集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
調理食品 |
出荷高は対前年同月比94%。新商品を販売するが市況は変わらず。 |
冷凍食品 |
外食においては高付加価値と高価格帯の商品が好調であり、今後のトレンドとなりつつある。また、コンビニエンスストアも同様に好調で出店に拍車がかかってきている。そんな中、7月後半からは夏休みで行楽シーズンとなることから行楽客などによる需要増に期待したい。 |
醤油 |
平成26年度第1四半期が終了し、生揚の出荷数量は前年同期比(4月〜6月)で90.2%と大幅ダウン。組合員の業況についても消費税増税による駆け込み需要の反動が売上高に影響しているものと推測される。お中元商戦での売上増に期待したい。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
昨年度の販売は企業によってバラツキはあるものの対前年比で90%程度と全体的に厳しい状況であった。また、春夏用UV手袋は4月の出だしは好調であったが、5月6月と対前年比を割り込んでいる。 |
木材・木製品 |
家具 |
4〜5月にかけては消費税増税の影響で全体的な売上は3月の頃には戻っていないのが現状で、6〜7月には売上が回復するのではと期待している。世間では給与が上昇していると聞いているが当業界はまだそこまで達していないと思われる。 |
製材 |
前年と比べると今月も弱含みの傾向である。木材市場は売り上げが減少し在庫が増加している。プレカットは受注増が少し見られるものの加工賃は変わっていない。 |
木材 |
消費税増税に伴って値上がりしていた木材製品の価格が5〜8%値戻りし、売上が減少している。 |
印刷 |
印刷 |
前年並みの推移となっているが、ここ数年受注量、売上高ともに低水準での動向のため、楽観視はしていない。8月の稼働日数が少ない時期を迎え、3月期の特需部分を圧縮しないように対応していく方針。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
取引価格の改定を進めているが、浸透するまでは時間が必要。同業各地域の組合の問題点改善のための連携が課題である。 |
石材加工 |
今年も半年が過ぎ、残りの半年がどうなっていくのか組合員の中から不安の声が聞こえてくる。業界の長期的な展望にプラスの要因もなく、若い世代の中でも考え方に後ろ向き傾向が見える。積極的な活動をしていきたいメンバーとの間に考え方の違いが出てきているようだ。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
設備投資促進税制の利用等を業界の上部団体は推奨している。そのためか、小規模・大規模の投資が組合員内でもあった模様である。政局、国内外経済等の影響を受けやすい業界だからこそ使える施策、客先の掘り起こし等弛まぬ努力を続けたい。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
建築鉄工は4月以降消費増税による着工水準の低下や原材料、資材価格の上昇動向を注視する傾向から前年と比べ横這いか微減と比較的堅調であった。売上、収益ともに前年より微増、特に悪い影響は現れなかった。7月以降は現状と比べよくなる割合が高いと思われる。船舶用関連事業及び荷役付帯設備製造は一時の建造量の大幅な減少から一転、円安と海外の景気回復により新型LNG運搬船の需要があり、船舶用エンジン、圧力タンク、荷役機械等の受注獲得で当面の仕事量は確保。ただ、船価は相変わらず厳しく、これまで進めてきたコスト削減策も限界に近い。今後利益に繋がる価格の引き上げが課題である。建設用クレーンは引き続き円安と海外の資源開発工事の影響から受注は順調に伸び、受注・生産共に好調を持続している。フェンス類、環境処理施設製造は公共事業に占める割合が高く、短期間の工事で短納期製造品が多い。受注の時間的なズレもあるので、今後工事量は増えるものと思われる。 |
輸送用機器 |
造船 |
工事量が少なく、人員も増加していない。8・9月から忙しくなるとのことだが具体的にはまだ未定。 |
その他製造業 |
団扇 |
6月の中旬より注文は集中してきたが全体として低調と予測される。 |
漆器 |
