集計上の
分類業種 |
具体的な業種
(産業分類細分類相当) |
組合等及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比103%。4月度より徐々に値上げを実施。昆布製品は据え置きだが、大手企業の動向次第である。 |
冷凍食品 |
日本冷凍食品協会による1月の冷凍食品生産数量は、前対92.3%と2019年は非常に厳しいスタートとなった。4月1日以降、様々なものが値上がりとなる中、我々、中小冷食メーカーでも価格に対する対策が必要になる。また、特定技能による外国人の雇用開始により、人材不足問題が少しでも解消できるか注目していきたい。 |
醤油 |
業況は単月では、ほぼ前年同月の売上高と推察される。当組合は、平成31年3月末日が決算日となるが、生揚出荷数量は前年度比94%の見通しとなり、厳しい決算内容が予測される。事業内容については、設備投資額は増加したものの、減収減益で平成30年度が終わった。 |
繊維工業 |
手袋 |
昨年度の寒波の影響で流通在庫は減ったものの、本年度は暖冬の影響もあり、期待された受注増には至らなかった。販売価格においても、生産コストのアップ分も販売価格に反映できず、上げたくても上げられない状況である。本年度のUV手袋も3月中頃より寒さで受注調整が入っている。 |
木材・木製品 |
家具 |
家具業界の景況は緩やかに減速傾向。安価な海外製品との差別化、付加価値の高い商品開発が必要である。 |
製材 |
製材工場は、県産木材原木高騰により収益低下。プレカット工場は、新築注文住宅が減少し、増改築・リフォームに進む。木材市場は、荷動きが悪いため、製品価格に転嫁できていない。 |
木材 |
営業を強化し、木材の需要増加を図ったが、需要は伸びず、業況は低迷している。 |
印刷 |
印刷 |
新年より紙の値上げも一段落かと思いきや再生紙の在庫不足のため、大量発注の大手印刷会社は品薄となり、受注を削減しなければならない状況となり、今年秋頃まで続く状況です。 |
窯業・土石製品 |
生コンクリート |
4月より連合会の共販がスタート。今後の課題は、共販の維持、安定のため、連合会を中心とした動向になる。それぞれの思惑をまとめて、方向を一定にするのは難しい。 |
石材加工 |
組合員の加工賃値上げ要請が取引先に対し、少しずつ受け入れられ始めた。しかしながら、値上げ後に受注がストップし、苦しんでいる事業所もあり、値上げの浸透は長期戦になりそうである。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
4月からの入管法改正による外国人人材の受入れは期待と興味をもって注視しているが、いざ活用となると相談窓口に迷うところである。経済産業局のセミナーを基にこれからも情報収集等に努め、業界の慢性的人手不足解決の突破口にしたい。 |
建設用金属 |
ゼネコン、設計事務所からの見積は若干少ないが手持工事量は3〜4ヶ月程度確保しており現時点での工場稼働率は高水準をキープしている。しかし、依然として高力ボルトなどの材料不足は続いており『工程のずれ』の改善見通しが得られない。従って、見積もり依頼があっても工期を確約できない事態も招いている。 |
輸送機器 |
造船 |
工期の遅れが発生しているため、人員が増加傾向にある。 |
その他の製造業 |
団扇 |
業界全体で、動きがない。 |
漆器 |
恒例の漆器まつりは3月16日、17日に玉藻公園披雲閣で開催。天候にも恵まれ、昨年並みの来場者で、売上も昨年を少し上回った。 |
綿寝具 |
3月の業況は、前月と比べて売上が増加したが、前年同月と比べると少し減少。防衛省の布団の資材も揃い、前半で完納した。やはり昨年より布団の数が少ないのでその分、数字が上がらなかった。しかし、4月から防衛省の布団受注が3,000枚弱あり、納期が10月なので忙しくなりそう。同業者も消費税が上がる前の駆け込み需要なのか忙しい模様。 |
小売業 |
青果物 |
春物の商品に切り替わり、価格は上昇傾向になったようだ。 |
石油 |
