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【前年同月比】         
           
 

令和7年1月の景況
 ……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維 工 業 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
輸 送 機 器 製造業
そ  の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】
(1月の景況から)      
       
集計上の分類業種 具体的な業種
(産業分類細分類相当)
組合等及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 惣菜 年度末も近づく昨今、食料品物価の見通しが付かず、来期予想が大変難しい状況である。
調理食品 組合員の出荷量推移は前月対比123.5%、前年同月対比で107.8%(12月分)であった。
冷凍食品 日本冷凍食品協会による11月の冷凍食品生産数量は昨対110.1%となり、前年を大きく上回った。カテゴリー別ではフライ揚げ物類が103.3%、フライ類以外の調理食品が111.2%、菓子類が115.4%となり、全てのカテゴリーで前年を上回った。業態別では市販用は111.5%、業務用が107.6%と両業態で前年を上回った。2025年も年初から原材料費、人件費、物流費、エネルギー費等の要因により、家庭用商品の値上げが続いている。メーカーとしては、価格転嫁と仕事量確保の双方を考慮して対策を打たなくてはならない。
繊維工業 手袋 1月は昨年より寒い日も多かったが、もはや冬商戦は終わっており、店舗では売れてもメーカーの出荷は増えていないのが現状である。店舗の在庫が減り、返品が少しでも減ることに期待するばかりだが、店舗の在庫は来冬の受注に影響する重要なファクターなので注視している。
木材・木製品 家具 資材価格の値上げが続いており、価格転嫁が追い付かない。地産地消やSDGsへの取組など、森林再生を目指す香川県産広葉樹利活用の家具の受注は徐々に増えている。
製材 住宅需要が前年に比べかなり落ち込み、住宅着工数は減少している。物価高により住宅の値段も高騰、景気の悪化などが原因として考えられる。
木材 諸物価の高騰により新築住宅着工戸数の減少が続いており、苦しい業況で我慢を余儀なくされている。
印刷 印刷 1月は毎年閑散期であり、売上が低迷する時期である。お客様の状況も2月後半から動き出してくるので、それに向けて仕掛けていきたい。
窯業・土石製品 石材加工 産地内の全体的な受注の減少が、一部の事業所の労働者にとって先行き不安の理由となり、職場を離れるケースが発生している。労働者不足の中、更なる労働者不足を引き起こしている。
鉄鋼・金属 鉄鋼 期末が近くなり、一部の業種で仕事が動いている。ただ、売上が悪くなっている会社もあ
り、全体を見ると微増のようである。
建設用金属 建築鉄骨業界は、県内見積が少なく受注量が減少しており、工場稼働率が低下している。そのような環境下において受注単価の下落・材料高騰・人件費UPなど課題は多く経営面も影響が出て厳しくなっている。
輸送機器 造船 前月と同じく業況に変化はない。人員も仕事量も大きな変化はなく、低調に推移している。
その他 うちわ 職人の高齢化により業者の廃業が出ているため、今後の生産力が心配される。
漆器 2月7日から9日に栗林公園奨励館で「漆器まつり」が開催される。インバウンドの動向を期待している。
綿寝具 当組合で受けている仕事は昨年より多いので、仕事量は例年並みである。小売店舗は苦戦しているようである。
卸売業 農薬 仕入れ価格は12月から上がり、販売価格は1月から上がっている。在庫分は12月中に販売し、確保できていないものは新価格で販売した。
小売業 青果物 商品の出荷量が少なく生育不足に加えて良質な物が少なく高値が続いている。
石油 12月に続き、1月16日から激変緩和補助金の減額、第2段階が行われた。価格転嫁はおおむねできたようである。県外安売り業者による周辺地域SSへの収益圧迫の影響がある。
電機 年末年始も終わり、これから年度末に向け一息つける暇な時期である。IT関連の見積依頼が増えてきた。家電はこの時期、特に売れるような物はない。
