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【前年同月比】         
           
 

令和6年9月の景況
 ……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維 工 業 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
輸 送 機 器 製造業
そ  の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】
(9月の景況から)      
       
集計上の分類業種 具体的な業種
(産業分類細分類相当)
組合等及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 令和6年10月期の輸入小麦政府売渡価格は、主要5銘柄平均で1.8%の引下げとなった。引下げは3期連続となるが、ウクライナ侵攻前の水準には戻っていない。下げ幅が小さいことから、パンや家庭用薄力粉などの小売価格の値下げは不透明である。
調理食品 組合員の出荷量推移は前月対比90.2%、前年同月対比で95.2%(8月分)であった。
冷凍食品 日本冷凍食品協会による7月の冷凍食品生産数量は昨対98.5%となり、直前3ヶ月は前年比100%前後の実績が交互になっている。カテゴリー別ではフライ揚げ物類が88.3%、フライ類以外の調理食品が99.9%、菓子類が115.3%となり、フライ揚げ物類が大きく前年を下回った。業態別では市販用は99.4%、業務用が96.9%となり、両業態で前年割れとなった。9月も気温が高く、秋仕様商品の売れ行きがいま一つに感じられる。10月からは大手食品メーカーを中心に値上げも進んでおり、季節性や価格的な売れ行きにも注目していきたい。
繊維工業 手袋 昨年以上に残暑厳しい9月であった。冬物新商品の出荷は始まっているが、昨年の在庫を多く抱える業者からの受注量は少なく、生産も少ない状況は続いている。
木材・木製品 家具 家具業界、特に小売は未だ業況不振で先行きも悪い。回復の目途は立っていない。9月10月からの資材の値上げもあり、今後の価格設定見直しが必要と感じている。県産広葉樹利活用の取組みは注目されおり、今後、出てくるであろう諸問題への対応が重要である。
製材 猛暑のためか建築着工の遅れ等により、構造材(土台・柱)の動きが悪い。在庫量が増えて製品価格に影響が出ている。
木材 猛暑による作業効率の低下か工事の遅れが見られ木材の動きも悪い。新築住宅着工戸数も低迷しており厳しい業況が続いている。
印刷 印刷 9月決算だが、この半期(4月~9月)の低迷により、業績は悪化している。来期に向け、価格改定・コスト削減・新規事業に向け取り組んでいく。
窯業・土石製品 石材加工 販路拡大のためにSNSを利用した勉強会を行った。刺激になる話が多く知れば知るほど活用の幅が広がり、奥深いSNSの世界を感じられた。今後、結果が結びついてくることを期待したい。気温が下がり始めたことで人の動きが出てきたのか、少しずつ売上に繋がりそうな問い合わせが増え始めた。
鉄鋼・金属 鋳物 受注、販売の低迷が続いている。
鉄鋼 引き続き組合員の状況は悪いようである。従来の仕事はどんどん少なくなる傾向で、比較的新しい仕事をやっている企業は明るい兆しも見えてきている。
建設用金属 我々、鉄骨製造業は依然として地元物件は少なく中小規模FABは、厳しい状況が続いており県外物件・商社物件などの依頼物件を確保して工場稼働率を確保している。また、価格面でも適正価格での受注が困難な状況になっており、今後の市況も不透明な状況が続くと思われる。
輸送機器 造船 前月同様に安定操業が続いている。業況に変化はない。
その他 漆器 今年に入って材料等の資材が特に値上がりしているため、販売商品も値上げする方向に事業の見直しをせざるを得ないようになっている。売上げも漆器家具全体に低迷している。
綿寝具 ネット販売・小売り、特に従来の打ち直しが低調である。業務用はいつも通り若しくは少し好転したが、一般消費者向けの商品が動かないと景気が良いとは思えない。当組合だけでなく全国的に寝具業界はあまりよくない。
小売業 青果物 小売量販の中でМ&Aが色々と行われているようで青果新市場移転に伴い継続するかどうか迷う者もおり、又後継者の問題など今我々の業界は少し揺れている。10月からの値上げも影響していると思う。
石油 販売価格は比較的に安定した月であったが、県外安売り業者等の影響があり、周辺地域SSの利益を圧迫している。激変緩和措置の動向を注視する。選挙の結果によっては大幅な政策変更の可能性があると思われる。
エルピーガス LPガスの商慣行是正により過大な営業行為の禁止、LPガス料金等の情報提供の制度改正が2024年7月2日施行された。これにより正常な商慣習を超えた利益供与の禁止、消費者のLPガス販売事業者選択を阻害するような恐れのあるLPガス販売事業者の変更を制限するような条件付き契約締結等が禁止となった。また、賃貸住宅への入居希望者に対し、入居契約前のLPガス料金提示の努力義務、入居希望者からLPガス販売事業者に対して直接LPガス料金等の情報提供要請があった場合はそれに応じることが義務付けられた。今後は給湯器やコンロ等設備の無償貸与や無償配管(貸付配管)などは禁止となる。
