集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
惣菜 |
相変わらず、大変苦しい状況に変わりない。 |
製粉製麺 |
5月から小麦粉価格の値下げが予定されているが、大手ユーザーに対しては当然前倒しになる。現状は麦価が上がったままなので、売上げ自体は増えているが収益状況は悪化している。それにしてもスーパー各店は、値下げを相次いで発表しているが、納入業者にそんなに余力があるとも思えない。 |
調理食品 |
出荷高は、前年同月比97.7%であった。 |
醤油 |
組合員の業況は、平成21年1月〜3月については、やや不振の状況と推察できる。組合の生揚出荷状況については、3月期決算において99%と前年度比において下回っている。当組合においては、現在決算締切手続き中であるが、利益面においてはほぼ前年並みを確保している模様である。 |
生麺 |
3月期は前半までは、前年を割っていたが、後半になりETC休日割引の効果があり、飲食店の売上高は、前年同月比と同等となった。 |
手延素麺 |
小麦粉の値下げが報じられ、買い控えが見られる。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
平成20年度の冬物手袋、スポーツ、レジャー手袋ともに年末からの世界同時不況で消費者の需要が急激に低下し、特に高額商品の売れ行きが芳しくない。最終的には、前年比90%程度の実績になる模様である。春夏用のUVカット手袋の受注は、前年に比べ115%程度の伸長で好調である |
木材・木製品 |
家具 |
8月に開催される中四国家具合同展(広島県)に漆器組合と共同で助成金を受け出展する予定であるが、出展申込予想と申込時とのタイムラグが発生し、申込予想を下回ると懸念している。最初は出展するつもりが、申込時点では経営状況等から出展できない事業所もあり、極めて残念である。 |
製材 |
製造部門は操業を短縮し、雇用調整助成金を申請する企業もあり、業況は厳しい。 |
木材 |
三つあった木材市場の内、一つが倒産、一つが撤退し、今現在、市場は一つしかない。それにもかかわらず、需要が減少、売上は落ちている。業況は悪化する一方で、底が見えない。 |
印刷 |
印刷 |
不況感による仕事量の減少など厳しい状況が続いている。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
需要の悪化、原材料の値上げによるコスト高が懸念される。 |
ブロック |
通常の年度末と違って、1月〜3月期の売上が激減した。 |
石材加工 |
厳しいながらも組合員数は微減に留まり、本年度を終了した。来年度は、6月に展示会が開催されるので、現状を打破できるよう取り組んでいきたい。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
世界的な大恐慌で景気が下降しているなか、各社受注の確保に苦慮し、また設備投資にも慎重になっている状況である。 |
その他製造業 |
団扇 |
現在のところ、大口(100万〜200万本)の注文は決まっていない。大手企業のPR用うちわは、今年は減少すると考えられる。 |
漆器 |
3月14日、15日の両日玉藻公園にて、恒例の「香川の漆器まつり」を開催した。初日は天候が悪く来場者も少なかったが、翌日は天候も回復して、二日間では昨年並みの来場者となり、売上も昨年並みとなった。修理品や利益処分による補充など年度末の特需がほとんどなく、 |
卸売業 |
セメント |
メーカーより値上げの依頼を受けているが、現状を考えるととても応じられない。 |
小売業 |
石油 |
石油業界は、競争激化のため収益に結びつかない状態が続いている。 |
商店街 |
高松市 |
3月も引き続き好転の兆しがない。当商店街の立体駐車場が故障したため、営業ができない状況である。明るい話題としては空店舗の一つに八百屋がオープン。値段も手ごろとあって買い物客も多いようである。 |
坂出市 |
消費者は雇用や経済の悪化等の報道に過剰反応をして、日常生活に必要でない物の買い控えが強く感じられる。 |
丸亀市 |
深刻な消費不況は継続している。大型店も大変な様子だが、零細商店は「努力や頑張り」だけでは対応できない外部要因に大きな影響を受けていて、「打つ手がない」というのが正直な実感だ。 |
サービス業 |
旅館 |
昨年に比べ、宿泊稼働率が20〜30%落ちた施設がほとんどである。非常に悪い状況が続き、先行き不安しかない。 |
情報 |
IT業界内でのバラツキはあるが、依然として、売上は低迷したままである。 |
建設業 |
総合建設 |
景気対策として補正予算等で公共工事が増えてくるものと思われるが、耐震補強等建築関連事業が多く、土木関連工事が少ない。また、今回の一連の景気対策のための発注工事が、将来の工事の先食いで終わらないようお願いしたい。 |
水道工事 |
組合委託事業が終了し、契約職員(15名)が契約満了となり、組合の雇用人員が減少となる。 |
運輸業 |
タクシー |
平成20年度のタクシー業界は、世界的な不況による影響をもろに受けて、営業収入は対前年と比べ大きく下落した。特に平成20年11月からは、毎月収入が大きく減少となった。 |
トラック |
荷動きは依然低調で推移しており、企業業績の好転も期待できる状況下にはなく、年度末を迎え、多くの組合員が資金繰りに頭を痛めている。本四連絡高速道路は3月23日、3高速道路会社は3月30日から30%引きの平日昼間割引制度が2年間限定で導入され、1日のうち30%引きか50%引きで走行できることとなったので、高速道路利用事業者にとっては、費用削減の効果が期待できるようになった。 |
貨物 |
景気の後退から荷動きは、まだまだ悪化している。3月は引越荷物の需要期であるが、前年比2桁を超えて減少しており、景気回復が望まれる。 |