集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
10月から小麦の価格が改定になりその影響で平成23年1月から麺用小麦粉が25kgあたり10円の値下げとなる。 |
調理食品 |
出荷高は前年同月比86.5% |
豆腐 |
夏が過ぎて売上が低下していたが少し戻ってきたが、ディスカウントストアの出店が続いているので楽観はできない。 |
醤油 |
組合員の業況についてはお歳暮商品の準備段階にあると推察され、10月(平成22年4月〜10月)現在の生揚出荷数量が上半期(4月〜9月)に比較して前年同期日で下落傾向が1%程度回復し、96%となっている。現状の推移状況では期末には前年度実績割れの見込みが大きい。醤油製造業にも不況の影響が感じられる。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
生産地である中国国内の自社工場や委託工場の人手不足、賃金の高騰、またヨーロッパからの中国での手袋生産の増加、尖閣諸島の中国漁船に始まった通関の遅れ等今期は中国で生産の多くを行っている企業の大半は深刻な製品の納期遅れが発生している。また受注も対前年比80〜90%程度の予想となりそうだが、早い冬の訪れもあり今後の天候に期待したい。 |
木材・木製品 |
家具 |
日銀がゼロ金利にすると言っていたがその効果があらわれていないと思う。それより原材料を為替の高いときに購入したのが大きい損失である。(古いものは3〜4年前に購入) |
製材 |
住宅エコポイント政策も完全に大手住宅メーカーに有利に作用しており、地場工務店との格差がさらにつきつつある。ここにきて断熱材(グラスウール)メーカの地場への供給不足が地場工務店に影響を与える様相が懸念される。 |
木材 |
大きな変化はなく横這い状態。 |
印刷 |
印刷 |
景気の先行き不透明感から受注が低迷。また低価格競争に陥っており中小印刷業者の業況は厳しいものとなってきている。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
他地区の市況の影響もあり、販売価格下落の状況が続いている。適正価格等全県単位での改善が必要。 |
ブロック |
翌月の見通しもないまま、大きな増減もないまま上半期を終え、不安な下半期のはじまり。 |
石材加工 |
受注確保が難しい。しかしながら雇用人数の調整はほぼ限界がきており、仕事量の不足から緊急雇用安定助成金の利用を検討する事業所が増えているようである。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
売上高は昨年と比較してやや増加に転じたものの、本来求める数字には及ばない「足踏み状態」と円高・原材料高等のダブルパンチを打たれている。雇用を抑制しているが、技能伝承の観点から若年層を重点的に雇用を再開すべきだと考えている。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
受注増加の気配があるが、円高等の影響も顕著に表れなかなか上ブレしにくい環境である。一般機械についても引き合いがきているが、受注の増加は期待薄。鉄骨は公共工事の動きがなく尻すぼみ。中小零細企業は依然として受注環境、雇用環境ともに厳しい。造船については引き続き高稼働率であるが今後の採算については要注意。 |
その他製造業 |
漆器 |
10月は瀬戸内国際芸術祭に関連してサンポートでイベントがあり、漆器も展示販売コーナーに出展したが期待したほどの効果はなかった。物産協会を通じて土産物コーナーに出品した業者も工芸品に関しては低調であったようだ。 |
綿寝具 |
10月に入っても暑さが続いたが、中旬頃から朝晩涼しくなり末になると急に寒くなった。寝具業界ではやっと冬物の商品が動き出し今後の売上げを期待している。 |
卸売業 |
セメント |
物件が少なく数量が厳しい状況である。 |
小売業 |
青果物 |
青果の価格の上昇により収益が悪化している。 |
電機 |
エコポイント制度の改正発表後、急にエアコン、冷蔵庫、テレビの売上がアップした。特にテレビが異常とも言える売上増で、メーカーに品薄が出始めており、入荷待ちの状態。12月末の入荷機種が続出している。 |
商店街 |
高松市 |
悪いままで変化なし。 |
高松市 |
瀬戸内国際芸術際も無事終了。商店街においてもいろいろなイベントを試みたところもあったようだが、組合としての取り組みは皆無。次回また行われるのであれば参加して盛り上げたい。当商店街の空き店舗も長期間入る人がいなかったが、やっと決まり11月半ば頃メンズショップがオープンすことになった。 |
丸亀市 |
これ以上「底がない」という大底まで、街全体が陥っている。これから寒い季節を迎えるが、高齢者などはますます家にこもって外へ出なくなり、商店街はますます「人のいない街」になると思う。「負の悪循環」に完全に入っていて、打開の見通しはない。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
我々ディスプレイ業界の商業施設・イベント・サイン・広告等の受注は依然として低迷。特に我々業界と密接な関係にある建設業界の低迷も大きな要因とひとつであろう。 |
旅館 |
今月は、稼働率は昨年に比較し20%程度上昇した。瀬戸内国際芸術祭の影響も10%ありその影響でもある。(その他高校総体四国大会などの影響あり)低単価は歯止めがかからず、進んでいる。今回の瀬戸内国際芸術祭で各ホテルの稼働率は上昇しているが、終了後の11月は予想通りさっぱりである。出張が大きく減少しているところを瀬戸内国際芸術祭の顧客が補完していたが、11月前半の状況をみると、各ホテルよりいわば悲鳴が上がっている。例年の観光客が、10月にシフトした感があり11月度が先月心配した通りになってきている。 |
情報 |
前月と同じくクラウド、スマートフォン等の新しい開発が増えつつある。WebのBtoB、BtoCの改良傾向が進んでいる。Twitter等の新コミュニケーションツールの企業活用が散見される。 |
運輸業 |
トラック |
9月分の高速道路通行料金支払額も4月以降全月で対前年同月比を上回っており好調に推移している。ただ組合員の収益状況までは不明だが今年は記録的な猛暑の影響で飲料水等の輸送が多かったと聞くものの、運賃については輸送品目の価格の何%といった状況なので動いた割には収入増につながっているかは疑問である。 |
貨物 |
年末年始の荷動きに期待したい。 |