電機 売る物がない、売れる物がない。業界の不振この一言に尽きる。そうは言ってもこのままでは廃業しかねないのでもがいている。また、全国の加入店200店弱のweb会議が開催される。
商店街 高松市① 本年7月から始まった新型コロナ感染症第11波もある一定の収まりを見せ、高齢者層も街に出やすい環境になった。残暑が厳しく残るものの、後半は朝晩にかけて気温が下がる日もあり、行楽や買い物を楽しむ様子も従来の光景、消費が戻ってきている。また、高額品の消費は引き続き堅調であり、インバウンド消費と合わせて、現在の小売売上の底上げが図られていると感じる。自民党の総裁選を経て、政権が岸田内閣から石破内閣に変わり、金融経済政策の大きな路線変更はないものの、将来、増税へ舵を切る可能性があることから、市場や消費者は警戒と不安を感じている。今もなお終わりを見せない物価高に対し、既に消費者の財布のヒモは非常に固くなっており、生活者にこれ以上の負担増を強いると消費は冷え込むことにしかならない面も含め、遠くない先で政局が不安定化するリスクは消費、経済にとってマイナスの要素である。また一方で、最低賃金の大幅な引き上げを提唱しており、今秋も全国的に5%以上の引き上げが行われる中にあって、中小企業は疲弊感が拭えず、販売価格への転嫁もままならない中、更なる今後の要求に対しては地方の中小企業(小売店)の体力がどこまで持ち堪えられるのか、不安を感じる。香川県が進めるサンポート地区の開発やプロムナード化、また、中央公園や周辺(番町交差点の横断歩道化)の整備はスピード感を持って取り組んでもらっており、面として繫がる中央商店街にとっても将来の展望(賑わい創出)は明るくなり、有り難いと感じている。来年開催の瀬戸芸や万博を絡めて、今後も増えるであろう県外やインバウンド客に対しても、中央商店街として何らかの協力体制でお迎えしていかなければならないと考えている。
高松市② 8月に続き猛暑日が続いたが前半連休までは商店街の賑わいもまずまずと思われた。後半の連休辺りは人流は少なくなり、インバウンド客が大半のように見えた。商店街イベントで7月に販売したプレミアム券の期限が9月末なので大半の参加店舗に駆け込み客が来店したと思われる。お客様からは「物価高騰の中でプレミアム付き商品券は非常に助かる」との声も多く聞かれた。
丸亀市① 商店街の通行量には変化がないが、外国人が目立つ。パン屋に続いて薬店が閉店した。家賃が高止まりで開店する店がなかなか見つからないようだ。
丸亀市② 9月は国民の祝日にかかわる3連休が2回あり、観光客などが目立った。日常の買回り品の販売は不振が続いているが、飲食などは好調な店が多い様子で、3連休の金曜・土曜の夜は混みあっていた。異常な暑さの9月で、高齢者を中心とした街への人出に、悪影響があったと感じている。商店街の「最後の薬店」が廃業し、街で薬を買えなくなった。
観音寺市 売る方も買う方も固定支出を除いてどうしても日々の生活に必要な食料品や子育て関連、日用品、消耗品の次に小銭で賄える程度の趣味嗜好品の支出さえ未だに引き締めに動いていると感じる。地元の秋祭りの端役を務めているので分かることであるが、子供の数が少ない。また、ヤングファミリーの祭礼参加が少ないと感じる。
サービス業 ディスプレイ 大型物件の完成により売上げは増加したが件数はほぼ横ばいである。最終四半期の売上げの見込みがまだ立たず、最後の営業努力を必要とする。人材不足が深刻であり、様々な手法を試しているが雇用が困難な状況は続いている。
情報 デジタルシステム開発関係では、一時的にAIなどの話題はあるもののソリュションが低迷している。今後、サンメッセ香川で開催の香川DXフェアや東京ビッグサイトで開催の中小企業新ものづくり・新サービス展に出展が予定されている。
美容 この度、厚生労働省の第2回理容師・美容師専門員会が9月12日に開催され、理容師・美容師育成施設の授業方法等が検討された。主な論点は①必修科目と選択科目の履修内容②必修科目と選択科目の履修単位③養成施設における実習の在り方等が検討され、今後、理容所や美容所に於いて対応が求められることとなる。
建設業 総合建設 原材料価格の高騰は依然落ち着く気配が感じられない。高コスト化が慢性的に続いているが、発注者への価格転嫁はしづらいため、利益を圧迫している。また、人手不足も改善の見込みがない。様々な要因があげられるが、その一つとして休日取得状況がある。他産業と比較しても、4週4休以下で就業している者の割合はかなり高い。
板金工事 公共案件がかなり減少している。民間企業の設備投資の期待も薄い。
運輸業 タクシー 令和6年8月の輸送実績は対前年同月比で営業収入102.5%、輸送人員は104.7%と増加した。
トラック 令和6年8月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は0.2%減となり、対前月比では11.2%減となった。また、8月分利用車両数の対前年同月比は0.9%増となった。
     
 

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