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【前年同月比】         
           
 

平成27年5月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (5月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 4月5月は天候に恵まれ、乾麺の売上は今のところ少し良い。
調理食品 出荷高は対前年同月比108.6%。
冷凍食品 5月はGWに加えて土日が5回あり、休日が多かったことから外食などでは業績が昨年実績を上回る得意先も多くなることが予想される。荷動きについては比較的順調に推移している反面、コスト面では原材料やエネルギーコストの増大により非常に厳しい状況にある。
醤油 組合員の業況は前年同期比並であると推察できる。当組合の生揚出荷数量は前年同期比(4月〜5月)で101%とほぼ前年並である。6月〜7月のお中元シーズンの業況を期待したい。原料価格は円安傾向の状況下で高止まりの状況であり、脱脂大豆、小麦は値上がり傾向が続いている。
繊維・同製品 手袋 春夏用UV手袋は5月からの暑さのため例年並の販売で推移しているが、昨年の天候不順の影響で在庫が多く残っており、業界全体の改善には至っていない。また、異業種の参入で原価アップも販売価格を上げられない状況が続いている。冬物の受注は専門店等の展開が多く、PBブランド化の影響や円安もあり、また、組合員企業を通さず直接国内へ流入する商品も多く厳しい状況が続いている。
木材・木製品 家具 5月の見本市の開催により多少の受注があり、家具の生産は今は落ち着いている。
製材 製材の売上はやや減少。市場は昨年も悪かったが今年も5%程度の減少である。プレカットについて変化なし。
木材 季節的な需要の増加を期待したが伸び悩んでいる。
印刷 印刷 4月に引き続き、5月も堅調に推移したとの組合員からの報告があるが、一方で売上の伸びが悪いとの報告もある。コスト面では紙が値上げ状況下で上昇傾向のため売上動向に対し、不安視している現況。
窯業・土石製品 生コン 営業エリア内の市況は改善傾向で進んでいるが、動きが遅い。組合全体で市況改善を推し進めていきたい。
石材加工 高齢でない事業主が廃業を決め、組合を脱退することとなった。将来の事業継続に明るい展望を見いだせない事が原因のようである。他の組合員からも会社の「終活」を考え始めていると聞いた。得意先などに迷惑をかけない、きれいな事業終了を考えながら今後の仕事を選択していく事のようだ。寂しさを感じるがこれが現実でもある。
鉄鋼・金属 鍍金 5月は稼働日数が少なく各社時間のやり繰りに腐心した。石油関連商品の価格は一時下がったものの、またじわりと上がってきている。コストダウンに苦労しながらも品質と納期で顧客満足を得るべく努力したい。
一般機器 一般産業用機械・装置 当地方の中小零細企業のうち建築用鉄骨加工・組立業は消費増税による駆け込み受注の反動により着工数は減少、加えて円安による輸入原材料、資材価格の上昇の影響から前年と比べ売上、収益ともに回復は鈍く厳しい状況にある。建設用クレーン製造業は円安で海外採算が改善するほか、国内では東京五輪関連などの公共工事や東日本大震災の復興需要等国内外ともに販売が伸び、15年3月期は売上、利益ともに業績は好調に推移し、今期も大幅な受注を確保している。また、輸出関連の中小、零細機械加工・組立工場は各種部品の受注が継続し、生産はフル操業の状況である。船舶用関連事業及び荷役付帯設備製造は一時の建造量の大幅な減少から一転、円安と海外の景気回復による新型LNG運搬船等の需要で、船舶用エンジン、圧力タンク、荷役機械等の受注獲得により1〜2年の仕事量を確保している。ただ、船価は相変わらず厳しく、これまで進めてきたコスト削減策も限界に近い。年初以来、一層進む円安により利益に繋がる船価も期待できる。フェンス類、環境処理施設製造は公共事業に占める割合が高く、短期間の工事で短納期の製造品が多い。受注の時間、地域的なズレから徐々にではあるが回復か見込まれる。
輸送用機器 造船 坂出工場での2隻目のドリルシップ建造が決定。人員はこのまま安定推移していく予定。
その他製造業 団扇 業界全体で受注状況は低調のようである。特にポリうちわ(機械貼)の動きが悪いと感じられる。
漆器 恒例の5月の新作見本市は5月13・14日にサンメッセ香川で開催。バイヤーの来場者は昨年並、成約も昨年並みであったが、テレビ等でも取り上げられ小物漆器に対する関心が大きかったように思う。15〜17日の一般客対象のフェアも昨年並みの来場者で、ひとつの年中行事として定着してきたように感じられる。
綿寝具 5月に組合員企業1社が倒産。ここ数年の業績悪化と昨年末からの急激な売上の落ち込みで平成26年9月以来組合では2件目の倒産で、組合員数も4組合員となった。
小売業 青果物 地場野菜の出荷量が増えてきたが、値段の上下が目立つ。
石油 収益面が悪い。元売りより卸価格は4〜5円上昇しているが小売価格に反映できていないことが原因。6月には少し、小売価格が上昇できるかがカギである。
電機 家電量販店が決算を発表、各量販店とも売上、利益とも大幅にダウンした。地域店も量販店以上に売上、利益がダウンしている。家電業界は一昨年一人勝ちだっただけに、今日の落ち込みは非常に厳しく、見通しが出来ないのが現状。メーカー各社も家電以外の商品にシフトし、売上、利益をあげている。私ども家電店も電気製品だけの販売では経営できない時代になりつつある。
商店街 高松市 夏に向けて気温が高い日が多く、婦人衣料を中心に季節品の消費は好調であった。株高、企業の好業績を背景に時計や貴金属の需要も増える兆しが出てきている。しかしながら個人消費全体で見ると食費を抑え、必需品を買い控える傾向から脱却できておらず客単価も下落が続いている。今後は業種・業態による好、不調の格差が拡大するとともに富裕層と中低所得層の消費の格差も大きくなると考えている。
高松市 GWの商店街は天候にも恵まれ、人通りも多く5月4日は当商店街において理容組合との4回目のコラボでイベントが実行された。ただ残念な事は半数の商店が休業日が重なり閉まっていたことだ。月末は土日と給料のでた後が重なり百貨店のうまいもの展、サンポートのイベント、お茶会と大勢の人が中心部に集まり、飲食店も忙しかったようだ。
丸亀市 毎月のように廃業する店が出ているが、今月も創業50年を超える店が閉店を発表した。かたや家賃は安くても出店の話は聞かず、空き店舗は増える一方である。マスコミでは景気のいい報道があるが、実際は消費者の財布の紐はかたく、必要不可欠なもの以外は買わず、実質デフレだと思う。
サービス業 ディスプレイ ナショナルスポンサーからの受託業務の地方分が組合員企業に回ってくるというケースが増えつつあるような気がする。
旅館 5月は対前年比3%増であった。GW以降も大会等があり微増であった。6月は落ち込みそうであるが、7月に期待したい。
情報 一定の仕事量が確保できており、新年度に新卒者の増員を行った。高成長は期待薄であるが堅調である。
運輸業 タクシー 地方の景気回復が遅れ、平成26年4月からの消費税率引き上げで運賃に転嫁したことにより、乗り控え傾向が続いており、運送収入や輸送人員の減少が続いている。非常に厳しい経営環境にある。一方、乗務員の不足が深刻化し、車両を動かせない状況が続いており、配車の依頼があっても十分に対応できない場合が出てきている。
トラック 平成27年4月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は6.6%増となり、対前月比では3.8%減となった。また、4月分利用車両数の対前年同月比は12.1%増となった。
     
 

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