2〜3月の間で卸売価格は3〜4円上昇したが、小売価格に反映できていないので、組合員の利益は減少していて、苦しい経営が続いている。県外安売り業者が高松市内に4月中旬オープンするので、過当競争等が心配される。 |
電機 |
買い替え年数は14年を底に再度長期化傾向。テレビの長寿命化や高機能化から、今後は故障時まで買い替えないユーザーも増加し、買い替え年数が長期化するとみている。さらに若年層のテレビ離れにより、買い替え自体をしない、ユーザーも増加。PCやスマートフォン、タブレット端末などの世帯保有率も高まり、メディアの多様化が進んでいることに加え、見逃し配信の普及などから、テレビの必要性が低下していると指摘している。 |
商店街 |
高松市 |
最寄りの百貨店が初めて物産展催事を1ヶ月に3度行ったこともあり、1ヶ月を通して街は多くの人出でにぎわった。ここ数ヶ月不調であった高級宝飾品も復調し、全体売上の底上げが図られた。また、暖かい日も多かったことから高級婦人服や雑貨も好調が持続しており、安定して売上が確保できた。ただし、消費者全体の財布のヒモが緩み始めたとは言えず、4月以降に次々と生活関連の値上げが控えていることから、買い物に慎重な様子は変わらずである。新元号が発表され、少しお祝いムードの明るい消費マインドにシフトしていくと思われることから4月以降も伸長に期待したいところだが、過去にない長期連休であったり、選挙が連続することから、消費の先行きは読みにくいともいえる。 |
高松市 |
3月末で片原町西ノ町の時計店の閉店セールも終わり、また一つ老舗店舗が閉店した。4月に入り、とうふ店も店を閉めるとのこと。美容室も近々閉店予定で、次々と店が閉まって、商店街から小売が消え、次の時代の商店街はどのようになるのか。 |
坂出市 |
今後、まだ原材料、商品等の値上げが続くのだが、販売価格に転嫁できない。中小・小売りの場合、値上げのタイミングが難しい。 |
丸亀市 |
街の静かさはいつも通りの毎日だったが、これと言った好材料・悪材料のない月だった。年度末の月で、会費をはじめとする会計処理の締めをしたが、不払いや問題発生もなかった。駅前に新たなビジネスホテルの建設計画が持ち上がり、一部関係者の動きが見られたが、大きな騒動には至っていない。高齢化の進展で、一部の店で店主の入院・通院による休業があったが、今後もこのような事態が増えると思われる。 |
観音寺市 |
当店の化粧品業界・婦人服業界についていえば、我々、末端小売業者に対して、メーカーへ卸業者の取り組みがコストカットの理由で希薄になっている(例えば、営業担当の減少、掛け持ちによる来訪頻度の減少、営業バックアップの減少等)実感が大いにあり、困っている。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
若干ではあるが、年度末、春休み商戦に伴う売り上げの増加がみられた。やはり、下請け等の確保が困難であり、また、営業、デザイン、現場管理等の人材の採用も困難である。 |
旅館 |
当社は、先月に続き前年比を特に大きく30%近く下回り、非常に厳しいものであった。駅前のにぎわいも、穏やかな低い状態で、入り込みは相当悪い状態である。 |
運輸業 |
タクシー |
地方の景気は、一部明るさが見られるものの、県内のタクシー業界は低迷しており、営業収入、輸送人員とも減少し続けており、非常に厳しい経営状況が続いている。また、乗務員不足が深刻化しており、輸送需要が集中する午前中か夕方の時間帯など配車依頼に十分に対応できていない状況にあり、お客様の待ち時間が長くなる、お断りするといったケースがある。 |
トラック |
平成31年2月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、3.4%増となり、対前月比では2.1%増となった。また、2月分利用車両数の対前年同月比は0.2%減となった。 |
貨物 |
人手不足の深刻化がマイナス材料となっているほか、製造業、建設業などの荷動きが低調だったことが大きく影響、トラック運送や倉庫業の収益環境を悪化させた。 |