5月後半から消費税増税前の駆け込み需要の反動か売上の減少が見られるようになった。これから夏場に向けて閑散期となるため、今後の売上が気になる。 |
綿寝具 |
6月の業況は月が変わった途端に売上が落ちている。組合で受注していた官公庁関係の仕事が落札できず、組合員にとっては悪いことが重なっている。 |
小売業 |
青果物 |
野菜の売上が低下している。やはり地方の市場は都会ほどの活気がない。 |
石油 |
6月のガソリン出荷数量は対前年比で3.8%減となっているようであるが、各SSではより減少幅が大きい。6月まで坂出・丸亀地区は過当競争により卸し値上げ分7〜8円が価格転嫁出来ていなかったが、7月から少しずつ転嫁の動きがあり、値上がり傾向が見られる。また卸売業者に取引条件を見直す動きがあり、追加担保等の厳しい条件をつけられるSSも見受けられる。 |
電機 |
サッカーワールドカップが開催され、4Kテレビ・大型テレビの販売に期待していたが早々と日本代表が敗退し、テレビも売れなかった。また、6月なって梅雨に入るもほとんど雨が降らず、気温が高いもののエアコンが売れず。消費者は壊れた場合は買い替えるも正常に動いていれば電気代が少々高くても壊れるまで使用するといった状況。特にエアコンは天候に左右される商品だけに7月に期待。 |
商店街 |
高松市 |
消費増税の反動減が続いており、消費マインド回復には少し時間がかかると思われる。月末に始まった夏者のクリアランスセールへの興味もほどほどで例年以上の賑わいがあるとは言えない。レジャーや体験型消費には人気があるものの全体に気温の上がりきらない現状では季節型商品の需要が弱い。また、ここ数ヶ月は商店街を回遊する中国人観光客をよく見かけるようになった。中国人観光客の需要をしっかり売上に結びつけていくことも重要になってきている。 |
高松市 |
新聞紙上やテレビのニュースでは景気が上向いて6月に支給されるボーナスは過去最高額とか別世界のような記事ばかりだが、商店街は本当に実感がない。今後どのような形で影響がでてくるのだろうか。年金の支給額が下がったといった話ばかり聞こえてきて財布の紐も緩みそうにない。昨年と違って少し気温が低いことが救いだ。 |
坂出市 |
市の道路計画による工事中のため休業している店、撤退する店が増加してきている。 |
丸亀市 |
消費税率アップのほかにガソリンや身近な食料品の値上げが顕著で「節約指向」など消費に潜在的なブレーキがかかっているように感じる。廃業を具体的に検討している店の噂を耳にするが、毎年徐々に増えていくことが予想される。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
消費税の駆け込み需要による上向き傾向が一服すると人手不足も一服し、建設業からの依頼も価格競争の波が再び押し寄せてきているようだ。 |
旅館 |
売上は対前年比では若干伸びたが、昨年が悪すぎで収益の赤字が微減している程度である。収益として3月は黒字、4月は急ブレーキ赤字、5月は営業内容は昨年に比較して売上を落とし、各種支払いが多く若干赤字、6月は大赤字である。今後は設備投資も検討しており、10〜11月にどこまで活況を呈せられるかが課題である。 |
情報 |
順調に案件が出てきており、来期に向けて増員予定がある。 |
運輸業 |
タクシー |
地方の景気回復の遅れのため運送収入、輸送人員の減少が続いており厳しい経営状況が続いている。また、燃料であるLPG価格が高止まりしており、経営を一層圧迫している。加えて運転手が高齢化している状況にあるが、新たに運転手になる人が少なく人材の確保に苦労している。 |
トラック |
平成26年5月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は30.9%増となったが、対前月比では3.9%の減少となった。また、5月分利用車両数の対前年同月比は5.4%増加、対前月比では1.2%増加となった。 |
貨物 |
6月に入り例年通りの動きとなっており、消費税については概ね収受できている。高速道路料金は7月1日より平日朝夕割引の適用が決定したが、詳細が示されるとコスト削減に繋がらないケースがほとんどで期待外れで、逆にコストアップの要因にもなる。燃料価格については依然値上がり傾向にあり、インタンク価格で120円になると倒産する事業者が出るのではないかと心配している。 |