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【前年同月比】         
           
 

平成27年12月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (12月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 1月12日出荷分から業務用の主にパン用となる強力系小麦粉が25kg当たり130円の値下げ、主に麺用・菓子となる中力系・薄力系小麦粉は25kg当たり25円の値下げとなる。また、国産小麦粉も25kg当たり30円の値下げとなる。
食料品 調理食品 出荷高は対前年同月比99.6%。売上は常に微減の状況。販売価格は原材料仕入価格上昇のため各商品ごとに不均一に上昇している。
食料品 冷凍食品 比較的天気も良く、気温も高い状況が続いた。その影響もあって外食向け食材が好調に推移したが、鍋用の食材が低迷している。恒例のお節用食材は昨年並みの動きで推移しつつ、年末年始のオードブルなどデリカの食材は好調に推移し、数量は増加したようである。
食料品 醤油 平成27年は全国的に醤油の消費量は低迷しており、暦年で1月〜12月は前年度比99%程度との速報が出ている。組合員の景況は生揚出荷量からみると前年同期比101%程度で推移している。全国的に醤油の単価は上昇しているものの小型化が進み需要が醤油加工品に一層移行する傾向にある。
繊維・同製品 手袋 暖冬のため販売は大きく落ち込んでいる。百貨店では対前年比80%程度、量販店では60%程度の販売量となっており、今後の寒さに期待するしかない。
木材・木製品 製材 製材部門は入荷量が10%、売上が20%の減少となった。市場、プレカットは昨年と変わらす弱含み。
木材・木製品 木材 需要が低迷したまま大きな変化はない。
印刷 印刷 各事業所で景況状況はまちまちであるが、消費税率アップの影響による駆け込み需要の在庫がそろそろ底をつきはじめた感があり、平成28年には少々好転の兆しがあるように見込まれる。
窯業・土石製品 生コン 年末から隣接地区の協同組合において共同販売再構築の具体的動きがスタートし、県内の市況の改善が期待される。
窯業・土石製品 石材加工 厳しい平成27年が終了した。多くの事業所で1月からの受注が確保できないとの話がある。昨年秋頃から続く組合員の脱退予告は止まることが無い。
鉄鋼・金属 鍍金 原油安、原発再稼働の動き等コスト面での追い風はあるが、中国経済の減速、米国の利上げ等マクロ経済が当業界にじわじわと影響を与えかけている。かかるなかではあるが、品質、納期はレベルを落とさぬよう精進しているところである。
一般機器 一般産業用機械・装置 構造物鉄骨、建築鉄骨ともに前年同期比べ操業度は上昇している。震災復興、首都圏のインフラ整備による建設工事が後押しして地方にも好影響を及ぼしてきた。ただ、引き続き受注がコンスタントに続くかどうかは地域への公共性及び民間からの投資にかかっているが、地方への事業投資の実施方法等を考慮して欲しいとの要望が大である。建設用クレーン製造及び造船関連産業は円安の効果により輸出が好調で現下も、生産はフル稼働が続いている。これらに関連する中小機械加工事業所は素材加工、部品製作等の生産にフル操業の状態が当分続くものと思われる。ただ人手不足は深刻化しつつある。船舶用関連企業は円安の恩恵を受け一時大幅な受注を獲得、現下手持工事量を2年間ほど確保したが、売値は数量で補い採算的には厳しい価格となっている。また、資源安による世界的な海運市況の低迷により今後受注の先行きには不安要素がある。この間に新製品の開発による需要の掘り起こしと設備の省力化による価格のコスト削減等競争力の強化を目指す。砕石プラント、排水処理設備機械工場は一服感はあるが高速道路の整備やリニア着工を控え、これまでの試験路線の実績納入もあり、工事が本格化すれば受注の確保に繋がる。
輸送用機器 造船 工事量、人員ともに安定している。
その他製造業 団扇 業界はシーズンオフの状態であり、顕著な動きは無い状況。為替相場は若干円高の方向に推移しているので、少しは明るい材料と言える。
その他製造業 綿寝具 12月の業況は悪化。月末にかけて売上がだんだん下がってきた。官公需の受注で民間の売上低下を相殺しているが、受注していない事業所は大幅なダウン。
小売業 青果物 仕入値が全体的に安値だったので穏やかな年末だった。
小  売  業 石油 販売数量が対前月比5〜10%の減少という組合員もあり、ますます先細りの状況が進んでいる。業界転売価格のガソリンと系列ガソリンの卸価格の格差(約10円)が大きく、中小給油所の経営は苦しい。
小  売  業 電機 2015年の家電市場も昨年と同様、消費税増税の影響を受け厳しい動きとなっている。これは電子機器、電器とも同じ傾向です。国内出荷実績を見ると13年は前年比86.7%、14年は96.3%、15年は10月までの統計で93.4%と依然として毎年ダウンの厳しい状況です。12月の暖冬で暖房器具が売れず、他の家電製品の足かせとなっている。
商店街 高松市 人通りが多く活気がある割には売上が良くない。暖かい日が多く、季節商品の動きが鈍いことも要因である。一部宝飾品、高給時計に好調さが見られるものの全体的には消費に力強さが感じられない。商店街専用のプレミアム商品券の効果は、今月も数字の底上げに貢献しているが12月末で利用期間が終了となったため、来月以降の反動減が気にかかる。株価が高値で安定し、所得が増えていかないと先行きが明るくならないと感じている。
商  店  街 高松市 年末とは思われないような静かな12月だった。瓦町駅の商業施設のオープン以降、商店街最寄りの駅の利用者も減少したような気がする。百貨店と上記商業施設間の人の流れが活発化しており、その間にある商店街の人の多さには驚いた。数ヶ月前に商店街内にオープンした飲食店が安さを売りにしており、周辺の同業者は影響を受けて大変な様子。
商  店  街 丸亀市 数年前から12月はものが売れる特別な月ではなくなっている。しかし今年は特にひどく、普段の月よりも売上が悪い。とにかく地方の消費は冷え切っていると感じる。
サービス業 ディスプレイ 歳末商戦の需要が終わって、のんびり感がある。
サービス業 旅館 12月は前年同月に比べて7%ダウンで、1月も低調である。飲食部門も全体的に忘年会と新年会が少ない状況である。
サービス業 美容 規制改革、国家戦略特区諮問会議等で規制の見直し等予断を許さない状況が昨年は続いたが、その中でも訪問美容、まつ毛エクステ等新規営業種目の導入で組合にも明るさが少しは見えてきた。
運輸業 タクシー 平成26年4月からの消費税率引き上げを運賃に転嫁したことによる乗り控え傾向が依然として続いており、繁忙期である12月も業績は良くなく、非常に厳しい状況である。また、乗務員不足が深刻化しており事業継続が懸念されている。
運  輸  業 トラック 平成27年11月分の高速道路通行料金利用額の対前年同月比は1.6%増となり、対前月比では3.7%の減少となった。また11月分利用車両数の対前年同月比は1.9%増となった。
運  輸  業 貨物 荷動きは昨年と比べて落ち込みそうな感があったが、アベノミクスの効果なのか結構動いている様子。燃料価格については平成27年は僅かの上下で安価安定価格であったことが業界には幸いした。店頭価格は10週連続して値下がりしており、原油価格も30ドル台に突入した。今年も当分の間値上がりする要素が無く、値下げか現状維持で推移して欲しい。中東問題やOPECの動きが当面の課題である。
     
 

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