的に活動していく。
製材 大手住宅メーカーはその営業力で順調に成約を確保しているが、地元の大工、工務店は苦戦している状況。
木材 住宅着工数が減少。
印刷 印刷 印刷資材の現況は、用紙については供給・価格ともに大きな変化はなく、インキについては各組合員がおしなべて価格アップの要請を受けており交渉過程にある。8月は操業日数も少なく、例年売上が減少する。この時期の営業実績が年間売上を左右する。
窯業・土石製品 生コン 受注価格の低下が続いており、収益面の悪化が懸念される。
ブロック 猛暑が続く中、売上も月をおって減少。原発事故の影響があるのかもしれず、今後が全く不透明な状態で不安である。
石材加工 6月は売上が少し持ち直したが、7月は一転して悪化となった。今期に入り毎月のように石材業や関連業者が事業所を閉鎖していく状態が続いている。
鉄鋼・金属 鍍金 震災後、サプライチェーンは回復しつつあるが、米国金融債務問題による円高、また引き続きの原材料高・燃料高が収益を圧迫している状況は否めず、経営改善に努めているところである。
一般機器 一般産業用機械・装置 全体的に一部の業種(造船及び建設機械)を除いて仕事量は減少し、定時内操業での消化維持がやっとである。また引き合いも少なく、かつ、受注まで至っていない。建築鉄骨、フェンス製造は公共投資抑制の影響を受けており、仕事量の確保に苦慮している状況である。プラント機器及び圧力容器製作は民間企業の設備投資に陰りが出ており、2〜3ヶ月以降は仕事量が減少する造船及び造船関連事業においてもここにきて急激な円高と米国の景気後退により、商談から受注への成約が進まない状況にある。
輸送用機器 造船 前月と同様、景気回復の兆しが見えない。
その他製造業 団扇 業界各社とも7月末までは生産は多かったが、ポリ骨の供給不足のため8月に入っての注文が取れず、急に受注及び生産が減っている状況である。
漆器 震災から4ヶ月が経過し、東北から北関東を商圏としている業者に聞いたところでは大きな被害を受けた岩手、宮城、福島等では仮設住宅の増加とともに、低価格の座卓等に需要がでてきているとのことである。逆に東京、東海地方では売上の減少が続いている。
綿寝具 先月報告した不当な値引き要求を行っていた事業者も、少し落ち着き、価格を戻そうと努力している。優越的地位の濫用に対しては行政に指導をお願いしたい。
小売業 電機 テレビは史上最高の出荷台数となったが、小型サイズ中心と単価ダウンで利益は少ない。また7月24日にアナログ放送終了ということで地デジチューナーの販売が好調で品切れ状況が続いている状況。また、昨年以上の猛暑でエアコンの販売が好調であるが、テレビのアナログ放送終了と重なって取付工事が1〜2週間待ちの状況。
商店街 高松市 7月の前半は気候良く客足は順調かと思っていたが、台風7号の影響で後半は止まったようで、雨も多く天候に左右された。昨年と比較すると当商店街はアーケードの改修工事が始まった事と猛暑で人通りも減少していたが、今年は丸亀町のアーケード工事も終わり人通りは少し増えてきたように感じる。G街区の再開発完成がどのような影響があるか楽しみ。
丸亀市 経産省や日銀の発表では、震災の影響は薄らぎつつあり、景況は回復傾向にあると言われているが、現場ではそのような実感はまったくなく、一層ひどくなっていると感じる。必要最低限のものしか買わないという消費動向が、定着していると感じる。既成概念や常識が通用しない分野に需要があると考えるが、それを見出して対応するのが至難のわざだと思う。
サービス業 ディスプレイ 田舎の中小企業が世界の動きにまで目を向けなければならない世の中になっている。グローバルという言葉が神の言葉のように思われた時代は去り、地域社会での共存共栄をを考えなければならないのかも知れない。
旅館 7月はさらに低調で、出張は大きく減少し平均30%ダウンである。また夏休み最初の3連休は台風の影響で中日からキャンセルが続出し、18日の夜に至ってはほとんどゼロであった。春秋航空就航の影響もなく、低迷している。8月3日付けの日経新聞によると韓国、台湾、中国からの訪日観光客の満足度は中四国地区が全国最下位であった。夜の食事、その他商店街の閉店時間など、種々検討する必要がある。
情報 新規案件はあるが、先行き不透明のため進行が遅い。
運輸業 タクシー 震災の影響により、タクシー利用客が減少、営業収入も減少していたが、7月は対前年同月比ではやや減少しているものの長引く不況の影響と思われ、震災の影響による落ち込みはほぼ回復した事業所が多い。
トラック 6月分の高速道路通行料金支払額の対前年同月比は16ヶ月目にして−0.4%と99.6%となった。これは荷動きの減少か、6月20日から始まった東北地方の復旧・復興のための高速道路無料化の影響があるのかは不明である。ただ、この無料化措置に便乗した目的外使用の車のIC周辺でのUターン走行による通学路等生活道路への進入で交通安全上の影響も懸念されている。
     
 

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