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【前年同月比】          
           
 

平成28年5月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (5月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 今のところ天候にも恵まれ、販売数量は前年並みでないかと思われる。
調理食品 出荷高は、前年同月比105.9%であった。
冷凍食品 円高による為替変動により、製品価格の見直しを求められるケースが出てきている。しかしながら、現在のところ原材料仕入価格変動による製品価格見直しは困難な状況であり、金融市場と食品業界の現状との間に大きな齟齬が発生している。今後の両面の動向に注視する必要がある。
繊維・同製品 手袋 春夏用UV手袋は昨年、一昨年の天候不順のため、在庫が多く残っており、今年の暑さも販売には寄与できていない。また、100均ショップでのUV手袋の販売も影響がでている。秋冬物手袋の受注時期になったが、3年連続の販売不振の影響で在庫が多く残っており、先行きが不透明である。
木材・木製品 製材 製材、市場、プレカットともに対前年と変わらず、総じて上向き傾向にある。製材は、入荷・出荷とも前年並み。市場は、売上は前年並みであるが、材木の荷動きがやや上向き。プレカットは前年並み。
木材 住宅着工数が低迷し、木材価格は横ばいで、在庫が残り、いつでも購入可能なため消費意欲も低下し、なかなか業況は上向かない。
印刷 印刷 消費税再延期正式表明による波紋がどのように作用するのか不透明ではありるが、多方面からの影響を受け易い業界としては、今後の動向を注視している。
窯業・土石製品 生コン 地区内の販売価格は上昇しているが、仕事量が前年比8割と減少。事業継続には更なる価格の見直しが必要となる。好材料としては、東部地区、三豊地区が共販活動を維持、進展傾向であること。
鉄鋼・金属 鍍金 やや円高に振れていることが、輸出に悪影響を及ぼすと考えられるので、当業界への受注量減少が懸念される。原油安も加わり、早く原材料の値下げがくることを期待するところである。
一般機器 一般産業用機械・装置 プラント機器の製造は、円安の影響により、中国、韓国向けの受注が継続している。設備用の熱交換器は価格において、これまで底値に近い状況であったが、取引条件の見直しを粘り強く進めた結果、製品単価は明るさが出てきた。造船関連機器製造業は、一時の落ち込みから脱し、船舶の環境規制強化を控え駆け込み需要が膨らみ3年分近くの仕事量を確保し、当面は受注分の工事量を消化することになる。しかし、前年度下期より、これまで円高是正で好調であった受注が中国経済の減速や資源安に伴うバラ積み船の過剰感の影響から新規受注は減少してきた。造船業及び造船関連機器製造業は今後の景気動向によっては中国、韓国との受注競争の展開がより厳しくなる恐れが予想される。建築用鉄骨の下請け加工業は、本年上期から徐々に仕事量が増えており、昨年同期に比べ大幅に増加している。特に地場産業の発注工事だけに留まらず県外からの仕事が増えており、ここ数ヶ月はフル生産が続くことになる。問題は人手不足であり、地方との賃金格差により従業員が首都圏に流れていく。中でも溶接工、機械工といった技能労働者は求人難が著しい状況にある。産業用機械製造業メーカーは、中国をはじめとする新興国経済の陰りから、円高・株安が進み世界需要の伸び悩みが伺われるが、国内需要は震災復興需要やインフラ整備投資の増加で建設機械の生産は前年同期並みに推移しており、産業用機械部品加工業の中小零細工場は工事量も多く売上、収益ともに好調である。
輸送用機器 造船 時間単価の話も落ち着き、工事量、人員ともに安定している。
その他製造業 団扇 各会員とも動きは出てきたが、相変わらず大口受注は減少傾向にある。なお、丸亀うちわの「竹うちわ」の製作職人が急速に減少しており、大きな問題となっている。
漆器 5月恒例の「香川の漆器と家具新作見本市」は、5月18日、19日は業者対象、20〜22日は一般対象で開催された。来場者は業者、一般共に去年より18%程減少した。販売額も昨年より減った。国内景気の落ち込みや4月の熊本地震の影響があったものと思われる。
