集計上の
分類業種 |
具体的な業種 |
組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 |
製粉製麺 |
10月期の外国産小麦の価格改定があり、小麦粉価格改定について先般大手製粉会社からの発表では業務用小麦粉25sあたり、強力粉(主にパン用)で130円の値下げ、中力粉・薄力粉(主に麺用・菓子用)で15円の値下げとなりました。なお、価格改定時期は平成28年1月12日出荷分からとなっています。 |
調理食品 |
出荷高は前年同月比96.6%。 |
冷凍食品 |
生鮮品と加工品における軽減税率についての記事が日々取り上げられている。我々冷凍食品メーカーはその取扱品のほとんどが加工品となるため、それらの対応にもなお一層の努力が必要だと考えている。10月の消費については好天が続いたこともあり、外食を中心に消費が伸びたように感じられた。 |
醤油 |
組合員の本年度の業況は、ほぼ前年同期並に推移しているものと推察される。当組合の生揚出荷状況も、ほぼ前年度並で平成27年10月期で100%で推移している。現在全国的に醤油工場へのHACCP導入の動きが、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会へ向けて実用化の計画が推進されている。和食(醤油・味噌の調味料)も国際化での品質基準が求められるようになるだろう。 |
繊維・同製品 |
手袋 |
本年度は冬の訪れも遅く、昨年、一昨年の販売不振を上回る店頭での不振が続いている。また、寒ければ売れるのが手袋であったが、ここ数年消費者マインドの変化が見られ、寒くても売れない状況が続いている。 |
木材・木製品 |
家具 |
各メーカーとも前年並みの売上げを維持。夏場の売上げ減のカバーはできていない。 |
製材 |
9月期はやや明るい兆しがみえたが、10月は少し悪化しそうである。製材部門は原木が順調に入荷しているが、出荷は減少しており、その分収益も減少している。市場部門では小売業者の動きが鈍く木材が売れない。プレカット部門は前年より環境はよくなった。 |
印刷 |
印刷 |
組合員企業にバラツキはあるものの、共通していることは先行きに明るさが見えてこないこと。他業種はどうかわかりませんが景況の回復感はなく、まだまだ厳しい状況が予想される。 |
窯業・土石製品 |
生コン |
前年比で土木・建築とも工事量が減少したため売上は減少、販売価格がゆるやかではあるが上昇傾向で進んでいる。全県的に共同販売再構築の動きがあり、適正価格での販売が今後の課題。 |
石材加工 |
9月に続き、10月も過去最低の売上となった。今期中に数社の事業所が閉鎖するとの話も聞こえている。いったいどこまで落ち込むのか予想もつかない。 |
鉄鋼・金属 |
鍍金 |
TPPに関しては特に影響がないと考えるが、中国経済の減速があのリーマンショックを想起させる。政治・経済に何があっても足腰の強い企業をつくるべく業界として決意している。 |
一般機器 |
一般産業用機械・装置 |
鉄工業全般としては前年同期に比べ売上、生産高ともに増加した。消費税増税後、建設用鉄骨の下請加工工場は工事量の減少が続いたが、本年4月から徐々に施工主の注文が増え、ここ数ヶ月はフル稼働が続いている。造船業及び造船関連興業は金融緩和による円安と海運市況の回復等により平成18年の上期までの受注は確保できたが、中国経済の減速から業界の景気は下向きに転じることが予想される。一方、建設用クレーンは北米の好況と国内のインフラ老朽化対策工事により高所作業車の需要が急増し、引き続き生産量、収益ともに順調に推移している。中小の機械、組立工場はクレーンメーカーや大手造船所の部品素材加工、組立工事量の増加により生産・売上ともに伸びた。鋼構造物製品やフェンス類製造等は需要の伸び悩み、円安による輸入原材料、製材価格の上昇の影響から前年と比べ売上、収益とも減少傾向にある。結果、これらの地場産業に回復力は鈍く、低調である。 |
輸送用機器 |
造船 |
ドリルシップ船は現在建造を休止中。次船はLNG船を建造予定で、安定操業している。 |
その他製造業 |
団扇 |
業界は現在ところ変わった動きは見られないが、円安の状況が心配される。 |
漆器 |
昨年は耐久工事のため中止となった栗林公園商工奨励館での香川漆器伝統工芸士まつりが10月8日〜12日まで開催。好天にも恵まれ前回(一昨年)開催時よりも多くの来場者があり、売上も前回を上回った。 |
綿寝具 |
業況は9月後半から上昇。月の中旬に一息ついて、また後半にかけて上昇してきた。官公需の落札が出来、資材も搬入されはじめた。また、来年の夏頃にも補正予算で受注の可能性がある。 |
小売業 |
青果物 |
青果物の市場価格が高値続きのため仕入れ価格に不安、収益が上がらず厳しい状況が続く。 |
石油 |
天候に恵まれていたが、販売数量が3〜5%程度減少した事業者が多い。小売価格も西讃地区での値下げ競争も見られるが、ほぼ全国平均に近い価格で推移している。系列卸値価格と業界転売価格の差が10円程度と大きく、中小の系列給油所は厳しい経営が続いており、二極化が進んでいる。 |
電機 |
10月はこれといった話題はなく、年末商戦の準備といったところ。 |
商店街 |
高松市 |
天候もよく、週末を中心に人出は多かった。下旬には駅ビルに商業施設がオープンしたが心配された売上へのダメージは無く、中心市街地の回遊性が高まったといえる。とは言えまだまだ財布のヒモは固く、ファミリー対象の飲食店などは特に厳しい。プレミアム商品券による売上の下支えがあるうちに、次の一手を打ち出す必要があると考えている。 |
高松市 |
今月は秋祭等のイベントが各地であり、商店街の人通りは今までにないほど少なく感じた。23日には駅ビルに商業施設がオープン、週末には商店街のハロウィンとイベントが続き、若い子供連れの家族が多く見られた。 |
丸亀市 |
毎月のように廃業する店舗があり組合も会費収入が減少している。売上が前年対比でアップした店もあるようだが、同業の店、つまり買う店が無くなっていることが大きな原因だととらえている。仕入に行くとモノの値段・単価が徐々に上がっていることが感じられる。 |
サービス業 |
ディスプレイ |
12月商戦で全体的に受注増ではあるものの、一過性であり業界が上向きとはいえない。 |
旅館 |
10月は前年同月より8%のダウンであった。昨年がよかったので、通常に戻った感じである。業界としては台湾等から団体客に慣れてきた感じであるが、どうしても台湾、中国、韓国等の団体客は2名1室の割合が高い。シングルの部屋が希望の日本人とは大きく相違がある。 |
情報 |
特に大きな動きはないが、一部ソフトハウスでインド、ベトナムとのオフショア開発が見られる。 |
運輸業 |
タクシー |
平成26年4月からの消費税率引き上げを運賃に転嫁したことによる乗り控え傾向が依然として続いており、地方の景気の回復が進んでいないことと相俟って運送収入、輸送人員とも減少傾向にあり、非常に厳しい経営状況にある。また、乗務員不足が深刻化しており、高齢乗務員が退職した場合の事業継続が心配されている。平成27年10月1日からタクシー運転者登録制度が全国で開始され、香川県においても組合が登録実施機関及び講習実施機関として事業を行っている。 |
トラック |
平成27年9月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は3.8%増となり、対前月比では2.0%増となった。また、9月分の利用車両数の対前年同月比は3.3%増となった。 |
その他非製造業 |
不動産 |
横浜のマンション杭打ちデータ改ざん問題によるマンション市場への影響が心配される。 |