集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
惣菜 |
物価上昇と消費税増税が組合員に影響をあたえている様子である。 |
調理食品 |
出荷高は前年同月比104.1%。 |
冷凍食品 |
円安に伴う原材料・資材の高騰は収益に大きな影響を及ぼしている。外食の売上の昨対割れは食品メーカーにも影響を及ぼしている。11月以降は鍋材をはじめとした季節性商品も動き出す。これらの荷動きに期待するとともに、年末年始商材(クリスマス・年越・お節)などの需要の高まりに注目していきたい。 |
醤油 |
組合員の業況は4月以降売上高が低減傾向にあったが、10月以降は増加に転じてきたと推測される。当組合も10月単月の生揚販売量は前年同月比105%と好転した。しかし、前年同期比では93%と大きく下落している。11月・12月の出荷量増加を期待したいが、前年度並みに出荷量が回復することは困難であることが予想される。現在の日本経済は実物経済が低迷停滞し、名目経済(金融政策によるバブル経済)だけが目立っている感がある。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
本格的な生産・販売時期であるが昨年の流通在庫が多く、また、このところの急激な円安のため、生産のほとんどを海外で行っている現状では輸入コストの大幅なアップが経営を圧迫している。冬の訪れも遅く、販売も苦慮している。 |
木材・木製品 |
家具 |
今年4月に消費税の増税があり、売上が落ち込み、その回復がまだできていないので木工業界としての売上、収益はまだ落ち込み状態が続いている。 |
製材 |
昨年は4月からの消費税増税を控えて全国的に原木不足により価格が上昇、久しぶりに景気が上向いた月であった。今年はその反動で売上が減少し、木材価格も下落した。プレカットの受注は例年並み。 |
印刷 |
印刷 |
前月同様売上、収益とも顕著な増減なく推移している。コスト面でも印刷用紙、インキとも需要低迷の中、現状の価格を維持しており、値下げの兆しは見えない。先行き不透明のまま推移中である。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
取引価格が徐々に改善されてきているが、原材料アップ分程度の改善にとどまる可能性がある。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
エネルギーコストが経営に影響を及ぼしてきている。価格転嫁がなかなか出来ず、吸収にも限界があり思案する日々である。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
建築用鉄骨加工・組立業は消費増税による駆け込み受注の反動による着工水準の減少が続いており、8月以降は円安による輸入原材料、資材価格の上昇の影響から前年と比べ売上、収益とも横這いから微減傾向にあり、回復は鈍く低調である。建設用クレーン製造業は円安で海外採算が改善するほか、国内では東京五輪関連などの公共工事や東日本大震災の復旧需要等で国内外ともに販売が伸び、15年3月期の純利益は過去最高を更新する見通しである。中小、零細の機械加工、組立工場はクレーンの部品加工及び組立工事が継続し、生産はフル総業の状況である。船舶用関連事業及び荷役付帯設備製造は一時の建造量の大幅な減少から一転、円安と海外の景気回復による船舶用エンジン、圧力タンク、荷役機械等の受注獲得で当面の仕事量は確保。ただ、船価は相変わらず厳しく、これまで進めてきたコスト削減策も限界に近く、今後円安による利益に繋がる価格の引き上げが望まれる。フェンス類、環境処理施設製造は公共事業の占める割合が高く、短納期の製造が多い。受注の時間的なズレもあるので今後仕事量は増えるものと思われる。 |
輸送用機器 |
造船 |
工事量が増え、雇用人員も増加傾向。 |
その他製造業 |
団扇 |
全体に受注が減少しているなか、先日の国会で使用問題が取り上げられ、またうちわの用途が無くなったように思う。また、円安状況は依然として継続されており大変心配している。 |
漆器 |
週末に台風や雨が多く、小売店への来客数が減少し、売上も伸びない。 |
綿寝具 |
10月の業況は同業者間でも売上が上がったところもあれば、下がったところもあり二極化している。小売店では月の後半から活発になってきた。 |
小売業 |
青果物 |
取引値は安値安定で、入荷量は依然少なめ。 |
石油 |
10月の取扱数量が対前年比で10%減少との組合員の意見が多く、相変わらず収益状況は悪い。元売の卸値が10月に入り下がりつつあるため連動して小売値も下がりつつある状況。 |
電機 |
10月は今までに経験したことがないほど、販売が落ち込んだ。例年は2月・8月が悪いと全般的にいわれていたがそれより悪い景況。家電商品はこれといった動きがない。商品より住宅リフォームに力を入れている販売店が目立つ現状。 |
商店街 |
高松市 |
夏以降に回復すると考えていた景気は上向かず、秋になっても消費に強さが感じられない。今春の消費税増税前の駆け込み需要の反動減は既に終わっていると思われ、現在の景気の頭打ちは物価や燃料、原材料の高騰に対し先行きの不透明感からくる生活防衛の現れである。株価も上がる兆しはあるが多くの人の所得が増えない限り景気の底上げには繋がってこないと思われる。 |
高松市 |
10月末に商店街内の空き店舗に八百屋がオープン。商店街全体に生鮮食品・総菜と日用の買い回り品を扱う店が多く目立つようになり、毎日の生活に根付いた商店街に変化してきたように思える。10月の景気も厳しい状況だが、26日に行われたハロウィンのイベントは多くの子供連れの家族で賑わっており、周辺の駐車場も満車で困った人もいたようだ。 |
丸亀市 |
10月は地元の秋祭りや農繁期で買い物の足が鈍る。しかし店頭でいて、また商店街全体の動きを見て、消費が一気に冷え込んでいると感じる。消費税の引き上げに絡んで生活者が節約などの防衛に走っていると感じる。 |
サービス業 |
旅館 |
10月は予想に反して対前年比4%の減少で推移した。11月は対前年比を上回る予想で、通年では「なんとか」という苦しい状況である。 |
情報 |
特に大きな変化は見られない。実力のあるところは県外へ顧客を求めていく傾向である。県内の仕事だけでは厳しいというのが背景にある。 |
美容 |
香川県生活衛生営業指導センターの協力のもと県下の生活衛生業11業種で毎年11月を「生活衛生同業組合活動推進月間」と定め、生活衛生組合の周知活動や組合活動の活性化の推進を図り、組合員の増強、衛生水準維持向上のため、組合員の周知準備を行った。 |
運輸業 |
タクシー |
地方の景気回復の遅れ、4月からの消費税率引き上げに伴う運賃改定の実施により運送収入、輸送人員が減少しており厳しい経営環境にある。また、運転者の募集を行っても応募が皆無で人手不足が深刻である。 |
トラック |
平成26年9月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は35.2%増、対前月比では4.2%増となった。また、9月分利用車輌数の対前年同月比は12.6%増となった。 |
貨物 |
10月に入り燃料価格が目に見えて下がってきた。使用量、支払サイトにもよるがインタンクで105〜110円(税別)前後となる。しかしながら最近のニュースを見ていると円安が急激に進み、これらも後々の価格に影響するのではないかと心配している。荷動きは相変わらずで、ドライバー不足も改善していない。協会による燃料高騰に係る署名運動は全国で100万人を目標としていたが205万人分があつまった。香川県では1万2千人目標で、1万4,444名の署名が集まった。 |