集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
惣菜 |
物価、最低賃金の上昇により厳しい状況になっている。人手不足は絶対的である。 |
製粉製麺 |
10月1日から外国産小麦の購入価格が下がったため、製品である小麦粉価格改定が発表された。平成29年1月10日出荷分から、業務用25kg当たり強力粉−95円、中力粉・薄力粉−130円、国内産小麦粉据え置きとなる。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比96.9%であった。 |
冷凍食品 |
急激な気温の低下によって家庭の食卓にも鍋物が出だしたが、野菜の高騰により頻度や購入品目の面で、冷凍食品の鍋商材の売れ行きに注意が必要である。これから年末にかけて、クリスマスやお節などの季節商材が動き出すシーズンとなることから消費拡大を期待したい。 |
醤油 |
組合員の業況は、消費者の消費動向の低迷により、売上は微減の状況と推察される。当組合の生揚出荷数量は、前年同期比(4月〜10月)で約95%と減少している。消費意欲(食料品)が減退している印象を受ける。原料である大豆、小麦は円高傾向等に起因して価格は少し低下している。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
冬の訪れが遅く店頭での販売が対前年比60%程度であり、厳しい状況は本年も続いているが、10月後半より、一大消費地である関東圏、北海道での気温の低下で多少の改善はあった。本格的な冬の到来を期待したい。また、異業種の参入で低価格化が進行すると予想され、先行きは不透明である。 |
縫製 |
9月、10月は近年で一番悪い状況で受注が少ない。11月に入って少し持ち直したかも知れない。 |
木材・木製品 |
製材 |
製材、市場、プレカットとも前年よりやや上向いている。 |
木材 |
ハウスメーカーに押されるという業況が定着し、好転はなかなか望めず、大きな変動もない。 |
印刷 |
印刷 |
売上面では、前年度実績をなんとかクリアできている企業とできていない企業とがあり、景気回復の兆しは、まだまだの見込みの状態。コスト面では、前年度印刷用紙価格の上昇に伴う反動か下降傾向にある。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
共販再構築スタートより約1年が経過した。全県的に市況は改善の方向で進んでいる。次のステップに進むには県下各協組とも組織固めがもう少し必要と思われる。 |
ブロック |
11月、12月は、ようやく受注件数が増えそうで、少しでも収益状況が良い方向に向けたらと思う。ただ来年は、全く予想が付かない。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
取引業界によっては、国内の設備、インフラ投資に裏打ちされた受注量を確保しているものの、海外向けは今後とも不透明である。それを象徴するかの如く、アメリカ大統領選の影響が、日本経済、四国経済に波及することを懸念する日々である。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
当地方の中小零細企業のうち建築用鉄骨の加工組立業は、高速道路建設工事の本格化、医療公共施設の建設等の受注により、引き続き本年度末までは仕事量を確保している。単価は一時の採算値から徐々に上昇している。大手ゼネコンとの取引企業は、震災復興、首都圏の整備事業の発注が出てきたことで、地方に浸透しつつある。建設用大型機械の製造は、欧米の景気不透明により円高が進行、輸出に陰りが生じ海外向けは減少している。国内は、東京オリンピックなどの公共工事や東日本大震災の需要復興が伸び好調に推移した。活況を呈していた中小、零細の機械加工組立工場は、ここに来て繁閑を繰り返しながら平時の仕事量を消化している。船舶用製品関連事業及び荷受付帯設備製造は、世界的な景気後退による海上荷動きの鈍化と船腹過剰により海運界の低迷を受け建造量の大幅な減少が見込まれて、状況の悪化が予想される。現時点では、先行受注分の生産の消化があり、この間で新たな受注や新規部門への取引を進める。フェンス類、環境処理施設製造は、公共事業に占める割合が高く、短期間の工事で短納期の製造が多いが、受注の時間的、地域的なズレから徐々にではあるが回復が見込まれる。 |
輸送用機器 |
造船 |
発注元の大手造船企業は、2019年半ばまでの引き渡し分までの建造は受注しているが、その後は不透明な状況である。 |
