集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
9月は全国的に天候不順で乾麺の消費は減っている。特に東日本の天候が悪かった。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比97.7%であった。 |
冷凍食品 |
相次ぐ台風の発生など、晴天の日がほとんどなかった。それらの影響で外食や量販店が低迷しているようである。合わせて円高などの影響により、価格抑制の動きがあることが心配される。冷凍食品メーカーにおいては、原料価格は安定しつつも、人員のコストアップを中心として製造コストが上昇してきている。 |
醤油 |
組合員の平成28年4月〜9月の売上高は、ほぼ前年度並の業況であると推察している。全国の業界の売上状況の速報値は、平成28年1月〜9月の前年同期比で99.2%である。当組合の平成28年4月〜9月(上半期)の出荷数量は、前年同期比97.9%と下落している。上半期決算の数値が出るまで正確な内容の把握はできないが、収益状況については好感を期待できそうである。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
ここ3年続く販売不振で流通在庫が多く残っており、今冬の受注も大変厳しい状況であるが、雇用の確保は企業努力により継続している。4月に組合員である大手流通企業(東京)の倒産の影響も大きく、特に百貨店での販売競争が激しくなっている。 |
木材・木製品 |
製材 |
製材、市場とも全体的に昨年と変わらず。プレカットは一部明るい業況も見られるが、全体では変わらず。 |
木材 |
全国的に見ると、前年同月比の着工戸数は、増加しているようだが、組合員の業況は変わらず、需要が伸びず厳しい業況である。 |
印刷 |
印刷 |
売上面において数社ではあるが、減少傾向であり一時的なものかは不明。他の項目については、通常のとおりの状況と推察する。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
県下、共同販売事業再構築、推進による市況改善は進捗度の差はあるものの進んでいる。当地区の需要減傾向が続いており、荷の確保と価格の安定が今後の課題となってくる。 |
石材加工 |
産地内の状況は極めて悪い。更なる人員整理も始まっていると聞いている。 |
鉄鋼・金属 |
鋳物 |
8月位から受注量が激減する。工作機械、船舶、その他鋳物関係の発注量が50〜70%減少しており、今後改善できる見通しがない。鋳造業界も全体的に悪く、都市部では廃業する企業が多く出ています。今後、倒産企業も増加する予想である。何か良い方法はないだろうか。 |
鍍金 |
円高傾向、世界経済の低迷下ではあるが、来る東京オリンピックでの内需拡大は業界への発注増加に繋がると信じ、地道なコストダウン、営業活動を各社取り組む所存である。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
鉄工業全般として、売上、生産高共に前年並みで推移した。建築鉄骨は、短納期が常態であり、繁閑が周期的に訪れる。9月は業務に余裕が生じた。一方、スーパーゼネコンの下請け建設関連企業は、首都圏における公共工事の波及効果により、繁忙を呈している。当地方の発注が重なり価格も上昇している。造船業及び造船関連工業は、金融緩和による円安と海運市況の回復等により2018年の上期までの受注は確保できたが、中国経済の減速から業界の景気は下向きに転じ、来期以降の受注確保に苦慮している。建設用クレーンは、国内のインフラ老朽化対策工事により高所作業車の需要が急増し、引き続き生産量、収益共に順調に推移している。海外需要は、新興国経済の減速や原油、資源価格の低迷継続の影響から減少が見込まれる。中小の機械組立工場は、部品素材加工、組立工事量が引き続き順調で生産、売上共に伸びている。鋼構造物製品やフェンス類製造等は、公共的な発注が低調で民間の需要にも活況が見えない。前年同期と比べ売上、収益とも減少傾向にある。 |
輸送用機器 |
造船 |
10月より元請け工場の工場長が替わった。新体制で臨んでいく。 |
その他製造業 |
団扇 |
全組合員とも、今期は一様に悪かったとの報告を受けているが、一部、売上が増している組合員もあった。 |
漆器 |
