集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
調理食品 |
出荷量は対前年同月比95.9%。 |
冷凍食品 |
秋には原材料の高騰があったものの現状は一巡したようである。それらに対する商品の価格転嫁が十分に出来ていないメーカーも多い。仕事量については外食などの人材不足の影響から受注増となっているものの、メーカー各社でも受注に対応しきれないという問題も発生している。 |
醤油 |
組合員の業況はほぼ前年同期比と同程度の水準で推移しているものと推察できるが、毎年脱退する組合員が発生している。その理由としては廃業、転業が主なものであるが組合員減少傾向が続いている。組合の11月末現在の生揚出荷状況は対平成25年度同期比で94.3%、対前年度同期比で102.1%となっている。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
本格的シーズンの11月は暖冬で、店頭での販売は非常に厳しい状況である。12月以降の寒さに期待するがシーズンも中盤に入りあまり期待できない。スポーツ手袋は暖冬の影響でゴルフ手袋を中心にプレー人口も増えて、やや増加の感がある。 |
木材・木製品 |
製材 |
製材は原木入荷量は変わらないが、価格は少し下がった。市場は売上げがやや減少。プレカットについては昨年と変わらない。 |
木材 |
住宅着工数の減少に加え木材の流通が外材から国産材へ移行する動きがある。外材専用工場で国産材をカットする場合、手間がかかり減産となるため業況は芳しくありません。 |
印刷 |
印刷 |
前月に引き続き先行き不透明ではあるが、前年同月対比で売上は不変であるようだ。発注予算は前年より弱含みであり、大幅な業況改善は見込まれない現況。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
高松地区、三豊地区の共同販売再構築に向けた動きが具現化したものとなってきている。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
中国四国九州ブロック会議での同業者動向であるが、自動車関連はさておき、その他の業種においては求める水準には達していないようである。原材料、電気のコストアップ分をいかに単価に転嫁できるかが、業界の命題である。救いは燃料費が若干下がった事ぐらいである。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
プラント機器、廃水、汚濁処理設備製造の工場は高操業度が続き要員の充足と加工外注の協力先の確保を進めている。首都圏を中心にインフラ整備投資が増え、ゼネコンからの発注が好調である。建設用クレーンの繁忙により関連企業、下請中小零細企業は時間外操業により納期を維持している。雇用の面においても人手不足が生じており、有期契約社員等により対応している。造船関連工業である舶用エンジン製造、エンジン部品加工、液化ガス用高圧タンク製造は円安による造船業の建造量急増により2017年度までの受注は確保されており、現段階では目先の仕事量をいかに消化するかの対応に追われている。ただ、船価は上昇が見られず低価格が続き、多忙な業務量に比較して収益は乏しい。建設用鉄骨加工は消費税増税の駆け込み受注後の需要落ち込みから徐々に回復に転じ前年同期に比べ売上、収益ともに大幅に増加している。特に地元企業からの受注工事のみに留まらず、京阪神地域からの発注を確保しており年度内はフル稼働が続く見込みである。 |
その他製造業 |
団扇 |
現在組合員は来年用のうちわのサンプルを作成中である。一般品の売上げは年々減少傾向であるが、各社とも期待を込めて取り組んでいる。 |
漆器 |
10月、11月は家具調こたつがピークを迎えるが今年は暖冬の影響から売上が低迷、特に東北、関東地方が悪い。小物漆器も新製品開発は各種フェアへの出展を行っているが、売上は低調である。また経済産業省の助成を受け、組合員有志企業が国際家具見本市に出展した。 |
綿寝具 |
業況は前年同月と比較して、少し増加しました。各店の売上は減少しましたが、同業者が少なくなり仕事が回ってきた結果、わずかではあるが売上の増加となった。 |
小売業 |
青果物 |
11月に入り、気温が高かったことで青果物の生育状況が良くなり数量増の影響で10月までの高値に対して、価格が大幅に低下し、売上高では前年を下回る結果となった。 |
