集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
4月に小麦価格の値上げがあったが、小麦粉価格への転嫁の道のりは厳しい。この秋には、更なる値上げが控えているので、どうなるのか予断を許さない。ここ最近、穀物価格が上昇している。理由は、バイオエタノール需要が旺盛なためで、農家は採算のいいとうもろこしの増産を始めた。その結果、小麦など他の穀物価格も上昇し、小麦価格は前年に比べ、平均して20%近くも値上がりしている。もし、上昇分がそのまま値上げされたら、一体どうなるのか想像できない。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比96.8%であった。 |
醤油 |
平成19年度第1四半期が終了し、組合員の業況は全般的に前年並に推移しているものと推察される。当組合も前年同期比に係る出荷数量は100%であり、第2四半期における御中元商戦を含めた営業成績に期待したいが、消費動向も堅調の模様であるところから、前年度を上回る成績を獲得するには相当の営業努力が必要と予想される。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
平成19年度の受注状況は、ほぼ完了したが、昨冬が終始暖冬であったため、前年比では10%強の減少となったが、それは平成17年度の厳冬との対比で、平年からすると5%程度の減少であった。今月後半より生産も本格稼働となっている。 |
木材・木製品 |
製材 |
石油関連の住宅関係商品(断熱材、塗料)や輸送コストの上昇で、新設住宅着工において先行き不安の要因となると予想される。 |
木材 |
急激な住宅着工戸数の減少の影響で売上が減少している。 |
印刷 |
印刷 |
製紙メーカー各社は値上げに厳しい姿勢のようだ。個別企業への交渉はこれからのようだが、今回は値上げから逃げることができないという話も出ている。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
公共工事の減少、競合等による収益の悪化など関係先与信不安の要因増が懸念される。 |
石材加工 |
6月に開催した展示会は入場者数も増加し、盛況ではあったが、高額製品の売り上げが伸び悩んでいた状況から、来場の業者においても景気回復が売り上げに反映していないと推測される。また、今回の展示会では通常の売れ筋商品ではなく、目新しい商品が売れていたことが今後の参考になりそうである。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
工場燃料は夏の季節だけに使用量は冬に比べて少ない。ただし、営業用燃料については変動費として確実に増加している。なお、ニッケルのLME相場は下げ傾向になったようではあるが、依然として原材料費の比率は高レベルのままである。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
仕事量としては少しではあるが上昇傾向にあるが、スクラップ等の高騰により主材料の値上げが近々あり、客先との折衝が大変である。許可してもらえなかったら収益が悪化すると思われる。 |
その他製造業 |
漆器 |
5月の展示会以後の受注商品の納入や6月の営業用什器の入替需要等による売上増も見られたが、一般商品はデパートを中心に売上が落ち込んだ。総じて業界全体では横ばいか弱含みで推移した。原材料は塗料の他、木材にも値上がり傾向が見られ収益は悪化傾向にある。 |
小売業 |
各種商品 |
県指定のイベントが今年あるからだと思われるが、最近マスコミの取材が多くなった。これらを利用して宣伝に努めたい。 |
青果物 |
干ばつのため売上が悪化している。 |
商店街 |
高松市 |
6月も諦めムードが強く盛り上がりが見えない。近隣商店街との交差点にドームが完成。大掛かりな工事であったが幕が取れると感動に近いものがあり、立派なものができたと思う。近隣商店街の再開発の成功を祈るばかりである。新たに郊外型大型店ができたが、商店街の人出は減少してないと新聞紙上では発表していた。それが本当であればこれ以上の衰退は考えられない。我々も近隣のデパートや商店街に来るお客様を一人でも獲得する努力をして行かなければならない。 |
坂出市 |
近隣都市に開店した郊外型大型店の影響が徐々に感じられるようになった。そこへの通行量も増えている様である。 |
サービス業 |
旅館 |
渇水の風評が6月中旬地元の新聞を中心に取材陣が入り、組合として、その対処に苦慮した。 |
情報 |
県外・県内の2極分化は続いている。 |
運輸業 |
トラック |
高速道路利用額が対前年同月比では2ポイント上昇したものの、前月比では6ポイント下落した。また、6月28日ニューヨークの原油先物相場が1バーレル70.52ドルを付け、国内ガソリン価格も7月から一斉値上げとなった。走れば走るほど苦しくなる・・・ということか。 |
貨物 |
軽油の高騰を運賃へ転嫁することがきわめて困難である。 |