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【前年同月比】         
           
 

平成26年12月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (12月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 調理食品 出荷高は前年同月比92.7%。
冷凍食品 異物混入による回収が報道されたことで風評被害などが心配されたが、今のところはそれほど影響は見られない。しかし、工場の老朽化による異物混入対策や以前より注目されているフードディフェンスの対応による改修などが大きな経営課題になってきている。
醤油 26年4月の消費税増税に伴う消費動向の低迷が年末まで影響していると推測される。組合員の売上状況は依然として減少傾向が続いているものと思われる。当組合についても4月〜12月の生揚出荷数量は前年同期比で92%となっている。平成27年1月〜3月の出荷推移が前年並みと仮定すれば、3月期決算は相当厳しいものとなることが予測される。
繊維・同製品 手袋 11月の暖冬も12月初旬からの寒波により売上も回復傾向にあるが円安による輸入コストの増大も売価に反映できず、厳しい経営環境にある。
木材・木製品 製材 製材、市場、プレカットとも昨年は全国的に原木不足で価格の上昇があったが今年は通常であった。
木材 住宅着工数の減少が止まらず、円安による影響を価格転嫁することも難しく、業況は依然として厳しい。
印刷 印刷 売上面は前年実績をやや下回るものの、収益面では大きな変動はなく推移。翌月への持ち越しも無く、極めて弱含みのまま年末を終えた。コスト面では紙メーカーが一斉に来年3〜4月に紙価格の値上げを表明。印刷業界への影響は時期を待ちたい。
窯業・土石製品 生コン 売上増となっているが、大型物件によるところが大きく、公共土木の減少傾向が懸念される。市況は改善傾向で若干動きがあるが高松地域の改善が急務と思われる。
石材加工 前年同月は消費税増税の影響があり、比較は出来ないが例年の12月と比べるとあまり変化は無い。ただ、新年に入ってからの受注が入っていないため今後の動きに不安がある。
鉄鋼・金属 鍍金 政権交代から2年、業界の全体的景況は好転しているものの、とどまることを知らぬ円安は原材料高に直結しており、加えて電気料金も懸念要因である。原油安になったとはいえ、燃料が激安とはいえず、コスト管理を各社で徹底しているところである。
一般機器 一般産業用機械・装置 前月に続き操業度においては建設用クレーン製造及び関連企業は時間外作業により納期を維持している。雇用の面においては人手不足が生じており、非正規労働者、外国人技能実習生等の受入を進めている。造船関連工業である舶用エンジン製造、エンジン部品加工、液化ガス用高圧タンク製造は円安による造船業の建造量急増により2017年までの仕事量が確保された。ただし、船価の上昇は見られず低価格で利益には繋がっていない。建設用鉄骨加工は消費税の駆け込み受注後の需要回復が予想より悪く、昨年に比べ工事量は減少し、輸入原材料、資材価格上昇の影響から前年同期に比べ売上、収益共に減少している。フェンス製造及び鉄工は代替エネルギーである太陽光発電等に関連する工事が増加しており、一部の企業ではフル生産で納期に対応している状況である。
輸送用機器 造船 仕事量が増え、残業や休日出勤等が多くなっており、来年も忙しくなりそう。
その他製造業 漆器 景況は一進一退。地域よっては良いところもあるが前年より悪いところもある。総じて関東地方は良く、近畿地方はよくない。
綿寝具 12月の業況は前月後半からの落ち込みから上がることも無く、年末に向けて盛り上がりなく終わった。例年年末は売上が落ち込みますが月中頃のピークがなかった。
小売業 各種商品 12月の物販業者は例年以上に不景気でした。
青果物 入荷量不足が続き、高値推移で終了した。
石油 原油価格の引き下げにより、12月に入り卸売価格、小売価格とも値下げにて推進中。今後とも引き続き値下がり傾向が続くようである。販売量は微減状況が続いているが組合員の収支は最悪期を脱しているようである。
電機 前年同月と比較すると売上高で10〜15%ダウン、売値も大きく低下した。年末商戦を期待したが不調で終わった。商品別に見るとテレビは台数が大きくダウンするも。4Kテレビのウエイトが上がったため売上価格総計では10%のダウン。冷蔵庫、洗濯機、エアコンは軒並みダウンでこの状況は27年上期も続くと見ている。
商店街 高松市 消費税増税は先延ばしとなったが、すぐに消費マインドが回復する状況にはない。隣県の岡山駅前の大型ショッピングモールの誕生も週末を中心に売上へのダメージを感じさせる。今年はインバウンドの需要をしっかり取り込んでいく努力も必要となってくると考えている。
高松市 12月前半は衆議院議員選挙もあり飲食店が大きく悪影響を受けた模様。後半も商店街としての年末イベントも無く年々寂しくなるばかり。年末だというのに普段と変わらない有様。百貨店や隣接する商店街人通りは多く、格差が広がっていると感じる。
丸亀市 12月の忙しさという実感が全く無い師走商戦だった。新聞等で消費が活況と報道されているが、組合員からは間違っているのではとの指摘がある。
サービス業 ディスプレイ 年末の仕事量は例年他の月より多いようだが、織り込み済みということで大きな変化はない。
旅館 12月の売上は対前年比で横這いで推移した。ただ、昨年は低単価の顧客を大量に宿泊させており、収益は好転しているだろうと思われる。
美容 オーバーストア、他業種からの参入による低価格競争、来店サイクルの長期化の悪循環から所得増が消費に繋がる好循環にできるよう期待。
運輸業 タクシー 平成26年4月からの消費税率引き上げに伴う運賃改定により運送収入、輸送人員の減少が続いており厳しい経営環境にある。高止まりしている燃料価格も円安の影響で下げ幅は小さい。高松市の助成による電車・バス乗り継ぎの100円割り引き、電車・バス半額の「ゴールドIruCa」の発行、高松赤十字病院の無料バスなどがタクシーの輸送人員の減少に拍車をかけている。また、乗務員の人手不足も深刻である。
トラック 平成26年11月分の高速道路通行料金利用額の対前年同月比は28.1%増、対前月比では4.9%に減となった。また、11月分利用車輌数の対前年同月比は6.5%増となった。
     
 

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