石油 |
販売取扱数量が3〜5%減少という組合員が大半で、引き続き収益状況は悪い。販売価格は三豊・観音寺地区が愛媛県東予地域の価格競争の影響により低価格で販売されており、系列店は赤字運営を余儀なくされている。 |
電機 |
地域店にとって近隣のシニア客とのつながり強化は急務だが、どのようにしたら良いかとなるとなかなか効果的な策は見当たらない販売店も多い。また何を行うにせよ即効性のある方策は少なく、情報発信を行いながらじっと息長く継続し、折に触れての手直しや修正も必要ではないだろうか。こうした中、目新しい策とは言えないが一つの取っ掛かり策で挑戦していきたい。テレビ離れが進んでいるとは言え、に高齢者を中心とするシニア層は若年層と比較すれば、まだまだテレビ離れ度合いは低い。 |
商店街 |
高松市 |
気温の高い日が多く、商店街は人通りも前年以上にあり賑わった。しかしながら衣料品等の冬物が動かず、単価は下がる傾向にあった。月の後半には寒い日も増え、今後に弾みがつくと思われる。10月末に私鉄駅ビルにできた新たな商業施設はパイも増えず、景気も見通しの悪い中でのオープンであり、賑わいには貢献するものの中心市街地の商業としては消耗戦となっている。商店街専用のプレミアム商品券の効果は長く続いており、婦人雑貨、化粧品等の売上を押し上げている。 |
高松市 |
11月の後半はどの業種も売上が下がり、非常に厳しい月末だった。特に人通りも少なく、異常な状況。中旬の土曜日には県立高校生による香川の産業振興のイベントがあり、漆器、花、野菜、弁当の販売があった。看護科の学生による血圧測定などもあり盛り上がった。若い人のエネルギーを感じた。県主催のイベントであったこともあり、関係者、家族が見学に来たようで終日多くの人で賑わった。 |
坂出市 |
中心市街地にある老舗の呉服屋が11月に閉店。最近は閉店に歯止めがかかっていただけに残念。 |
丸亀市 |
様々なイベントが行われたが、個店の売上には結びついていない。消費者は支出に見合う以上の価値や満足感を求めていて財布のヒモは固い。成熟化社会の小売業は絶え間ない革新と相応の資本力が必要だが、今の商店街では難しいのが現状だと感じる。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
大手ゼネコンにパイプを持つ組合員企業は業績を伸ばしているようだが、総じて好況とは言えない。 |
旅館 |
売上は前年同月比ではダウンであった。昨年が好調で対一昨年比では微増である。業界としてはインバウンドが一巡した感が強い。今年好調であった分、来年の瀬戸内国際芸術祭への弾みとなるであろうと期待している。年末年始の動きは例年並みの動きのようである。 |
建設業 |
建築 |
雇用人員については実質不足気味で、定年延長などで対応している。下請価格の上昇を転嫁し、一部では販売価格を上昇させ収益好転が見られる。 |
総合建設 |
品確法改正に伴う「発注関係事務の運用に関する指針」の内容について、地方公共団体(特に市・町)への浸透がまだまだ不完全なため、適正利益の確保に苦慮している。早期に浸透していくように国の指導をお願いしたい。 |
運輸業 |
タクシー |
平成26年4月からの消費税率引き上げを運賃に転嫁したことによる乗り控え傾向が依然として続いており、地方の景気の回復があまり進んでいないことも相俟って、運送収入、輸送人員とも減少傾向にあり、非常に厳しい経営状況にある。また、乗務員不足が深刻化しており、募集しても応募がない状況が続いており事業継続が心配されている。 |
トラック |
平成27年10月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は0.4%増、対前月比では4.6%増となった。また、10月分利用車両数の対前年同月比は0.8増となった。 |
貨物 |
荷動きについては、昨年は消費税絡みで大きく動いた感じがしたが、ドライバー不足、車不足が顕著に表れ儲け無き繁忙期だった。今年は、昨年のような動きは無く低調な荷動きと思われる。都会でのECサイトによる当日配達などの動きが地方にも波及すれば特別積合事業に与える影響は大きい。ガソリン価格は横這いを挟み6週連続で値下がり。5年8ヶ月ぶりに120円台となったが当業界は軽油を使用しているため参考価格。 |