集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
今月から小麦粉の値上げとなるので、先月末は駆け込み需要があった。小麦の値上げ幅は、25kgあたり60円と小幅にとどまったため、2次加工業者も価格転嫁が難しい。当然、その影響か小麦粉の値上げ交渉も、大きいユーザになるほど困難。そもそも、価格は上がっても、下がっても、その度に他社との価格が比較されるために、価格は安値に近づこうとする。よって、面倒なだけで何一ついいことはない。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比97.3%であった。 |
醤油 |
GWを迎え、組合員各企業では連休向けのうどん用めんつゆ類の出荷が盛況の模様である。当組合の4月の業況は、新事業年度の最初の月であり、ほぼ前年同月並みの水準で出荷高は推移しているものの、脱脂大豆、小麦等の原材料の値上がり及び石油関連製品(重油等)の値上がりが収益を圧迫している状況にある。 |
生麺 |
資材が高騰しているにもかかわらず、販売価格に転嫁できない状況に苦慮している。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
春夏用UVカット手袋の納入はほぼ完了したが、4月は低温で市場はあまり動いていない状況である。受注も前年が暖冬であり、市場在庫等よりやや遅れている。 |
木材・木製品 |
製材 |
4年に一度の統一地方選挙と大型連休があり、活力不足となってしまった感がある。 |
木材 |
外材の輸入価格が変動し、国内流通価格を押し上げている。3月は決算期なので需要は多少増加したが、4月は先月の7〜8割程度に減少した。 |
印刷 |
印刷 |
競争が非常に厳しい中で、コストだけの競争ではなく、ワンストップサービスの実践が必要なことは理解しているが、それでもコスト競争に加わらなければ、生き残っていけないのが現実ではないか。 |
窯業・土石製品 |
ブロック |
年度前期の受注はいかがなものか不安を感じる。 |
石材 |
去年より少しは好転しているように見えるが、業界としてはあまりいい話はない。 |
鉄鋼・金属 |
鋳物 |
主材料(スクラップ)の更なる高騰により収益が悪化している。仕事量は現在のところ1.5〜2ヶ月あまり受注残があるが、原材料の値上げにより採算が悪化しており、製品価格の値上げが急務である。現在、組合員全員で交渉中である。 |
鍍金 |
3月の追い込み後、忙しさに一服感はあるが、5月連休前の駆け込み需要がそれを補ったようである。業界では反面、金属と原油の高騰により収益に伸び悩みはあるが、製造業の底上げに期待するところである。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
当組合は、前年度より高い操業(110〜130%)が続いており、人材及び設備の不足が表れている。特に人材不足については、同業者も好調のために大変である。 |
その他製造業 |
団扇 |
連休が明けたが、受注の状況はあまり変化していない。 |
漆器 |
他業界では定年を迎える団塊世代の補充が問題となっているが、漆器業界では定年延長や継続雇用により雇用を延長するケースが目立ち、その分若年労働者の雇用はあまり増加していない。 |
卸売業 |
セメント |
基幹産業としてのセメントと鉄を比較すると、鉄は値上がりを続けているが、セメントは全国的に品薄であっても単価は安く市況は悪い状態である。メーカーも苦しく、値上げを打ち出しているが、公共工事の減少や地方においては景気の回復が鈍い等、厳しい状況が続いている。 |
小売業 |
青果物 |
郊外型大型店が4月に開店したため、小売店は一層厳しくなった。 |
商店街 |
高松市 |
4月は立て続けに大型店がオープンした。商店街にとっては大きなマイナス要因である。連休の人出も分散されてしまい商店街は寂しく感じた。商店街も個々の店も元気がない。当商店街はアーケード損傷が激しく補修をしなくてはならず、大きな課題である。 |
坂出市 |
周辺都市に郊外型大型店の出店があり、その影響が徐々に現れてくるものと思われ、好転の兆しは全くない。 |
サービス業 |
旅館 |
激安ホテルがさらに低価格をホームページでうたい、どんどん客単価が下落しており、収益を圧迫している。 |