商店街 高松市① 昨年12月に猛威を振るったインフルエンザも沈静化し、年明けには影響が出なかったのと合わせて、昨年は1月後半から影響の出たコロナの感染第10波のような感染拡大が本年はなかったことが、人流にとってはプラスであったと感じる。しかしながら、企業の年末年始休みが例年になく長期化となるスケジュールだったことが、恐らくは旅行やレジャー関連の消費は喚起できたものの、初売りや正月セールの小売りの現場にとっては消費喚起とはならずにむしろマイナスに動いたと感じた店舗も多かったようである。また、昨年初めて開催された1月上旬の百貨店催事(食品)が本年も昨年に引き続き大反響であり、年間でも最高の集客催事となっており、その余波は商店街の通行量にもプラスとなるほどであった。物価高騰は依然として続いており、一般的には消費全般は節約志向で、余分なものは購入しないとの堅実な動きではあるが、一方、高額品需要は衰え知らずの状況が維持されており、また、インバウンド客による消費も堅調で、今後も春節を含め客数が増え続けると思われることから、まだまだ小売店、飲食店売上にはアプローチ次第では伸び代があると考える。県立アリーナが2月末にオープンするのに向けて、県はアリーナ周辺に駐車場を整備しない代わりに中心市街地に既存の大型の駐車場数ヶ所と連携して運用(イベント開催日のピストンバスの運行や新設のアプリを使った駐車場の空き情報案内等)する方策や港湾地区から商店街エリアへの回遊性向上に尽力いただいており、商店街としてもその効果に期待を寄せている。
高松市② 正月は天気に恵まれ、まずまずの賑わいを感じた。6日頃から気温が下がり10度以下の日が続くようになり、更にコロナ・インフルエンザ感染者数の増加等、外出を控える要因になったと思う。中旬が大幅に減少したようにみられる。飲食関係者からも同じような情報を得た。野菜の高騰で値上げをせざるを得ない苦しい状況で、これが続くなら店を続けるのは難しくなる。「巳年にちなんで何とか頑張りましょう」の挨拶も、苦笑いが出る状況である。
丸亀市① 例年もそうであったのかも知れないが、寒い日が正月から続き、人出も余り多くはなかったようだ。個々の店舗の開店も6日からというところが多かった。
丸亀市② 全体の業況は「とにかく悪い」の一語に尽きる。特に1月は、目立ったイベントや行事もなく、街は静まり返っている。物販の悪さは以前のままだが、飲食も原材料の値上がりの影響を受けて、業況は悪い様に見える。生活者も、インフレの進行で「カネを使わない。生活防衛する」という生き方が、広まっていると感じる。
観音寺 地域の実情として、ごく近隣の好立地にある、有力大型衣料直営店が閉店し、さらに交通の利便が良く、周辺の発展が見込まれる隣市へ移転する。取扱は衣料や雑貨の廉価品である。都会資本の思い切りの良い、早い決断と実行に感心する。その事が、我が街に良い事なのかどうか、分からないまま、静かに成り行きを見ている。国内大手ファストファッション店にない専門性・個性・高額商品を丁寧に対面接客販売する事を心掛けている。
サービス業 情報 新年になり、業績につながる問合せが増えるなど、状況が好転している。
美容 小規模零細事業者が中心の美容業界に於いては、この度の被用者保険適用拡大に係る生活衛生業界としての対応について、昨年末から関係方面への要望等必要な活動を行ってきたところだが、この度、厚生省が当初提出していた案から急激な影響を受けないような改正案となっているようで引き続き注視が必要である。
建設業 総合建設 資材高騰対策について、公共工事においては、建設業法で「価格等の変動若しくは変更に基づく請負代金の額又は工事内容の変更」を記載した書面を相互交付することとなっており、変動へのリスク負担の扱いをあらかじめ定める規定がある。その後も更新があり、現下の資材高騰に対しては、それらの規定が少なからず活用されている。しかし民間工事において
は、施工途中での価格転嫁は難しく、見積時にいかに先行きを見据えられるかがカギであ
る。発注量の減少が懸念される。
運輸業 タクシー 令和6年12月の輸送実績は対前年同月比で営業収入107.2%、輸送人員は108%と増加した。
トラック 令和6年12月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は3.6%増となり、対前月比では3.2%増となった。また、12月分利用車両数の対前年同月比は5.3%増となった。
     
 

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