綿寝具 5月の業況は、前年同月と比べて40%のマイナスとなった。前月後半から落ちていた売上が上昇せず、とても残念なことになった。消費税10%への引き上げを2019年10月まで延期だけでなく、2014年4月の8%で経済が失速してしまったのだから、5%に戻せば瞬く間に日本経済は復活すると思う。
小売業 青果物 生産量の増加により、市場への入荷が多く、売上では前年を上回ったが、価格安となり利益はあまり上がっていない。
石油 大手の系列店仕入れ価格はレギュラーガソリン111円(税込)なのに対し、小売価格は平均117円余りと、大幅な減益状況が続いた。3〜4月にかけて、中小SS(個人含む)の廃業が2件発生しており今後も続くものと予測される。雇用状況は、アルバイト募集が難しくなっており、人材派遣に頼る事業所が増えている。
電機 ブラジルのリオオリンピック開催までに4Kテレビの買い替えを期待しているものの、目立った動きは見られない。今夏は猛暑が予想されており、エアコンに期待している。家電業界は今も冬眠から目を覚ましていない状況。
商店街 高松市 GWも多くの人出でにぎわったが売上には人通りほどの勢いは感じられず苦戦している。特に宝飾品や高級時計等の売上にブレーキがかかり始めている。株価の回復が望まれる。インバウンドの客は着実に増えているが、実需につながっていない。しかし、一部の飲食店では台湾や上海へ情報発信することで誘客に成功している。消費増税の先送りが決定したが景気が上向く材料にはならない。所得や資産価値の向上につながる政府施策に期待している。
高松市 5月の連休も昨年より悪く、連休明けもどの業種も悪い模様。「売れない」、「ひま」などの言葉が挨拶。近隣の百貨店の「全国うまいもの展」では、少し人通りも増えたように感じたが、個々の店の増収にはつながらなかった。当商店街において5月連休明けに立体駐車場のタッチパネルが故障して、ストップした。3月末の決算で完全に赤字。売上も年々落ち込み頭の痛い問題だった。駐車場が建設された頃には近くに駐車場も少なく利用者も多く順調だったが、年々、空き家が解体され平地の駐車場になり、利用しやすい平地駐車場に客を奪われた。5月末の総会において立体駐車場を閉めることが決定。しかし、高度化資金返済において不足金を組合員に借り入れており、今後どのように返済していくのか大変だ。
坂出市 商店街に長らく空き店舗だった洋装店跡地にデイサービスが入居し、デイサービスと喫茶を始める。その2階部分に元町名店街の「わはは広場」が7月に移転する。
丸亀市 相変わらず街はガラーンとしている。特に高齢者の間では、「欲しいモノがない」という声が聞かれる。「新しい需要」を開発しなければいけないが、難しい。
サービス業 ディスプレイ 受注については順調に推移している。
旅館 5月は、前年同月より6%増であった。5月は、昨年に比較し、工事関係が多く、その関係で増加した。全般的に8月が忙しく予約は入っているが、その反動か、6月、7月は微増で推移しそうである。
情報 大きな変化はない。受注先は、やはり県外、東京が多い状況。また、IOT等の新しい動きがある。
美容 本年度も非組合員との差別化のため、訪問美容、まつげエクステ師養成講習会を開催予定。
運輸業 タクシー 地方景気回復の遅れ、消費税率引き上げを運賃転化したことなどにより、運賃収入、輸送人員が減少しており、厳しい経営環境にある。また、乗務員不足が深刻化するとともに、高齢化が進んでおり事業継続が懸念されている。
トラック 平成28年4月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は1.5%増となり、対前月比ではマイナス4.4%の減であった。また、4月分利用車両数の対前年同月比は、0.8%増となった。
貨物 荷動きは、まあまあと聞いているが具体的には聞かされていない。燃料価格について大きな動きあり。5月30日と6月1日のSS店頭表示価格を比べると過去13週連続で(1週横ばい含む。)小幅ながら値上がりを続けてきたが、更に大きく値上げされている。5円も急上昇する要素が見当たらない。6月以降の燃料費が気にかかる。
     
 

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