その他製造業 |
団扇 |
組合員は、来年用の団扇見本の選定に取りかかっている時期である。絵付業者からの図案の点数が減少している関係で、どこも苦労している。 |
漆器 |
売上は前年より低く推移している。 |
綿寝具 |
10月の業況は前半のお祭りが終わった後から天気に恵まれ小売店の動きが良くなり、月末までとても忙しい上、自衛隊の布団の資材も入ってきた。香川、愛媛、高知の小売店から打直し仕立の仕事が入っている。しかし、今まで暇だったので前年10月の売上より少し上がっただけだが、売上が増加したと錯覚する。 |
小売業 |
青果物 |
先月から野菜の高騰が続き組合員の資金繰りが少し大変な様子。 |
石油 |
10月下旬に卸売価格値上げによる小売価格転嫁があったが、販売量は、2〜5%減少との組合員が多く、今後とも収益状況は厳しいと思う。資源エネルギー庁によるとガソリン需要は、今後とも2.5%ずつ減少するとの見通しで、個人経営の給油所にとっては、今後も厳しい経営が続く。 |
電機 |
今月は年末商戦の準備月といった状況である。特に目立った動きはなく、一部で4Kテレビの買替えがある程度である。これからもテレビの買替えがあるものと期待している。65歳以上の高齢者の家庭を訪問し、家電製品の困りごと相談を実施し、大変喜ばれた。お客様からの意見、感想は、「来てもらって良かった。」、「定期的に来て欲しい。」が最多であった。 |
商店街 |
高松市 |
10月後半になり、ようやく季節が感じられる気候となり、衣料品に動きが出た。ハロウィンイベントが年々一般化しており、多くの人に秋の消費の切り口として意識されており、購買や参加といったコト消費の一大市場となりつつある。扱い商品と上手く関連付けできると売上にも大きく貢献することが実績として出てきている。アメリカの大統領選がまだ混迷化する中で為替の変動や株価の下落など先行き不透明な条件が多く、相変わらず消費者の財布のヒモは固い状況が続いている。来年には日経平均株価も18,000円台を回復し、消費マインドも向上すると考えているが楽観はできない。 |
高松市 |
10月に入り土日になると市内や各所で秋祭りが始まり商店街への人出は少なく、特に前半は最悪だった。大手百貨店の北海道展も年々人が出て来なくなり、消費者も高い物から安価な物へ流れ、物販も飲食店も厳しい状況。30日には近隣商店街でハロウィンのイベントがあり、多くの人出があった。当商店街の組合員の病院が移転して、空き店舗が増えた。 |
坂出市 |
当商店街では、12月末をもって閉店する店がある。 |
丸亀市 |
相変わらず街の通りは終日閑散としている。人々の消費意欲は全く感じられず、節約志向が蔓延している。日々必要な食料品は低価格が問われ、モノは余程の目新しい感動がなければ売れないと思う。ハロウィンの報道を見ても、消費はモノからコトに移っているのがわかる。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
職人及び現場管理等技術職の人間が不足している。年末商戦前に改修を済ませる顧客により、この時期は受注機会が増える。 |
旅館 |
10月は、前年同月より11%増であった。昨年に比較して、継続的に、各種団体の利用が多くあった。しかし、対一昨年と比較すると、6%の増加である。10月は瀬戸内国際芸術祭、その他団体の行事で活況であった。今月以降は、多くの施設が先が見えないという状況である。心配なのは、支店の撤退により忘年会が、縮小、簡素化していることである。より少ないパイの取り合いになり、夜の社交業者も、相当厳しいと聞き及んでいる。官公庁の方には、忘年会、新年会を活発にお願いしたい。 |
美容 |
大手企業の毛髪再生研究の共同開発チームのことが話題となっている。男女ともに「薄毛・抜け毛」に関する悩みや心配がある中、医療の領域であるため再生そのものに美容師が直接関与することは少ないものの、再生後の毛髪ケアの役割は美容師となるので、今後に注目である。 |
運輸業 |
タクシー |
地方の景気回復の遅れにより、長期的に運賃収入、輸送人員が減少して、非常に厳しい経営状況が続いている。また、乗務員不足が深刻化しており、輸送需要が集中する時に、十分に対応できない状況にある。 |
トラック |
平成28年9月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、3.4%増となり、対前月比では、2.1%増となった。また、9月分利用車両数の対前年同月比は、1.7%増となった。 |