集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
一応、小麦粉の値上げ交渉期間は終わった。しかし当初の目的である100%達成は、当然のことながら不可能であった。ユーザーが大きくなるほど、交渉が難しくなるのは当然。この程度の値上げ幅では、値上げ達成が困難と思ったのか、大手製粉会社はこの10月には、大幅値上げを要求しているとの噂もあり、我々中小には価格決定権はないので、決まったルールの中でプレーするのみである。大手の動向をいかに読み取るかが、生き残るポイントになると思われる。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比93.7%であった。値上げ要請は順調とは言えず、ごく一部にとどまる模様である。 |
豆腐 |
ドラッグストアやGMS総合スーパーの出店が続き、県外商品の流入が止まらない。また、主原料をはじめ全ての仕入れが高くなっている。 |
醤油 |
組合員の業況は前年度並に推移しているものと推測されるが、6月、7月の御中元向けの準備段階に入っている。当組合も、生揚出荷高は4月、5月ともほぼ前年度並の水準で売上高は推移している。しかし、品質面、価格面での要望が強く、高品質低価格の生揚が求められている。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
春夏用UVカット手袋の販売状況は、3月、4月の低温が響き出遅れたが、5月に入り需要が伸び月末現在ではほぼ前年並の実績となった。冬物手袋の受注は前年の暖冬の影響で今ひとつ低調で、今後の受注に期待している状況である。 |
木材・木製品 |
製材 |
仕入材(特に輸入材)が環境問題(違法伐採)にからみ、不足ぎみで値上がりしており、代替材を手当てしなければならなくなってきている。 |
木材 |
住宅着工数の減少により販売不振となり、売上が減少している。 |
印刷 |
印刷 |
製紙メーカー各社は相次いで印刷用紙出荷価格を全品目10%以上値上げする方針を発表した。印刷用紙全品目の値上げは初めてのこと。今回の値上げにより印刷会社のコスト増への不安がさらに高まっている。 |
窯業・土石製品 |
石材加工 |
エンドユーザーの購入基準や希望条件が最近シビアになってきたと感じる。ステンレス製品の値上がりも含め、利益を圧迫するような状況ばかりである。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
5月の連休による稼働日数減が、売上、生産高を足踏みさせた感がある。それに加え、仕入業者から金属・石油関連製品の更なる値上げ要請があり、収益面を圧迫させる要因となっている。今後は稼働で補うことを課題としたい。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
当組合は地元クレーンメーカーの依存度が高く、特に大型クレーンの生産が前年同月と比べ50%増(輸出比率が高くなっているため)となっており、高い操業を続けている。人材、設備不足はしばらく続くものと思われる。 |
輸送用機器 |
造船 |
売上高の増加は、組合員が1社加入したためである。 |
その他製造業 |
団扇 |
現在のところ、まだ本格的な受注状況ではない。当組合も手貼うちわの受注は現在低調である。 |
漆器 |
5月9日10日サンメッセ香川で恒例の家具とぬりもの新作見本市を開催、昨年並みの来場者であったが成約はあまり良くなかった。続けて12日13日は家具フェアーとして一般客を対象とした即売会を開催したが、こちらのほうは多くの人出でにぎわい、売上もまずまずであった。 |
商店街 |
高松市 |
5月の連休も大型店に人出を取られ静かな商店街であった。連休明けはもう一段と厳しい状況であった。5月末には市内商店街に本店があるレコード店の倒産がテレビ、新聞で知れ渡る事となり、数年前より業績の悪化が聞こえていたが商店街の優良企業だった老舗が消えていった。 |
サービス業 |
旅館 |
問題は変わらず、新規参入ホテルの低単価である。価格競争の激化で厳しい状況である。5月の連休は、3日4日のみ全施設満室であった。 |
情報 |
同業種の中でも大きなばらつきが見られる。小口ホームページ請負型とシステム構築事業型に大別でき、前者は手堅くビジネスを維持しているが、後者は県外での活動が中心でありリスクが高い。 |
運輸業 |
トラック |
長引く燃料費の高騰と後継者難でトラック運送業を廃業したい旨の相談を受けた。 |