8月、9月と各地、相次ぐ大雨や台風の影響により小売店への来客数が減少した。また、催事開催によるイベント販売も、中止や縮小になり、売上は大きく落ち込んだ。大物のこたつ座卓も暖かい気候により売れ行きが伸びない。 |
綿寝具 |
前月後半に悪化したまま9月の後半まで続いた。週末に雨が続き、客足が悪く売上に響いた。10月から自衛隊の布団作りがはじまる予定で、それに期待している。 |
小売業 |
青果物 |
上旬の台風の影響に始まり、物流の滞りなどの要因が野菜の品不足に拍車をかけ、価格の高騰を招いた。仕入れ値も高く、組合においては死活問題になりうる状況である。 |
石油 |
8月〜9月にかけて、元売各社からの仕入価格は2〜3円上昇しているが、過当競争から小売価格に転嫁されていない。よって、組合員の収益状況は悪化している。平成28年度に廃止されたSSが4ヶ所となり、事業閉鎖、見直しの傾向が続いている。(平成27年度は廃止ゼロ) |
電機 |
消費マインドの冷え込みが長期に渡って続いており、受け身型の地域電気店の中からも何か手頃なアプローチ策やきっかけ作りはないだろうか、という事も出ている。量販店や通販業者の中にも、この消費マインドの冷え込みで価格訴求を強めたり、安売りセールなどと称して、お得感を強化する商法に躍起になっているところも出ている。地域電気店では、常日頃からの客との接点強化活動の継続で、大きな落ち込みを見せていない店がある一方で、お客様の来店や電話を待つ受け身型の店は、やはり厳しさが増しているようだ。 |
商店街 |
高松市 |
残暑が長く続き、ファッションの動きにダメージが大きい。経済環境から景気の停滞感が重しとなり、モノに対する消費意欲は落ち込んだままである。また、飲食はデフレ化が顕著で低価格のみの勝負となっている。ここしばらくは、この状態が続くと思われ、年末のアメリカ大統領選や日露首脳会談終了までは好転の兆しもないと覚悟せざるを得ない。インバウンド客は引き続き増えており、小売の消費には結びついていないが、街の活気には貢献してくれている。 |
高松市 |
9月18日、片原町西ノ町の古天神祭、19日は当商店街と理容組合のコラボの祭が開催された。盛り上がりはもう一つ、人出も両祭とも減少しているように感じた。9月22日は近隣商店街の入口近くにピザの店がオープン。新しい店が次々とできると人の流れも変わってくるだろう。今月は雨が多く下旬には野菜が倍以上の高値で飲食店は厳しい状況。 |
坂出市 |
当商店街のアーケード撤去が終わり、今後は、街路灯の整備等を予定。下水工事も完了。路面舗装工事は残っている。 |
丸亀市 |
今年の9月は高温多雨など例年にない天候不順に見舞われたが、業況の悪さは尋常でなく、気候だけが原因ではないと思う。消費者は、「いま必要のないもの・余計なものは買わない」という姿勢があまりに露骨である。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
職人及び現場管理等技術職の人間が不足している。受注機会が若干増えている。 |
旅館 |
9月は、前年同月より13%増であった。昨年に比較し、継続的に、各種団体客が多くあった。対一昨年と比較すると、12%の増加である。10月は瀬戸内国際芸術祭関係、その他団体で活況を呈している。それ以降は、多くの施設が先が見えない、という状況である。 |
情報 |
IOTの新しい取組みが始まりつつあります。 |
美容 |
最近の開業は、一人あるいは少人数で小回りのきく営業ができ、店主の個性を反映できるコンパクトサロン化傾向である。 |
運輸業 |
タクシー |
地方の景気回復の遅れにより長期的に運賃収入、輸送人員が減少しており、非常に厳しい経営状況が続いている。また、乗務員不足が深刻化するとともに、高齢化が進んでおり、事業継続が懸念される状況にある。 |
トラック |
平成28年8月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は3.4%の増加となり、対前月比では4.2%減となった。また、8月分利用車両数の対前年同月比は、2.9%増となった。 |
貨物 |
燃料価格の動向は、運送業界にとって大変気掛かり。OPECは、2008年依頼初めて石油生産量を減らすことで合意した。このことは、近い時期に石油価格が高騰することを意味している。一説には1バレル100ドルまで値上がるという人や、70〜80ドル程度に落ち着くと言われる人がいるが、どちらにしても石商の値上げ機運は高まる。このことが一番の気になる点と力説された。 |